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喫煙をやめられない親への問いかけ |
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ヤマユリ
(1758)投稿日:2006年03月13日 (月) 23時51分
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えんぴつ対談の宿題といっても私の場合あまり強制力がないのでどれだけしてくるかなと思っていたところ10人がしてきてくれました。家族に喫煙者がいると子どもも聞きづらいかなと思い、家族でなくても友達でもいいからと言いました。非喫煙者の親や兄弟との対談が6人。そのうち歩きタバコ禁止についての話題が2人ありました。(東京の千代田区では「歩きタバコ禁止条例」があります。) 友達との対談が2人。 喫煙者の親との対談が2人でした。特にこの2組はえらい親子だなあと思いました。 二人とも去年から担任しているので今までに何度も親子の鉛筆対談をしてくれた熱心な親子です。今回も子どもの問いかけをきちんと受けとめて答えてくれていました。
僕:シンナーとは? 母:体に害のあるもの。 僕:タバコについてどう思っていますか? 母:子どもやタバコを吸わない人にとっては、有害で健康には良くないと思う。タバコを吸う人も体には悪いとわかっていてもやめられない人が多くいます。(私も含めて) 僕:なぜやめられないのですか? 母:本数は減らせても、完全にやめる事はできないと思います。 体に悪い事もわかっているのですが・・・家では換気扇の前で、子供と外で食事する時は吸わない等気をつけています。今「禁煙セラピー」という本を読んでいます。(友達がこの本を読んでタバコをやめたので) 僕:薬物についてのイメージは? 母:ニュースで中学生や高校生が薬物乱用など、低年齢化している現状を見ると他人事とは思えません。これを機に薬物について親子で話し合いたいと思います。私も禁煙に向けてがんばりたいと思います。 僕:改めて薬物は低年齢化しているものなんだなあと思った。僕は薬物に絶対手を出さないようにしたいと思った。
私:これからタバコのことについて質問します。お父さんはいつごろからタバコを吸い始めましたか? 父:20才ごろからです。 私:なぜタバコを吸うようになったのですか? 父:友達が吸っていたから吸うようになりました。 私:「タバコ」についてどう思いますか? 父:体に害があっていいことなんて一つもないとは思います。 私:それでもなぜタバコをやめないのですか? 父:習慣になってしまっているからです。 私:資料を読んでわかったことや感じたことはありますか? 父:タバコにはいろんな税金の種類があることが分かりました。 私:私もタバコのほとんどが税金なことにおどろきました。 次に薬物の事について質問します。薬物乱用に対して思う ことはありますか? 父:今はすぐに薬物を簡単に手に入れることができるから薬物乱用者が多いと思います。 (中略) 父:喫煙者は今、法律などできびしくなっているから減っていくと思うけど、若い人の薬物乱用は情報がいろんな所から入ってきたりするので減らないと思います。 私:友達とかがしていても誘いにのらないように気をつけたいと思います。たくさんの意見をありがとうございました。
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□どちらも自然体で/森のくまさん
(1759)投稿日 : 2006年03月14日 (火) 22時13分
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あさってが卒業式だというのに、よくまあがんばりますね。 強制力が働かないからこそ、こどもと親との自然体での対談がとてもいいですね。 せめる、せめられる関係ではなくって、子どもがリードしながら学んだことや資料をもとに考え合う関係になっていて、そこもいいですね。
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□まだ学びたい/ヤマユリ
(1760)投稿日 : 2006年03月15日 (水) 00時17分
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明日は最後の授業なので、子どもたちの学びたいことに答える授業。特に将来役に立つことを教えたいということで子どもたちにアンケートを書いてもらうと「体のこと」とか「どうして赤ちゃんを産むの?」とかもありましたがまだタバコや薬物のことをくわしく知りたいと言う子も数人いました。エイズのような深みのある教材でもないのにこれだけ熱心に学んでくれるのがうれしいです。鉛筆対談もまた3人持ってきてくれました。みんないい対話をしてました。 明日の授業はお母さん方の要望もあったので子どもたちのアンケートにあった内容も入れながら「命」を考える授業にしようと思います。 |