マコト
こんにちは。TSについて、こんなよくわかる解説があったよという別のホームページをたまたまみてアクセスしてきたものです。 非常に、説得力のある説明で、各「そーだよそーだよ、そーーなんだよ」と頷きながら読みました。
僕は、自分が何者なのかわかりませんが、ただの男だと思っています。 会社でははじめは女として「おんなっぽく」していたのですが、 はじめは新鮮な女装もあっという間に苦痛になり、今では自然と トランスしてきています。
この夏、とある年上のすごい美女にふられました。 僕は計算ずくで彼女の元に行き(僕の家からはかなり離れたところ在住)、宿とってないやーと、彼女の家に転がり込みました。 僕達は、いい友達でいました。でも、僕は一方的にほれてしまったのです。 彼女を抱きしめて告白すると、彼女は僕の気持ちをわかっていて警戒していたといいました。そして「つらいよね。でも、私は応えてあげられない。ごめんなさい」と頭を撫でられながらきつい言葉を ききました。そこで彼女は言ったのです。 「あたし、前も女の人にせまられて・・・・やっぱり女はねえ・・・」 僕にはその一言が、ごめんなさいよりハンマーで殴られたくらいきつかったです。 「じゃー、僕が形が女だからだめなわけ?男だったらどーなんだ。 貴女にはわからないかもしれないけど、僕はただの男なんだよ」 そう言いたかったけど、ショックでいえませんでした。
しばらくして、僕は彼女を信じてありのままの僕のことを手紙で 伝えました。僕はこのまま着ぐるみのままで、手術する勇気も 金もなく、あきらめなくてはいけないと。 それに、「僕だって男にせまられたら困っちゃうから、気持ちはわかります」といってしまった・・・。 「体変えなきゃはじまんないじゃん」とおっしゃるかもしれませんが、その通り。でも、多分僕はこのままで、できる限り自分の好きな外見でやっていこうと思っています。
彼女は、あなたの心の真実を汲み取りきれなかったことを許してほしいといいました。わからないことだし、同じ痛みは共有できないと。 僕が生まれもってしまった「業」なのかもしれないと。 「あなたはこれからもうそぶいて飛び回る。ものすごい苦しみがあるかもしれないけれど、苦しみは誰にでもある。それがあるからといって人生を謳歌できないとは、私は思わない」といわれました。
そんなことを言ってくれてはいましたが、実際また会ったら(なかなか面と向かう勇気がない)よくわかってくれないのかもしれません。わかってくれというのは、難しいのかなとも思いました。 でも、好きな人に(彼女はこれからもなんだかんだ付き合っていかなきゃいけない人なので・・・)正直に言えたことは、そしてそれを彼女なりに受け止めてくれたことには、感謝しています。 まあ、でも、男女の友情はなかなか成立しづらいですからね・・・
いつか、さっぱりできたら、Tさんの解説を、彼女に読んでもらいたいなと思っています。では。
[284] 2002年08月18日 (日) 01時27分
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