いきなりですが、今週は突っ込み係数最大値でテレビの前で悶絶してました。
ドラマぽい要素をただつなげただけで、通して最低限のlogicが成立してないドラマはやぱりアウト。

＊大介の「？」
１７回、横倉から恭子は妊娠してないという話を聞いた上で、かつ横倉から止められた上で、恭子の病室に入っていく大介の行動が理解できない。恭子を見守るのは家族（都子）の役割でしょう。大介は恭子の夫でも恋人でもない、それでもでしゃばる。
それは恭子を愛してるからというなら、と理解しようとしました。しかし、１８回でいきなり有里の前に現れて君が必要なんだ、と？唐突すぎるし全然一貫してない。じゃ大介にとって恭子は何だったのか整理がついたのか？大庭夫妻の話で目が覚めたということらしいが、あんまり説得力無かったなあ。
その上大介のせりふは有里と復縁する言葉としては軽すぎる。「事実婚」であっても不貞は不貞、大介は有里に謝罪すべき立場なのに、一方的に君が必要というのでは誠意を見せたことになってないよ。
しかも！２０回では恭子病室に登場（この現れ方も唐突で都合よすぎ）、今度は有里と別れると都子に約束する？有里のために有里と別れるということらしいが、違うだろつうの。有里を思うなら都子のどう考えても理不尽な要求を突っぱねて有里を守るべきだろう！ともかく全然理解できない。

＊有里の「？」
通訳の仕事を辞めるという決断が理解できない、と先週書きましたが、その矛盾が今週証明されてしまった。大介とよりを戻したら、仕事を辞めるという決断はどこへやら。仕事を続けながら夫婦としてやっていく。つまり前と同じ。第三週で有里は仕事を辞めてどうするつもりだったんだ！
もっと理解できないのは１８回で大介から「君が必要なんだ」と言われたらあっさり受け入れて、濃厚なキスシーンへ。離婚という決断は軽くないと自分で言ったじゃないの。何で変わるの。更に更に、大介とやり直すことにした有里、「以前より気を遣ってるの」なんて呑気なこと言ってるけど、普通修羅場だろう！大介はまず有里にちゃんと謝るべき。事実婚だって不貞行為は立派な離婚原因になるってこと、制作者は全然分かってない。それにこれじゃ、浮気でけんかしてる大庭夫妻がアホで、さらっと流す有里たちが正しいと言ってるようなもの。
最大のハテナは、恭子に土下座して謝る有里。事実婚だって、配偶者は浮気相手に慰謝料を請求できる。だから法的には恭子が有里に謝罪すべき立場。制作者は事実婚を理解していない、このことが決定的にこのドラマの問題ですね。

＊都子の「？」
恭子が悪役に徹底するのか、それとも同情されるべき存在になるのか今週の時点では分かりません。
代わりに悪役になってる都子の逆ギレは理解不能。有里に謝罪させ、大介には恭子との結婚を要求？有里に謝るのは都子の方だろ。大介と恭子が結婚して幸せになると思うか？社長としてのメンツを考えれば、大介に恭子と別れてくれ、と言う方が遙かに自然。
こうなると細かいところも気になる。２０回で「社長はあまり時間がない」と秘書が言っていたのに、社長室から病院まで行くってどういう時間感覚？

＊沢井良夫（有里パパ）の「？」
２０回、いきなり病室に登場するのは大介病室登場に輪をかけて不自然。

この脚本家さんの作品は某朝ドラしか知らないんだけど、こうなんですか？２０００年に、木村佳乃さん主演のＴＢＳ系ドラマ「恋の神様」も書いてますけど、どうだったんでしょ。

と、いろいろ書きつつ来週もばっちり見る予定の私は変？

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