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『案ずるより産むがやすし』の授業参加
森のくまさん (1753)投稿日:2006年03月08日 (水) 20時15分 返信ボタン

Iさん(みつごちゃんのお母さん)とUさん(ふたごちゃんのお母さん)が、参観が終わった後も学校へ足を運んでくださって、それぞれが、2年生の全クラスへの授業参加をしてくださいました。
 参加するごとに、持ってきてくださる具体物も変化するし、話す内容もクラスの子どもの質問で変化するし、2人の母さんはしだいにバージョンアップしていきました。
そして、こうした授業で、ふたご母さんは、「みんなの反応が予想できなくて不安もありました。でも子ども達を見ていて、子ども達が楽しんで、自然に吸収するもんなんですよね。この学習で、私自身も子どもから教えてもらい、本当に勉強になりました。『案ずるより産むがやすし』でした。略」という感想をよせてくださいました。
 子ども達も、一般的な多胎児のの学習とはちがって、「自分の身近にいるみつご兄弟やふたご姉妹はどこから?」の学習ですから、質問も、とても具体的でした。
 たとえば、ふたご母さんが、手作りの紙芝居の前に、少し育ったお腹の中のふたつの受精卵のエコーの写真を見せてくれました。
子どももたちは、ふたつのまるい物体を見ると、「どちらがひなちゃん(仮名)でどちらがまゆちゃん(仮名)なの?」と学年にいるふたごちゃんのどちらがどっちのたまごなのか確かめようとします。この様子は、どのクラスでもそうでした。
大人であれば、「ふたつの受精卵の存在がすごい!よくここまで、エコーの写真でとれるもんだ!」とここどまりの思いなのですが、子どもは、身近なひとりひとりの友だちの存在とつなげて考えるようです。 子ども達にとっては、 身近な存在かどうかが一番大切なようです。
 先日、ヴィゴツキーの学習会で、子どもは「教師のプログラムが子どものプログラムになるのに応じて学ぶ」というのが、また登場しましたが、ますますこの理論を確信することになりました。

□お母さん達の要求でもあるんですね/ヤマユリ (1754)投稿日 : 2006年03月10日 (金) 20時23分

前にくまさんがゴミ問題の実践をした時も、お母さん達が教育活動に参加したいという要求を持っておられることがわかりましたよね。仕事を持っているお母さんがほとんどという中でもすごい盛り上がりでしたよね。
うちの学校でも朝の会に読み聞かせをしたいというお母さんたちが生き生きと来られてます。
みんどこの場合はお母さんが参加してくれると、その双子ちゃんや三つ子ちゃん達も自己肯定感が高まるし、クラスの子も単なる多胎児の学習ではなくて・・・という学び合いができるのがいいですね。「お母さん達にもどんどん出番を!」をみんどこ以外でも心がけたいなと思いました。



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