| Re_PlateSolve導入したNGC891 |
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12/2投稿済み写真に下記要素を追加しました。
①、撮影枚数増加 12/05,12/06両夜のデータを追加しました。 総撮影枚数:各180s,x187枚 総露出時間:561分(9時間27分) 12/05,12/06データは、子午線を跨いで撮影しています。
②、ノイズ除去にDeepSNR(フリーソフト)を使用 「フリーだけれど、有料のNXT相当」という触れ込みに引かれて使ってみました。 ・CUDA(GPU)対応なので、処理が速いです。 ・最終段階(ノンリニア)で使うと、シャド-クリッピングも施しているようで、 バックグランドがより黒く引き締まって中々良さそうです。 ・肝心のノイズ除去効果は??? ・一方で、モノクロLRGB前提なため、DSLR(OSC-CMOSも?)のカラー画像は非対応 →DSLRの場合は、CFA_Drizzle_integrationが推奨されています。
③、WBPPでRGB分割処理 WBPP処理時に、RGB分割処理のオプションを設定して見ました。 このオプションを設定すると、 ・最初にカラー画像をR,G,Bチャンネルに分割 ・各R,G,Bチャンネル毎にIntegration(スタック)まで処理 ・さらにR,G,B画像を統合して、カラー画像を生成 という一連の作業を全部自動でやってくれます。 とは言いつつ、デメリットもあって ・とてつもなくディスク容量を喰います。(今回は、236GB/2,902ファイル,13フォルダ) ・とてつもなく処理時間が掛かる。 →9時間44分56秒掛かりました。 この間、CPUがフルコア100%で動き続けます。 タスクマネジャーを見ると、壮観ですね。 これだけフルにCPUを使い切るソフトって、めったに見かけないです。。
④、GHS(Generalized Hyperbolic Stretch)を本格的に採用 これまで、GHSはノンリニアフェーズの後半で、星雲部分のコントラスト微調整だけに 使っていましたが、今回はGHSだけでストレッチをしてみました。 ArcsinhStretch同様色を維持しつつ、ピンクスター未発生のストレッチが可能に成りま した。
【結果】 NGC891のバルジ部がエッジに向かってなだらかに暗くなり、立体感が出てきた様です。 また、暗黒部の詳細も見えてきました。 さらに、星々の色乗りが良く成り、透明感が出てきた様です。 露出時間延長とRGB分割のどちらが利いたのかは、判断しがたいですが、露出時間延長の 方が支配的と思っています。
一方で1枚画像と比較すると、1枚画像の周辺部恒星で外側に発生している赤にじみ (倍率色収差)が最終画像では補正されています。 一度RGBに分離して位置合わせを施した効果が出ていると思われます。 この効果は、同一鏡筒で合成する場合は後でも出来ますが、異なる鏡筒間データを合成 する場合は、最初からRGB分割した方が良さそうです。
RGB分割をどのタイミグで行うか?については、もっと考えてみます。
「露出時間は正義」という言葉を聞きますが、実感しつつあります。
おまけですが、子午線反転画像を含んで合成しても、スパイダー光状の回転ズレは有 りませんでした。 →明るい光状が2本に割れているのはフォーカスが甘かったと思われます。
やまぎし [203] 12/12/(木) 17:35:47
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