[146] 題名:2025春 振り返り 名前:烏 投稿日: 2025/04/02(水) 22:42
横浜、19年ぶり4回目の優勝。佐々木氏は見事ワンツーフィニッシュ、また予選落ちしたとはいえ585氏も◎▲的中おめでとうございます。
決勝も磐石と言える強さ。試合前は4-1,4-2か?などと言っていたが蓋を開けてみれば序盤から圧倒。下重、石垣を見た後では、渡邉の140キロ前後は打ちごろでしかなかったということか、いやはや横浜打線恐るべし。それまで自動アウトだった織田まで打ち出したのは笑った。大会通じて尻上がりに状態を上げていった阿部葉は、まさに今大会の横浜を体現する存在であり、文句なしのMVP(奥村頼もMVPの資格はあったが、決勝戦の内容の差で阿部葉がMVP)。奥村凌、為永の攻守の冴えっぷりも見事で、いぶし銀キャッチャーの駒橋も貢献度が高い。三年生がきちんと機能した横浜に隙はなかった。
かつて横浜は、松坂世代以来勝ちまくっていた00年代の途中、06年08年と立て続けに大阪桐蔭に大敗して一気に凋落した過去がある。入れ替わるように、10年代に相模が原時代以来の全盛期を迎えたことも、凋落に輪をかけた。近年では内部のゴタゴタもあって、村田監督としてもこの世代に賭ける思いは強かったのではないか。ギリシア氏も触れている通り、昨夏の桐光戦の猛抗議は、そういった思いが横溢した結果だろう。村田監督は選手時代は二年次にセンバツ準優勝、三年次は当時一年生の福田にスタメンマスクを奪われるなど、どちらかといえば不遇の選手だったが、ようやく報われた感がある。最後に奥村を投げさせなかった点も、結果的に夏に向けては好材料。優勝してなお不完全燃焼感の残る大黒柱が、夏に向けて更にもう一段成長したら、とんでもないチームになるだろう(逆に言うと、今の三年世代が抜けたあとの横浜はかなりキツくなるだろう)
一方で智辯和歌山は、大敗したとはいえ十二分すぎる結果。渡邉も昨夏のような吠えまくるスタイルではなくなっており、成長を感じた。ただ、やはり痛かったのは投手陣の伸び代のなさだった。宮口は昨秋ほどではなかったように思えたし、渡邉も球速のギアをもう一段上げないと流石に夏は厳しそう。その反面、打線は全体的にかなり迫力があり、流石は智辯と思わせられる。
ただ、既に散々言われている通り一枠から四枠のいわゆる「左のヤマ」は明らかに猛者揃いで、相対的に反対側のヤマとはレベル差があった点は否めないと思う。ギリシア氏が指摘している近年の関東勢の躍進についても、数年前からシニア・ボーイズの全国大会で関東勢が席巻するようになっていたことと決して無関係ではないだろう。特にボーイズなど一昔前は近畿の牙城であったが、最近はそうでもないのが驚き。こうした人材供給源の変化は、近年になって大阪桐蔭や智辯和歌山が関東からも集め始めている点も含めて、興味深い動きではある。
一枠 花巻東(的中)
花巻は相変わらず、きちんとチームを仕上げてくるなという印象。ただ、安心感が出てきた分、ここ数年のスタイルでは4強以上に食い込んでいく姿が想像しにくいのもまた事実。菊池世代のような爆発力が期待できないというか。今年の新入生はだいぶリクルートが良かったとも聞くが、核となる投手が出てくれば、久々に激走の予感も漂ってきそう。今後に要注目。
二枠 敦賀気比(健大高崎)
明徳が健大高崎に食われるところまでは予想できたが、健大高崎の力を侮りすぎていた。石垣が万全でなくとも勝ち上がってしまう底知れなさは、ある意味では横浜以上のインパクトがあったと言える。しかし昨春あたりまでは佐藤の代役くらいの扱いだった石垣はとんでも無いところまで来てしまった。もはや佐藤が100%の状態で復帰してもエースナンバーは奪回できないのではないか。それくらいの投手になった。明徳は、馬淵が吠えなくなるタイミングをひたすらに待つのみ。
三枠 横浜(的中)
市立和歌山、沖縄尚学が結果的に株を上げたブロック。市立和歌山の丹羽はとんでもない投手になるかもしれない。尚学も状態が悪かったとはいえ織田を攻略した打撃は見事。組み合わせ次第でもっと走れた両チームだろう。
四枠 山梨学院(西短)
正直なところ、今大会で一番当てるのが難しいなと思ったブロック。見事的中させたギリシア氏の予想も読み返したが、やはり自分では買えないと思う。高校野球は難しい。山梨学院は菰田の152キロで話題は振りまいたが、やはりここは予想に組み込むと来ないの法則。組み込まなかった23春は優勝したから、相性が悪いのか。来春あたりでもう一度狙うのもアリかと思うが、はてさて。
五枠 広島商(的中)
開幕直前に東洋のコンディション不良情報を得てスイッチできたことが、結果的に完走につながった。今後も、春はパドックを基軸とした予想にしていきたいが、ここ最近は練習試合の情報もだいぶ少なくなってきた。やはり学校サイドも統制を厳しくしているのだろうか。阪下の状態は心配だが、勝負の世代だったはずの岡田親方にとっては計算外だろう。夏を逃すようだと、かなり厳しくなるのでは。門馬や永田、既に高校野球からは退いたが鍛冶舎のように二校目で苦戦する監督も最近多くなってきた。
六枠 智辯和歌山(的中)
智辯和歌山の勝ち上がりは圧倒的だったが、決勝を見た後だと、結果論だがこのヤマで大敗したチームは少し心配になる。まあ千葉黎明もエナジックもこれからのチームではあるが。両校ともに激戦区からの初出場、このまま消えるか定着するか?
七枠 常葉菊川(聖光学院)
ここも難しいな。高松商と早実を見切ったところまでは良かったが。二回戦は、早実と聖光それぞれの初戦を見た後では十中八九早実が勝つと思ったが。聖光学院の徹底した中村対策は天晴れの一言。
八枠 東海大札幌(浦和実)
その聖光学院の対応力をもってしても打てなかった浦和実・石戸は今大会最大のブレーク枠。完全に言い訳になるが、「センバツ初出場の埼玉勢」は過去にも浦学、大宮東、花咲徳栄、聖望学園など定期的に大激走した実績もあるため、気にならないではなかったのだが、秋に見た矢吹の印象で東海大札幌に引っ張られてしまった。春と秋は別物、と自ら宣っておきながらこの体たらく。猛省である。
[145] 題名:25センバツ優勝予想 ベスト8予想 反省文 名前:ギリシア 投稿日: 2025/04/01(火) 18:48
横浜高校おめでとうございます。
「横浜1強」最高に格好いいスローガン通リの圧倒的な優勝でした。
歴代の優勝校と比較しても強い部類に入ると思います。
有言実行男、リアルバトルスタディーズ阿部葉太は本物中の本物。100点満点の仕事ぶりが光った千両役者。
ノーステップ打法もものにしていて大谷翔平がプレーしているようでした(沖縄戦の先制ホームランは圧巻。センバツ球春譜によく出てくる松井秀喜の宮古戦を彷彿させる右中間最深部への文句なしの1発)
奥村投手の「イマキュレートイニング」にも痺れた(この野球用語は初めて知った。でもこれドカベンの不知火やタッチのタッちゃんもしょっちゅうやってたような)
「片山の1球」も試合を決定づけました。村田監督の采配、最高。「やれることは全部やる」故木内監督に通じるものがある。
3人の予想家の方々も◎横浜本命的中お見事です。私一人だけ足並みを揃えられなくて申し訳ないです。
横浜に詳しいSINCE氏も参加していたら「横浜1強」一択で◎横浜〇なし▲なしで当ててただろうなあ。
>ヒラタがぶっ壊した横浜の野球を村田が取り戻しつつあるのは事実。
守備が破綻せず、パワー負けしなければ負けにくいかつての横高に戻ってきている。
彼は22年選手権予想の時から村田監督を評価している。誰よりも早くこの日の横浜を予言していたのだ。
私も緒方(国学院大)杉山(西武)の横浜大好きだったのに・・・そこから繋がる現チームを買えないとは情けない限りです。
SINCE氏に顔向けできない。
23年の慶應とのあの試合に阿部葉太主将は出ていたわけですからねえ。
沖縄尚学に勝った時に優勝したなと思いましたね。遅すぎました強さに気付くのが。
データもアシストしてました。
関東勢が3年連続センバツ8強に3校以上進出は52年ぶり。
センバツで関東勢3校以上が3年連続で8強入りしたのは、
1971〜73年以来52年ぶり2度目。
71年 日大三 (東京) 木更津中央(千葉)深谷商(埼玉)
72年 日大桜丘(東京) 日大三 (東京) 銚子商(千葉)、
73年 横浜 (神奈川)作新学院 (栃木) 日大一(東京)
71年は日大三、72年は日大桜丘、73年は横浜が優勝した。
23年 山梨学院(山梨) 作新学院(栃木)専大松戸(千葉)東海大菅生(東京)
24年 健大高崎(群馬) 中央学院(千葉)山梨学院(山梨)
25年 横浜 (神奈川)健大高崎(群馬) 浦和実 (埼玉)
23年は山梨学院、24年は健大高崎、25年は横浜が優勝。
71〜73年に関しては東京勢を入れてるのがどうかとも思いましたが・・・
23〜25年は関東勢だけで達成。
今大会、関東勢の実力がずば抜けてました。
メガネ氏がよく言っていたように、まず地区レベルを見極めることが大事ですね。
◎横浜
〇健大
▲浦実
関東3つが正解だったようです。
◎横浜
〇なし
▲なし
もしくは文字通リ「横浜1強」
◎常葉
〇明徳
▲青山
関東ゼロのこれでは・・・恥ずかしい。
せめてこう
◎横浜
〇智和(西短、花巻、早実、常葉)
▲なし
「横浜1強」+未対戦組
横浜1強で幕を閉じた今大会。
◎大本命、横浜の相手になるチームはいなかった。
それでも〇対抗をあえてつけるなら未対戦組。
対戦して負けていたチームや同じレースを走ったチームは排除してよかった。
何故なら一冬越えて追いつくどころか差が広がっていたから。それほど横浜からは鬼気迫る覚悟が感じられた。
対戦組
関東大会
浦和実2−3横浜
健大高崎3−4横浜
明治神宮
明徳0−2横浜
東洋大姫路1ー3横浜
広商3ー4横浜
同じレースを走った組
関東大会
山梨学院、千葉黎明
明治神宮
敦賀気比、沖縄尚学、東海大札幌、大垣日大、聖光、二松学舎
これだけで13チーム消せる。
未対戦組
智弁和歌山、花巻東、早実、常葉菊川、
この中から〇対抗▲単穴を選べばよかった。
その上で最近の私は競馬で1番人気を◎本命にすることも多いので、高校野球も1番人気の横浜を◎本命にしなければならなかった。
今回、強すぎた横浜を買えなかったことで惨めな思いを味わった。
出てくれば必ず1番人気になる大阪桐蔭ではなかった感覚。「大阪桐蔭は買えなくてもいいや」と負け惜しみを言ってたんですが・・・
横浜だと「何故、横浜買わなかったんだ」と後悔した。同じ1番人気なのに・・・
競馬ではようやく1番人気を買えるようになってきた。
25フラワーC (◎パラディレーヌ) 1人2着
25中山記念 (◎シックスペンス) 1人1着
25共同通信杯 (◎マスカレードボール) 1人1着
25AJCC (◎ダノンデサイル) 1人1着
25シンザン記念 (◎アルテヴェローチェ) 1人2着
24ホープフルS (◎クロワデュノール) 1人1着
24東京スポーツ杯 (◎クロワデュノール) 1人1着
結構成功してるんですよね。
皐月賞も圧倒的1番人気が予想されるクロワデュノールに◎本命打ちます。
もちろん◎本命つけられなかったレースもあります。
25中山牝馬S (クリスマスパレード◎) 1人3着
25チューリップ賞 (ピップデイジー◎) 1人3着
25オーシャンS (ママコチャ◎) 1人1着
25ダイヤモンドS ヘデントール◎ 1人1着
24ジャパンC (Xドウデュース◎) 1人1着
▲青森山田で無謀な挑戦をしてしまった。
しかも「横浜横浜」で頭がいっぱいで実力校、沖縄尚学に弄ばれて終了のていたらく。
横浜は喧嘩を売ってはいけない相手だった。
これを機に高校野球予想でも1番人気に積極的に印を打っていきたい。
「横浜1強」に価値観を変えられた。
「大阪桐蔭」ではそうならなかったんだが・・・
村田監督の記事はどれもいいですね。
23年選手権予選決勝のあの時から、沢山の記事をパソコンに取り込んで保存してたんですけどね。パソコン内には横浜の記事が圧倒的に多かった。
出て来たら横浜◎本命にずっと考えてました。
>リアルバトルスタディーズ狩野笑太郎こと阿部葉太率いる横浜1強の今大会。
奥村と織田の左右のエースに阿部葉太。
横浜の単勝は自分の中では1.9倍。横浜1強もその通りだと思う。
疑惑の判定から始まって、慶應優勝のどん底から這い上がってきた物語も神宮優勝で終わったとは思わない。
ここまで書いといて直前に悪い顔してしまった。
馬鹿すぎますね。
お口直しに横浜の記事で締める。
お気に入りはこの記事。
去年夏の桐光学園戦。
【高校野球】横浜が異例7度の伝令後…打線爆発 村田監督「納得して勝つ!」でナインに火ついた
◇第106回全国高校野球選手権神奈川大会
準々決勝 横浜9―2桐光学園(2024年7月20日 保土ケ谷)
横浜は9―2で桐光学園に7回コールド勝ちし、準々決勝を突破した。
6回表には2失点で1点差に迫られるも、直後の裏の攻撃で一挙6得点を奪った。
強豪対決に大勝した村田浩明監督は「桐光さんに秋負けて、そして昨夏は慶応さんに負けて、ダブルで雪辱だってずっと言ってきた。重なったので凄い強さを出してくれた」と振り返った。
昨夏の神奈川大会では、慶応との決勝で判定トラブルがあった横浜。またしても意見の分かれる判定が下った。
横浜が3―1とリードして迎えた6回の守備。
1死一、三塁から二ゴロ。二塁手がボールを捕球し、一塁走者にタッチした。
その際に一塁走者と二塁手が衝突。そのため二塁手のプレーが止まり、打者走者は一塁セーフ。三塁走者が生還した桐光学園が2点目を奪った。
二塁手は衝突によって、その場で膝を突いた。
これには横浜ナインも「守備妨害ではないか」といったゼスチャーをした。
審判団は協議するも判定は変わらず。得点を認めて、2死一、三塁とするジャッジを下した。
横浜ベンチは伝令を送り、判定確認をするも覆らない。
横浜と審判団の見解は異なり、伝令の選手が7度も審判団に確認を取る事態となった。
横浜は昨夏の神奈川大会決勝で、慶応に敗れていたが、その際にも判定でトラブルがあった。
村田監督は「審判さんを本当にリスペクトしています」
とした上で、「去年の形があって、負けられない思いだった」とナインの気持ちをくんだ判定確認だった。
判定確認終了後には選手に「納得して勝つしかない!」と言葉をかけた。
ハートに火が付いた選手たちは直後の攻撃で一挙6得点。
桐光学園相手にコールド勝利を飾った。
大人の本気が少年たちの心に響いた結果、今年のような強いチームが出来上がった。
◎本命 常葉菊川 ハズレ A 横浜
うーん。石岡監督が若かったか。
石岡監督も試合後のインタビューで自分が選手の邪魔をしてしまったと言ってましたけどその通りでした。
監督が認めたミスは9回の攻撃。
1番の佐藤がノーアウトからヒットで出塁して絶好の先制のチャンス。
ここで2番、強打者の児玉に打たせればいいのにバントさせようとしてカウントを悪くしてしまって結局凡退(タイブレークの時は逆にバントでいいのに強行させてライトライナー。ランナー進められずチグハグ)
次の打者にも焦ってエンドランのサインを出して失敗。チャンスを潰した。
まあ◎本命、常葉菊川には後悔はない。
聖光無茶苦茶粘り強かったし・・・10回、2−0で2死満塁まで追い詰めたのに。あのボークは何なんだ。
ただしフォローすべき〇対抗、明徳。▲単穴、青森山田には大いに悔いが残った。
〇対抗も▲単穴も相手が悪すぎてフォローになっていなかった。
明徳1ー3健大高崎。青森山田3ー6沖縄尚学7ー8横浜。
これが今回学んだ反省点。
ベスト8予想で当てた智弁和歌山に〇対抗だと予選は突破出来た。▲単穴、西短、花巻東でも同じく突破。
〇対抗 明徳 ハズレ A 智弁和歌山 健大高崎
明徳のこのデータ
03年 選手権 2回戦敗退 1−2平安(3回戦敗退)
04年 センバツ ベスト4 6−7済美(優勝)
13年 選手権 ベスト8 3ー4日大山形(ベスト4)
14年 センバツ ベスト8 5−7佐野日大(ベスト4)
24年 選手権 3回戦敗退 2ー3関東一(準優勝)
25年 センバツ ?
3度目の正直を狙ったものの、その対極にあった2度あることは3度あるのほうでしたね。
この視点がスコーンと抜けてました。
25年 センバツ 初戦敗退 1ー3健大高崎(ベスト4)
ちなみに夏の明徳はどちらでしょうか。
04年 選手権 3回戦敗退 5ー7横浜(ベスト8)
14年 選手権 2回戦敗退 3ー5大阪桐蔭(優勝)
25年 選手権 ?
十中八九、2度あることは3度あるのほうでしょうね。
▲単穴 青森山田 ハズレ A 浦和実 西短
烏氏が言われたように浦和実に▲単穴打てるのが真の玄人。
>浦和実の苦節37年目の監督さんには頭が下がる。
あの浦学と目と鼻の先にグラウンドがあり、否が応でも浦学の威勢のいい掛け声が聞こえてくるという環境なんだとか。
ヤンチャな子が多い浦学とは真逆の選手層。そこからよく甲子園初出場にこぎ着けたものだ。
選手権の話だが、88年の浦和市立のように初出場ベスト4を期待したいが・・・
私もベスト8予想のところで触れてはいるんですよ・・・
あーあ。1度消した滋賀学園など買わずに浦和実買えばよかった・・・
だけど期待したいがじゃダメなんですよね。
もっと確信を持たないと買えない。
石戸投手やチームを雑魚扱い、色物扱いしてしまった。猛省したい。
涼しい顔で飄々と投げる石戸投手。あの独特のフォームは打ちにくい。横浜があまり点を取れなかったのも納得。
誰かにちょっと似てるなと思ったら中日のレジェンド山本昌。そりゃ打てません。
しかしこれ競馬でいえば18頭立の18番人気が3着にくるようなものですからね(こういう大万馬券を取りたい)
苦節37年。「甲子園の女神」様からご褒美ありましたね。
それにしても弱小野球部の監督を37年って。最初聞いた時はどんな刑罰なんだと思ってたら・・・こういうご褒美があるから辞められないんでしょうね。
懲役37年。ただご本人様の談によると「あっという間で楽しかった」そう。
甲子園出場で報われたどころかベスト4。もちろん星の数ほどいる卒業生を育てた自負は言うまでもない喜びであろう。
浦和実がベスト4で歴史に名を残したことは微笑ましい。
ベスト8予想の反省も
1枠 花巻東 的中
2枠 明徳 ハズレ A健大高崎
>健大は優勝した去年のチームより強いのでは疑惑がある。byトーカイカイロ風。
トーカイカイロけいすけ氏の言う通りだった???
最近全部は聞いてないからよくわからない。でも絶対言ってそう。
下重投手は数字が突出してたからいいのは分かってたんですが・・・
優勝争いに加わるという馬淵の口車に乗せられてしまった。
3枠 青森山田 ハズレ A横浜
>それでも青森山田で横浜1強と戦いたい欲が上回った。
素直に横浜を買えないのは病気のようなもの。
治療しなければならないと思っている。
4枠 西短 的中
5枠 東洋大姫路 ハズレ A広商
広商の野球部の組織化は素晴らしいなと書いてたんですが買えなかったのは痛恨。
さらに難聴の主務の存在もあったとは。
>広島商を導く難聴の主務 「妥協するな」にこめる元選手の思い
甲子園大会で春夏通じて23年ぶりの8強入りを果たした広島商には、ベンチにキーパーソンがいる。
学生服に身を包んだ記録員の加藤颯太(3年)。選手から主務に転身し、チームの士気を高めてきた。
練習で野球道具は持たない。ボールペン、ポケットに入る小さなノート、タイマー。
荒谷忠勝監督の指示を書き留め、練習を管理し、手を抜く部員にげきを飛ばす。
「本当はそんな厳しいキャラではないんですけどね」
もともと、対話を重ねて投手の良さを引き出す捕手だった。
ミーティングで発言することも多かった。高校2年の夏、そんな加藤の姿を見ていた荒谷監督から言われた。
「自分の言葉で人を動かせる力がある。ベンチにいてほしい」。
最上級生の1人が務める主務を打診された。
「加藤がやってくれれば日本一になれる」「加藤のチームを作ってほしい」。
チームの底上げに主務の役割がどれだけ大切かを熱心に説かれた。
断ろう、と思った。監督に頼られたうれしさより、選手をやめなければいけない悔しさが上回っていた。
そして、何より大きかったのが「両親に申し訳ない」という思いだった。
生まれつき両耳の聴力が弱く、補聴器をつけなければ会話は難しい。
ただ、聴力を理由に何かをあきらめることを、母・裕子さんは嫌った。両親や周囲に、主務になるのは聴力が理由だと思われたくはなかった。
自宅で母に相談した。監督から言われたことを説明するだけで、涙があふれた。
母も泣いていたが、「応援することは変わらんよ」と言ってくれた。
沈んでいた気持ちが楽になった。自分にしかできないことがある、と主務を引き受けた。
はつらつとプレーする部員を見て、気持ちが揺らぐこともあった。
でも、中途半端な気持ちでは日本一に届かない、と自らに言い聞かせ、朝一番にグラウンドに向かう。
「今日が最後だと思って、毎日を全力でやりきってほしい」。全力疾走を怠る部員には「妥協するな」と叱った。
嫌われ役に徹しても、3年生を中心に部員たちは「加藤の分までやらないといけない」とついてきてくれた。
監督からの指示が聞こえないときは、周りの部員が気づいて教えてくれた。
チームは攻守で隙がなく、昨秋の明治神宮大会で準優勝。今大会は優勝候補の東洋大姫路(兵庫)を破った。
荒谷監督は「チームの精神的な支柱は加藤」と言い切る。
部員数は出場校で最多に並ぶ81人。
練習着で白一色の部員のなかで1人、主務の証しである赤い帽子をかぶる。そんな紅一点≠ェ、広商野球を支えている。(平田瑛美)
6枠 智弁和歌山 的中
7枠 常葉菊川 ハズレ A聖光
聖光vs早実はハイレベルな試合。
聖光の強さが凝縮されていた。
インテリ斉藤監督いわく「精神を鍛えている」という伝統の強さは今後も侮れない。
8枠 滋賀学園 ハズレ A浦和実
なまじ滋賀学園が大阪桐蔭に勝った試合を生観戦したのが仇となりました。
しかしギリシアくんただでは転ばない。
大阪桐蔭を夏買う理由が出来ている。負けるところを生で観たから(佐々木氏に気づかれないようにひっそりと予約しておこう)
ただし試合後の大阪桐蔭の印象は記憶にない。この時点で選出の可能性も数パーセントはあったからか?
大阪桐蔭戦は朝一の第一試合だったのだが、その後に行われた今回準優勝した智弁和歌山の試合を観ずに帰ったことは言うまでもない。こういうところ持ってない。
数日後の智弁和歌山7−2滋賀学園にも智弁和歌山の強さが示されていたわけだが・・・判断が悪かった。
最後に低反発バット導入2年目の今大会。
総得点が大幅に増えたというのはいいニュースでしたね。
>低反発バットなのに総得点大幅増 導入2年目で見えるもの センバツ
低反発の金属バットなのに総得点が増えている――。
選抜高校野球大会は30日、阪神甲子園球場で横浜(神奈川)と智弁和歌山による決勝が行われる。
低反発の金属バットが本格的に導入されて2季目の今大会だが、準決勝終了時点で大会の総得点が既に前回大会を70も上回っている。
さらに、低反発バット導入前を含む2010年以降の各大会と比較しても、総得点数は上位に入る。
2010年以降で3番目に多い総得点
打球速度などが落ちる低反発の金属バットは、打球による投手の受傷事故防止などのために導入された。
本格的に導入されて1年目だった24年の総得点は、31試合で200だった。
一方、今大会は準決勝までの30試合で270となり、既に前回大会から大幅に増加している。
低反発バットが本格導入される直前の大会と比較しても、
第95回記念大会で出場36校だった23年は245(35試合)、22年は263(30試合)、21年は242(31試合)で、いずれも今大会の総得点が上回った。
2010年以降で比較しても、今大会は3番目に多い総得点となっている。
今大会を上回っているのは、引き分け再試合が2試合あった17年の333(33試合)、第90回記念大会で出場36校だった18年の331(35試合)だけだ。
1試合の平均安打数、犠打数も増加
前回の24年は低反発バットの本格導入により、得点や長打の減少が顕著な大会だった。
一方、24年と今大会の準決勝までを比較すると、攻撃面で数字がアップしている項目が目立つ。
本塁打数は今大会が6本(うち2本はランニング本塁打)。
一方、24年は3本(うち1本はランニング本塁打)で、金属バットがセンバツに導入された1975年以降で大会最少だった。
1試合平均の安打数は24年の14・61から17・30に増え、低反発バットへの対応力が向上していることがうかがえる。
一方、1試合平均の犠打数も3・87から4・20に増加しており、確実に走者を進めて手堅く1点をもぎ取る攻撃が浸透していることがうかがえる。
今大会の平均三振数は10・63で前回の12・42から減少している。【下河辺果歩】
日進月歩。低反発バットを克服する日は近い。
とこれでは締めない。反則とも言える木製バットの面白い記事を見つけた。
>1試合9本!ヤンキースで大流行「魚雷型改造バット」で本塁打記録がとんでもないことになる
ドジャース・大谷翔平が使用すれば、どこまで本塁打数が伸びるのだろうか。
メジャーリーグの名門ヤンキースの開幕3連戦の本塁打量産に、こんな声が高まっている。
ヤンキースは開幕戦こそ1番オースティン・ウェルズの1号など2本塁打だったが、
20-9と圧勝した第2戦では、初回に3者連続本塁打、しかも全て初球という衝撃的な幕開けに。
16安打中9本塁打と、豪快な花火を打ち上げた。
そして第3戦もその勢いのまま、アーロン・ジャッジの4号2ランを含む4本塁打の猛攻である。
仮にこのペースで本塁打を量産し続ければ、単純計算でシーズンのチーム本塁打数は756本。
これまでのシーズン最多本塁打記録が、2019年にツインズが樹立した307本であることを考えれば、異次元の数字になる。
この飛躍的な本塁打数増の背景にあるのが、ジャッジ以外の多くのヤンキース打者が使用し始めたバットにあるという。
長年、メジャーリーグの取材をするスポーツライターは、次のように話す。
「いわゆる改造バットのおかげかもしれません。これは魚雷のような形をしていますが、違反ではない。
MLBのバットの規定は、最も太い部分が直径2.61インチ(約6.6センチ)、長さが最長42インチ(約106.7センチ)と決まっています。
すでに3試合で3本塁打しているジャズ・チザムを筆頭に、ヤンキースの打者が使用しているバットの形状は、従来のものとは少し違います。
ヤンキースの分析官アーロン・リーンハート氏の研究の結果、多くの木材をラベル部分に集め、最も硬い部分で打てるようにしました。
そうするとボールにコンタクトしやすくなるらしいんです」
開発したのはMIT出身の理学博士、ヤンキース以外の球団でも使用選手が複数…話題沸騰「魚雷バット」の“基礎知識”<SLUGGER>
今、メジャーリーグで話題沸騰中の「トルピード(魚雷)・バット」。
通常のバットに比べてボールを捉えるエリアが太くなっていて、まるでボウリングのピンのような形状をしている。
このバットを使ったヤンキースの選手たちが本塁打を連発していることで、今、アメリカではさまざま論議が巻き起こっている。
新たなトレンドになりつつあるこの「魚雷バット」にまつわる基本的な事実をここで整理しておこう。
▼開発したのはMIT出身のアナリスト
この「魚雷バット」を開発したのは、昨年までヤンキースのアナリストを務めていたアーロン・リーンハート。
一部日本メディアでは現在もチームに在籍しているように書かれているが、
今季からマーリンズに引き抜かれて「フィールド・コーディネーター」という肩書で働いている。
現在48歳のリーンハートは世界的な名門マサチューセッツ工科大(MIT)出身の物理学者で、
ミシガン大で教鞭をとっていたこともある人物。
2022年からヤンキースのマイナー打撃部門に加わり、昨季からメジャー部門の主任アナリストへ昇格した。
ウェブメディア『The Atletic』にリーンハートが語ったところによると、
「魚雷バット」の狙いは「ボールを思いきり叩くことができるエリアを重くすること」。
バットの芯にボールを当てるのではなく、最もボールが当たりやすい箇所を芯にする逆転の発想とも言える。
▼ルール上は完全に「合法」
「こんな奇妙な形のバットはルール上OKなのか?」――そんな風に思ったファンもいるだろう。
実際、アメリカでは違法バットだと主張する向きも一部にあるようだが、結論から言うと完全に「合法」。
MLBの公式規則(3.02)では、バットの規格は「最も太い部分の直径が2.61インチ(約6.6センチ)、長さ42インチ(約106.7センチ)以内」とされているだけで、
実際にこの「魚雷バット」についても「ルールの範囲内」と見解を発表している。
▼実際にどんな効果があるのか?
上述したように、真っ芯で捉えるエリアが事実上広くなると同時に、打ち損じが少なくなるという効果がある。
実際に「魚雷バット」を使って本塁打を放った遊撃手のアンソニー・ボルピーは「年に1球でも(魚雷バットのおかげで)ファウルを稼げるなら使ってみる価値はある」
と語っているが、ファウルどころではない効果を得ているようだ。
また、コディ・ベリンジャーによると「重量配分がちょうどいい」とのことで、「手の近くが重くなっているので、むしろ軽く感じる」点が最大のメリットとも語っている。
▼ヤンキースの専売特許ではない
29日の試合で5本塁打を浴びたネスター・コルテス(ブルワーズ)が「去年も使っていた選手がいたことは知っている。何も新しいことじゃない」
と語ったように、「魚雷バット」はヤンキースの専売特許というわけではない。
この週末だけで少なくともジュニア・カミネロ(レイズ)、グレッグ・ジェファーズ(ツインズ)が実戦で使用しており、
ベリンジャーもカブス時代に練習で試したことがあったと証言している。
「魚雷バット」にとどまらず、バットの芯のエリアを広げる試みは、程度差こそあれ多くの球団が取り組んでいると言われる。
▼“魔法の杖”というわけにはいかない?
もっとも、この「魚雷バット」が球界全体に浸透すれば、一気に打高投低になる......と考えるのは早合点のようだ。
カルロス・コレア(ツインズ)は「カッター、スイーパー、スライダーのように外へ逃げる変化球はバットの先で捉えるわけだから、強く打つのがより難しくなるかもしれない」と指摘。
元捕手のスティーブン・ボート監督(ガーディアンズ)も「結局のところは、使う選手がどう感じるかだ。
バットがホームランを打つわけじゃないからね」と語っている。
「魚雷バット」の本当の効果を知るには、もう少し時間が必要かもしれない。
構成●SLUGGER編集部
このバットの流行が野球を根底から変えてしまいかねない、との懸念が上がっており、禁止した方がいい、との声も。
「大谷やジャッジらがこの改造バットに手を出したら80本塁打、90本塁打へと記録が伸びるかもしれない。
そうなれば従来の本塁打記録など、あってないようなものになってしまいます」(前出・スポーツライター)
確かに道具の革新が、そのスポーツを飛躍させる部分はある。
この「合法バット」は今後、どうなるのだろう。
(阿部勝彦)
今大会も花巻東の古城、赤間らが木製バットを使用していた。
是非とも「魚雷型改造バット」を手にして欲しい。木製バットって高野連は基準を課しているのか?盲点な気もする。
打倒「横浜1強」への強力な武器となろう。
[144] 題名:決勝 名前:佐々木しのぶ 投稿日: 2025/03/30(日) 06:55
烏氏、ありがとうございます。ご指摘のように横浜、2006年春の勝ち上がりと全く同じ感じですね。大会前から優勝候補、1、2回戦でそこまで強くないんじゃね、と思わせといて(難敵沖縄勢と当たっているのも一致)準々決勝からの大爆発。
高校野球トップクラスの左右の下重、石垣を攻略した力はさすがの一言。わずかながら、智辯より一日の長あり、と見るのが常道だろう。心配なのは沖尚戦で垣間見えた村田将のチキンハートのみ。ある程度リードを保った塩試合に持ち込みたい。
一方智辯。中谷将、浦実にだけは負けられないと相当プレッシャーがあったと漏らしていた。確かに負けたら、知ったかぶりのヤフコメ民から「こういうオール地元民の学校が全国から寄せ集めの野球馬鹿、失礼野球エリート校に勝つのが一番痛快」などと知ったかぶりされるのは目に見えているからだ。
試合中でもベンチで選手を怒鳴り倒す中谷将の方が腰は据わっている。渡辺投手の疲労、調子の上がってこない宮口投手は不安点だが、決勝で見違えた投球をする事も決して珍しくない。終盤勝負に持ち込みたい、とさして面白くない事を書いて、球場に向かいます。
[143] 題名:2025春 決勝予想 名前:烏 投稿日: 2025/03/29(土) 21:42
まずは佐々木氏、◎横浜と◯智辯和歌山の決勝進出おめでとうございます。私も最後は笑って終わりたい。
優勝予想 ◎横浜
準決勝第一試合、横浜vs健大高崎は思った以上に横浜が差をつけて勝った印象。今大会、やや不安だった織田がここに来て絶好調だったのが大きすぎる。上級生中心の上位打線も相変わらず頼もしい。休養も取って万全に近い下重をも容易く攻略した点は、決勝に向けての好材料。2回戦以降、毎試合タイムリーを放つ主将・阿部葉、昨年の健大高崎・箱山を彷彿とさせる活躍。W奥村、為永なども打撃の状態は良さそうだ。
一方の智辯和歌山、予想通り浦和実に完勝したが、思ったより石戸を打ちあぐねた印象。相手のエラー絡みの得点もあり、点差ほどの完勝感はない。織田、奥村頼のリレーを攻略しきれるかと言われると、疑問符がつく。横浜も横浜で丹羽、石垣などは攻略しきれなかったあたり、智辯の誇る右の本格派相手に不安がないと言えば嘘になるが、過去の戦績からすると3,4点以上は期待できると見る。今年の横浜はそういうチーム。4-1、4-2あたりで横浜が競り勝つようなゲームになると見た。
長らく戴冠から遠ざかる横浜。ここ数年は県内のライバル校が続けて結果を残す中、歯痒い思いをし続けてきたことは想像に難くない。一世一代の大勝負、ここで決めたい。
[142] 題名:2025春 準決勝予想 名前:烏 投稿日: 2025/03/28(金) 06:52
第一試合 横浜
事実上の決勝戦という表現はあまり好きではないが、流石にこのワードを使いたくなってしまうほどの展開。準々決勝で下重を温存できた健大高崎と、ここまで継投中心で勝ち上がった横浜は、余力という意味では完全に互角。何なら、花巻戦の完勝そして石垣の155キロ計測など、むしろ勢いは健大高崎にあるとすら思えてくる。しかしここは、横浜は織田の状態が悪そうな点をむしろ好材料としてポジティブに捉える。奥村頼もそうだが、山脇など他にも人材豊富な点は今年横浜陣の強み。十中八九、下重先発かつ、ある程度引っ張らざるを得ない健大高崎に対し、いつ誰が来てもおかしくない横浜の不気味さは、むしろこの展開では横浜にとって有利に働く。打線も、期待通り三年生がきっちりと求められている役割をこなせている点も評価できる。得点数の割に良い勝ち方ができているなと感じる。沖縄尚学戦などは、従来の横浜であれば完全に負けていたような展開だが、それでも勝ち切ったあたり今年の横浜は何かが一味違う。
(どうでもいいが、勝ち上がり方も何となく2006春に似てきたような)
第二試合 智辯和歌山
佐々木氏をして万馬券と評された浦和実だが、快進撃も流石にここまでか。横浜同様、智辯和歌山もここ数年の鬱憤を晴らすべく臨む今大会、状態は確実に上向いている。1回戦、2回戦、準々決勝と来て渡邉の調子がイマイチ読みにくいが、総合的に見れば個々の能力、層の厚さは間違いなく智辯に分がある。智辯は昨年の霞ヶ浦戦で変則左腕にやられた前科があるため、石戸がハマるのではという見立てもあるが、個人的にこの考え方はトラップだと思っていて、準々決勝からの連戦ではなく、中1日空いたこともあり、そこは対策十分だろう。同じ轍は踏まないのが今年の智辯だ。
[141] 題名:準決勝 名前:佐々木しのぶ 投稿日: 2025/03/27(木) 21:02
いやぁ浦実、ヒョロヒョロの身体から狂ったように打ちますね。守備もカチカチ。烏氏と浦実ナインには万馬券などとdisって土下座せねばなるまい。
石垣投手の155キロも見れて歴史に立ち会える事ができた。大差がついたからでてこないと思っていたが、青蜑・グッジョブ。
塩試合3連チャンの後の第4試合。美しい幻想的風景のナイトゲーム。浦実タイブレークでのセーフティ成功は、大社早実戦を嫌でも思い出した。
これだから現地観戦、死ぬまでやめられませんね、決勝も見に行こう。
【第1】横浜
ルール上3点予想の横浜に賭けるのみ。健大負けるとしたら花巻戦だった気もするが。
意外と記憶にない巨大戦艦学校同士のがっぷり四つ対決。前回も少し触れたが、おそらく両軍投手4、5人つぎ込む総力戦、日本シリーズ第7戦。そうすると、一人のリリーフの調子が悪いとそこで試合が決まってしまう、しかし誰がそうなるか、予想は非常に困難。
準々決勝も横浜奥村(三者連続三球三振)、浦実石戸が見事にゲームチェンジャーになった一方、西短は結果論だが先発もう少し行けたのでは。代えてくれてラッキーと横浜が思ったのは間違いない。しかし継投はホント難しい。
中4日開けた下重投手が、指の負傷もあり毎試合そこそこ打たれる織田投手を上回るようにも見えるが、そういう時に不利とされる側が一世一代の投球することもままある。奥村投手も準々決勝ほどの投球は難しいが、そこはポテンシャルでなんとか要所を抑えたい。しかしピリピリした激辛の展開になるな。
【第2】和智辯
ここもルール上智辯に託すのみ。
智辯甲子園準決勝負け無しのジンクスを脅かす浦実の勢い。出身県ボーダーレス化高校野球の真逆をつっぱしる全員地元。
おそらく5回ぐらいまで駒木根投手を引っ張るはずだから、最低2点ほどリードを保ちたい。リードされて石戸投手がでてくるようだと焦りもでてくる。(しかしホントに石戸投手難攻不落。百戦錬磨の聖光が打てないのは想定内だが、バントすら出来なかった(フライになる))
90年の沖水を彷彿さす、一塁走者を必ずバントで送る中谷野球でプレッシャーをかけ続けるのみ。エナジック投手の牽制のクセを見抜いていたとの報道もあり、データ班、この2日間でみっちり情報を取り込んでいるはず。それでも、現実はまた違うけどな。イチローも名電にデータに頼りすぎるなと愛のある叱責をしていた。
[140] 題名:準々決勝 名前:佐々木しのぶ 投稿日: 2025/03/26(水) 00:16
まずはギリシア氏、大阪勢ゼロのモチベ低下のご心配ありがとうございます。(自分は大会前の予想で他の玄人の文章は見ない事にしています。意志薄弱の自分の意見がブレるから)
むしろ大阪2凶に勝った滋賀勢の体たらくを見て、桐蔭履正の叛骨心に火がついた、いい薬だと思います。甲子園で悔しい負けをするのが優勝への必要条件ですが、そこにたどり着く事すら出来なかったのも、むしろプラス材料。
それより大垣日大さぁ…
今は昔、1990年サッカーW杯、本戦で惨敗した韓国は世界のトップクラスから5年遅れている、日本はさらに5年遅れているという表現があったが、まさに今の岐阜勢はソレ。先頭集団の背中すら見えない。大会1号のランニング本塁打も、捕球ミスはともかくその後の中継は明らかに緩慢だった。
【第1 】健大
9回二死で手負の石垣投手がクローザーで登場、最近見ないドラマティックなシーン。(松坂大輔の明徳戦登板を彷彿)
インタビューは一問一答で全く話しが面白くない青柳翁にしては粋な演出。そこで次の試合アッサリ負けるのも高校野球あるあるではあるが。
下重投手も疲れがあるからおそらく違う投手をつないで、中抑えに下重、最後だけ石垣投手という展開にしたい。
昨年585氏が指摘したように、高校野球が高度化しすぎて、毎試合先発投手が読めない、先発投手が試合を壊したらそこでおわりなのだが、今や巨大戦艦の健大、誰がでてきても試合は作るだろう。
【第2】横浜
ドカベン明訓のように連勝し続けるが必ず接戦になる横浜、沖尚の猛追にグダグダ、失礼マシンガン継投の村田将、正直小心な印象を受けた。まぁそこはこの学校、大エース奥村投手も割り切って押し出しだけは避けて、ど真ん中に投げ込む勇気。
以前王者殿が指摘していたように、優勝する学校はどこかで大爆発する試合を作る(ソレだけの実力がある)
21年春 相模8-0 大濠
22年春 桐蔭17-0 市和歌(観客もドン引きのジェノサイド試合。自分もスタンドにいた)
23年春 山梨12-3作新
24年春 健大6-1山梨(まぁ新バット1年目なのでこのぐらいに)
直近の春優勝高は準々決勝で大差ゲームを作っている。明日の横浜もそうしてVロードに繋げたい。
【第3】和智辯
広商も姫路を倒した実力チームだが、智辯は広商とはチームカラー真逆の奔放野球エナジックにスカッとではなくあまり綺麗でない勝ち方をしてるのがむしろ良し。
中谷将、近畿の砦守りましたねの問いに、別にそれはあまり…と愛想なかったものも良し。そこで絶対負けられませんでしたなどと力んでいるようではダメ。
しかし今日、宮口投手が150キロを記録、昨年は2年時の石垣投手が星稜戦で1球のみ記録した150キロ、今年は4人も。
石垣(北海道出身→高崎)
織田(福岡→横浜)
菰田(千葉→山梨)
宮口(神奈川→和歌山)
もはや地元純血主義など皆無。和智辯も和歌山民レギュラー中たった2人。山梨、健大と、地元民殆どいない勢優勝に続きたい。
そういう意味では、いまだに聖光、福島勢初のベスト4なるか、などとあおっているマスゴミは滑稽だ。これだけボーダーレスが進むと今さらどこどこ県何回目の優勝とか何の意味もない。
そうすると岐阜勢を必死に応援している自分は何なのか、ということにもなるが。
【第4】聖光
ここで浦実に懸けるのは万馬券、真の勇者と思っていたら烏氏が敢然と勝負していた。自分にはその勇気はない。
聖光、相変わらずスター選手は居ないが、大嶋投手は2試合で四球ゼロ(1死球はあり)、鉄壁の守備。昨秋公式戦、エラーしたのがショートの石澤氏の5だけというのも凄いが、冬の地獄のノックで鍛え上げ、常葉戦ではダイビングキャッチ、あれがなければタイブレークになる前に負けていた。
難攻不落の浦実石戸投手とはいえ、ワンチャン生かして2点ぐらいは取るだろう。(今日は点差があったから、石戸を8回ぐらいで代えてよかったのでは。軟投派とはいえ1イニングでも少ないに越したことはない)
何々県には何の意味もないとは言ったが、東北の学校のねちっこさ。新バットで3点差をひっくり返したのは昨年の青森(対広陵)、今日の聖光のみ。しかし航空対札幌の泥試合、失礼、乱戦から急に点が入りだしたな。
年度末なにするものぞ、有給取って準々決勝はスタンド観戦。
[139] 題名:2025春・準々決勝予想 名前:烏 投稿日: 2025/03/25(火) 19:19
4勝4敗。かろうじて進出。
第一試合 健大高崎
健大高崎は1,2番手投手がほぼ不在の中、8強入りは凄すぎる。普通なら初戦で大会を去ってもおかしくないところ、明徳・敦賀を連破してしまう地力の高さ。下重の覚醒も追い風か。二回戦の最終盤に登場した石垣のパワーピッチングはやはり圧巻で、仮に状態が戻りつつあるのであれば心強いが、まだロングイニングは投げられないか?下重頼みの状況は相変わらずだが、このチームと今の状態なら、もう一つまでは何とか勝てる。
花巻東は個々の振りが鋭い。特に一回戦の打撃は素晴らしく、二回戦も二松学舎相手に打ちあぐねはしたものの先制、中押し、ダメ押しの理想的な加点で勝利。懸念は、
二回戦から復帰した古城の状態だが、やはりそれほど良くはなさそう。準々決勝はどうオーダーを組むか。個人的には赤間4番の方が怖いが、古城4番が足枷になる可能性がある。
第二試合 横浜
横浜は苦しみながらも8強。織田が今ひとつ上がってこない中で、阿部と奥村頼はじめ周囲が必死のカバー。やはりチームの軸は三年生か。点差以上に良い勝ち方ができているなと感じる。西短戦の先発は織田、奥村頼以外から出すと見ているが、ここを継投で勝ち切って準決勝・決勝に向けて織田・奥村頼温存なら一気に戴冠が見えてくる。
第三試合 広島商
ともに8強予想に挙げた学校同士の対戦だが、壱岐戦で大きく株を上げた東洋大姫路・木下から、猛攻で大量得点そして勝利に繋げた広島商が一枚上手と見る。智辯和歌山も初戦で強さを見せつけたが、エナジック戦の内容からして、渡邉にも疑問が出てきた。東洋大姫路の阪下はあまり状態が良くないとは聞いてたがまさかあそこまでとは。
第四試合 浦和実
単純に、大嶋が2試合連続で完投している聖光学院と、2回戦で石戸を(やや)温存できた浦和実の差がここで出ると見る。というか、浦和実が想像以上に強い。今大会、印を打つならここだったか。聖光学院は初戦の内容があまり良くなかったので若干イメージ悪いが、早実の中村を打ち砕いている点は素直に評価できるので悩ましいのであるが、聖光に対して石戸先発がハマる可能性の方がやや上回ると見た。
[138] 題名:予想まとめ 名前:ギリシア 投稿日: 2025/03/18(火) 20:37
優勝予想
585 ◎横浜○明徳▲智和
ギリ ◎常葉○明徳▲青山
佐々 ◎横浜○智和▲航空
烏 ◎横浜○敦賀▲東札
ベスト8予想
1枠 2枠 3枠 4枠 5枠 6枠 7枠 8枠
585 二松 明徳 横浜 天理 東姫 智和 早実 航空
ギリ 花巻 明徳 青山 西短 東姫 智和 常葉 滋賀
佐々 二松 健大 横浜 山梨 東姫 智和 聖光 航空
烏 花巻 敦賀 横浜 山梨 広商 智和 常葉 東札
[137] 題名:2025選抜予想 名前:烏 投稿日: 2025/03/18(火) 00:18
この季節になると、どうもソワソワしてしまうのが高校野球ファンの悲しい性。秋の時点で覚悟はしていたが、98年ぶりの大阪勢不在というレア大会となった。唯一可能性のあった大阪学院は、なんやかんやで地域性考慮で滑り込み選出されると思っていたのだが、高野連もそこまで甘くなかった。
下馬評では秋王者・横浜を筆頭に、猛将岡田率いる東洋大姫路、昨春優勝の健大高崎あたりの注目度が高い。特に横浜は98年世代になぞらえる声も多く、この中でも頭一つ飛び抜けている感があるが、そこは成長期の只中にある高校生。冬を越えてどうか?
想像以上の猛威を奮った昨年の低反発バット導入から一年以上が経過し、各校ある程度は順応しつつあるのだろうが、互いに猛打炸裂!といった試合は依然として想像しにくい中、やはりポイントは投手力。また、毎度のことだが秋と春は全く別物として考え、大会に向けた仕上がり状態(直近の練習試合の動向)は予想する上でかなり重要になってくる。とはいえ、今年はパドック情報が心なしか少ないので判断材料はあまり多くないのだが。
◎横浜
んで、結局そこなんかい。というツッコミが聞こえてくる。もちろん穴党としては、今回の予想にあたって横浜のアラをなんとか探すべく見ていたのだが、選手層やパドックの状態などを鑑みても、とうとう買わない理由が見つけられなかった。駿台甲府(20-1)、近大付(12-1)、京都成章(12-2)との練習試合もさることながら、東大Aチームとの試合(13-1)はなかなか興味深い。昨今はこの時期に大学野球部と高校生が試合を組むことはそう珍しくもないが、大学側はBチームや下級生主体であることが多いからだ。
東大は六大学リーグで場違いな存在と揶揄されがちだが、視点を変えれば、早慶明法立所属のアマチュアトップクラスの投手と日頃から相対しているチームでもある。昨秋のリーグ戦では法政と慶應相手に勝利を収めているし、完封負けというのも意外と無かったりする。今年の上級生にも、六大学通算打率2割台の野手も何人かおり、高校全国レベルの投手でも、そこそこ打たれるのでは無いかと思っていたのだが、結果は織田、片山、山本、奥村頼の継投で1失点。この試合、東大は六大学通算.280の中山太陽は出場しなかったようだが、それでも高校カテゴリとしては出色の出来と言える。
横浜の2024年入学組(新2年世代)が人材豊富というのは昨年から既に話題になっているが、中核はあくまで阿部、奥村頼、為永、奥村凌ら上級生。特にサウスポー奥村頼は、スーパールーキー織田の陰に隠れがちだが高校生左腕としては世代最高峰の馬力がある。神宮大会決勝のウイニングボール(142キロ)などは明らかにモノが違ったし、直近の練習試合でも144キロを計測。数年前にプロ入りした杉山が3年春までせいぜい最速140そこそこで、夏に145キロ前後をようやく計測するようになりドラフト戦線に浮上したことを考えると、奥村頼は現時点で同時期の杉山と同格以上と言っていい。その奥村頼でさえ、絶対的エースというわけではないのだから今年の横浜投手陣の充実ぶりは推して図るべし。一方で打線は練習試合見る限りやや出来すぎの感があり、流石に大会ではこうはいかないだろう。が、好調な投手陣を鑑みるに、バットがここから多少湿ったとしても優勝戦線には問題なしと見る。近過去の横浜では2016や2017の打線も強力だったが、当時はどちらかというとホームラン数がフィーチャーされるような大味な打線。今回は上級生を中心に満遍なく勝負強い中距離打者が揃うタイプの打線。バット影響を加味すれば、充分すぎる戦力だ。昨年の健大高崎や京都国際よろしく、満遍なく嫌らしい打者が揃う打線が今のトレンド。
近年、同県のライバルである東海大相模と慶應義塾が春夏の甲子園で優勝を収める一方で、神奈川の盟主である横浜は、監督交代のゴタゴタや有力部員の退部騒動もあって停滞が続く。2016夏の雨天中断や2018夏の逆転3ラン被弾、2023夏の疑惑の判定騒動など、やたらと負けエピソードの方に印象が残る。甲子園での8強入りも、2012春が最後と干支一回り以上も遠ざかる。そんな中、ここに来て久々の巨大戦力を引っ提げての甲子園。個人的な見解としては、織田世代(来年)よりも奥村頼や阿部らが牽引する今年の横浜の方が遥かに戦力は上であり、優勝するのであれば、状態もいい今大会だろう。
◯敦賀気比、▲東海大札幌は後述。
一枠 花巻東
ここのパドックの状態は悪くない。直前の練習試合でも履正社に勝利し、最終仕上がりの良さを買う。ここは萬谷を中心に昨夏の初戦完敗を経験したメンバーが多数揃い、経験値でも買える点は大きい。古城ジュニアの初戦欠場は気掛かりだが、米子松蔭戦は問題なしと見る。次戦は二松学舎が濃厚と見る向きが強いが、投手陣の顔ぶれに懸念あり。ひょっとすると、柳ヶ浦戦も危ういのではないか。仮に二松学舎が上がって来たとしても、監督の差で花巻東に分がある。
二枠 敦賀気比◯
健大高崎と明徳の一騎打ちは見物だが、ここに来て石垣に不安が出たのは健大にとって痛すぎる。もともと健大高崎は昨春の予想で「佐藤石垣在学中に優勝するなら2024春しかない」と述べていたのだが、その意見は変えていない。それでもまだ石垣・下重が万全なら上位進出もあったかもしれないが…飛車に加えて角も落ちては流石に万事休すか。いくら下重が好投手と言ってもね。一方で明徳は、昨夏の総括でも触れた通り、U18優勝や低反発バット導入などもあり、馬淵に近年返り咲きの気配が漂っていることから個人的に注目しているのだが、例年以上に吠える馬淵の姿になかなか食指が伸びないのが本音。池崎頼みのチームカラーも引っ掛かる。勝ち上がったところで、横浜などを降す画が思い浮かばない。むしろここはあまりに話題になっていない敦賀気比を推す。岡部中心に打線が注目されるチームだが、エース管田・五十子ら新2年生投手のコンビは昨秋時点で制球力も高く安定感があり、スケールこそ劣るものの昨春の佐藤・石垣と被る。敦賀気比は今回で春5年連続出場だが、直近4年は全て初戦敗退(常総・広陵・大阪桐蔭・明豊)と初戦が鬼門。東監督曰く「10年前の優勝は初戦(奈良大付)で弾みをつけられたのが大きかった」とのことだが、今回は練習試合で不安定な滋賀短大付が相手ということで、スタートダッシュを切るという意味では絶好の相手を引いたと言える。
三枠 横浜◎
最激戦区と目されているが、今年の横浜の戦力であれば、これくらいのヤマはねじ伏せて欲しいものだが。対抗馬として人気しているのは青森山田だが、健大高崎よろしく昨年の3年生世代の抜けた穴はあまりに大きい。沖縄尚学の末吉もカタログスペックが凄いが、昨秋の神宮ではさほど球速が出ていなかった点が気になる。寒さに弱いのかもしれない。
四枠 山梨学院大付
関東大会での東海大相模戦の粘り勝ちは吉田野球の"らしさ"全開。菰田は馬力も更に増して、マシンガン継投と揶揄された投手陣にあって、頭ひとつ抜け出した感がある。関東番長と揶揄されたのも今は昔、初優勝から一皮剥けた感があり、安定期に入るか。天理もそこそこ状態が良いようだが、吉田監督の術中にハマって勝ち切られると予想。西短や阪口御大が退いた大垣も、監督の差で問題にしないだろう。
五枠 広島商
組み合わせを見た際、流石に東洋大姫路だろうとも思ったが、パドック状態にやや不安。壱岐は例によって「地元組中心だが中学時代の全国経験者が多く揃う」枠で、この手のチームは一見すると野球漫画的で魅力なのだが、あまり良い記憶がない(横浜を撃破した時の波佐見くらい?)ため、やはり食指は動かない。むしろこのヤマは、とても神宮準優勝校とは思えぬほど話題にならない広島商を抑えたい。現チームの世代とは被ってこそいないが、22春の途中棄権など、何かと悔しさの残る結果が続いているが、そろそろ大舞台で結果を残してもおかしくないタイミングだ。
六枠 智辯和歌山
監督交代して間もなくに優勝して黄金時代が始まるかと思いきや、それどころか全く勝てなくなった智辯和歌山。しかし三連敗で流石に禊は済んだ。昨夏のレビューでも触れた通り、当時球の遅さが気になった渡邉は、スピードこそ相変わらずだが、それでも球は更に重そうになり安定感は増した。良い意味で大学・社会人にいそうなタイプに変貌している。一方で、後ろを支える宮口は近年の智辯和歌山が定期的に輩出する典型的なスピードボーラーであり、渡邉とのコントラストもあり、セットアッパーとしてはかなり効果的な存在になるだろう。打線も21?ス?22年ほどの迫力はないが福元、荒井など粒揃い。山田希がコンディションに不安を抱えているのが気になるが、投手陣の安定感を買いたい。
七枠 常葉大菊川
当初、このヤマでは高松商に印を打つつもりでいたのだが、ここに来て選手の健康不安が報じられたことで、大人しく手を引くこととした。次点は夏の悔しさを経験したメンバーが多数残る早実を考えたが、ここもエース中村が2月まで故障していたとのことで不安に。そこで目をつけたのが常葉大菊川。景気の良い打線は今年も現在のようだが、それ以上に大村の与四球率の低さには目を瞠る。もともとここはどちらかというと春馬属性でもあり、有力校がコンディションに不安を抱える中で一歩抜け出すと見た。
八枠 東海大札幌▲
あまり騒がれていないが矢吹・高橋の二枚看板は今大会でもけっこう期待している存在。特に左腕の矢吹は奪三振率が高く与四球も少ない典型的な好投手。それでいて秋の神宮では寒空の下140キロ超を計測するなど高い出力も兼ね備えており、実力の割に全く騒がれていないような印象すら受ける。奥村頼や石垣クラスまではいかずとも、池崎や中村と同格以上だと思うのだが。今回、開会式練習での気温の低さが話題になっていたが、北海道勢の利(?)も加味したいところ(航空石川にも言えるといわれればそれまでだが)。右の高橋も出力では負けておらず、太田ツインズのパンチ力など、なかなか個が際立っていて、上位も狙える面白いチームだと思う。