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平潟神社近くの田中小児科医院は このたび取り壊すことになって 随分たくさんの品物を頂いた。 タライや桶、行李や茶箱、木製の本棚など 病院の永い歴史を物語る懐かしい道具が いっぱい詰まっていて、 まるで昭和の資料館のようだった。
アンティークな子供用ベッド。 このほか寝具や食器棚、待合室の長イスも貰った。 いずれも子供向けに千代紙が貼ってあったり ペンキが塗ってあったりして、 玉蘭先生の人となりが偲べるものばかりだ。
この火鉢も頂いた。もっと大きいのもあったが 引っ張り出したら割れていた。 水を張って水蓮を咲かせて 渇水期のオタマジャクシの避難所に利用する。
昔のしっかりした造りの手塩をかけた道具は コマランドや森のようちえんに 何の違和感もなく溶け込んでしまう。 以前に勘定役と 子どもの手作り作品はどんなに不恰好でも 「森にしっくり来るよね」と話したことがある。 どうしてもブルーシートや プラスチックの波板や金属類は 愛情が感じられないし、眼に障る。
ロマンと冒険の森なのだから それにふさわしいシチュエーションを 作り出してゆかねばならない。 まず我々が、そういう感性を磨くことだ。
おおきなお世話役 [3556] 06/10/(水) 00:28:54
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