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病室で迎えを待つ。
手術部まで歩いていった。ぞろぞろ 買い物みたいに付いてきた家族はここでSTOP。
自動ドアがスルスルと開いて… 閉じかけのドアの向こうでみんなが手を振っていた。
この部屋は手術中の家族の待機所。
一方、世話役は広い廊下を更に奥に進んで 06の手術室の中へ。 部屋には信じられない位たくさん人が居て パーティーみたいに賑やかに迎え入れてくれた。 そしてワイワイと 世話役を真ん中の手術台に連れて行った。 倒れた十字架みたいな手術台に登ると いっせいに沢山の手が伸びてきて世話役を縛り付け、 そして大きな無影灯が幾つも中央に寄ってきた。
だれか耳元で眠くなりますよとささやいた。 チト抵抗してみたが、たちまち意識は消え去った。
そして次の瞬間、世話役はたたき起こされた。 『山川さ〜ん!終わりましたよ〜っ!』
うそだろ〜まだ寝てねえよ…と思うくらい あっけなく、手術は終わってしまった。
結局、何の記憶も無いまま 8時間半に及ぶ心臓バイパス手術が完了した。 優秀な医師団とスタッフと、 家族と仲間と関係の皆さまの大変なご努力のお陰で 何とか奇跡の生還を果たすことができた。 感謝感激だ、心から御礼申し上げる。
ちなみに最後の写真は手術の夜のICUの看護婦さん。 超やさしくて世話役が独身だったら結婚していたぜ♪
おおきなお世話役 [7064] 03/31/(月) 01:36:47
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