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エイズ学習〜その2〜 |
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momo
(1658)投稿日:2005年12月08日 (木) 21時33分
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今日は性教育の授業第2回目 前回の内容→STDとは?・HIV/AIDSとは?・感染経路・少女イヴ
今回は、前回の復習を初めにしました。 その後、学生からの質問が上がりました。 学生:具体的にどういうことで感染をするのか? 私:待ってました〜!ええ質問やあ!(と心の中でさけぶ) その質問から、HIVに感染するための条件を説明しました。
@HIVが存在する AHIVが血管の中に入り込む場所(傷口や粘膜)がある BHIVが侵入するのに充分な接触がある この条件を満たしたとき、感染する可能性がある。
ここのポイントをおさえることで、普通の生活では感染しないということが理解できると考えました。 エイズ学習の危険なところは、「○○ではうつりません」といった、予防法ばかりが先行してしまって、逆にエイズが怖いものといった解釈を与えてしまうところだと思います。 感染経路と感染する条件をしっかりと理解することが、HIV/AIDSに対する恐怖心をなくし、そのことが偏見や差別を無くすことにつながると思います。 次に、STDの予防法であるNOSEXと**の使用方法について学習しました。 SEXをしないことも一つの選択であるということと、**の使い方、使用上の注意点などを学習しました。 次に「もし、彼or彼女がHIV感染者だったら、あなたは結婚しますか?子どもを生みますか?」という質問で、話し合いをしました。 ある学生が「子どもを生んだら、親が感染者ということでその子がいじめられるかもしれないから、俺は生まん」と言い出しました。その発言が基となって、「それはHIVにたいする偏見があることが問題やん。偏見を無くせば、その子はいじめにあわへんやん。」「偏見のない社会にしていかなあかんのんちゃうん?」「障害をもった人は子どもを生んだらあかんということと一緒やん。」と、どんどん意見が出され展開していきました。盛り上がったところで、時間が来てしまい、最後にレッドリボンを作って終わりました。服に付けたり、携帯に付けたりとみないろいろでした。このリボンを切っ掛けに、家族や友達とエイズの話をしてみてねとつけ加えました。 授業終了後、こんなんでよかったんかな〜?と振り返りをました。 授業の流れを私自身いまいちまとめられていなかったからです。これは来年の課題にしたいと思います。 また、性行為に対する自分の考えをもてるような内容にもしていきたいと思います。
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□対話がすごい!/ヤマユリ
(1659)投稿日 : 2005年12月11日 (日) 23時05分
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専門学校というのがどんな授業なのか(人数とか、男女比とか、教室の感じとか)ちょっとわからないのですが、こんなに対話ができるというのに驚きました。盛りあがって時間が・・・とのことなので無理だったのかなと思いますが、ちょっと立ち止まって授業の内容や出された意見について自分の思いを書くことがあったらよかったのではと思いました。これだけいろいろな考えが出されたらきっと発言していない人もすごいことを考えているのではと思いました。それをもとにまた対話が深まるといいなあと思ったのですが、momoさんどうでしょう? 「来年の課題に」というのは12月の授業は終りで続きを1月にされるのかな?「性行為に対する自分の考えをもてるような」内容にということなら、私も6年生で出てきた問いを5年生にも質問しましたが「愛する人からHIVに感染したらどうする?」と聞くとすごい反響がありましたよ!でも、私の場合、直接対話ではなくて、質問を書いたプリントに書かせて名前を出さずに学級通信で紹介して読み合うという紙上討論ですすめました。 |
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□画期的なこと/森のくまさん
(1663)投稿日 : 2005年12月17日 (土) 16時54分
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momoさん、がんばりましたね。momoさんの学校で、こうした実践が展開されたことは、とても画期的なことだと思います。 先日、教研で大学の先生とお話する機会がありました。近ごろの大学では、授業中というと学生のおしゃべりが通常で、話すことにも疲れると、ひたすら居眠りする学生もたいへん多いとのことでした。それは、学生の質が悪いのではなくって、日本の多くの学校の「学びの質」がいかにも貧困だからということを言われていました。 こうした中でも、まちがいなくMOMOさんの授業をうけた学生さんたちは、短時間でも手応えのある学びを感じとったと思います。 レッドリボンに目をつけた所で、このリボンで、学生がいろんな場で対話し、教室外での展開したことがつかめる仕掛けがなにかあったらよかったですね。 ラップの清水君の行動力を思うと、この年齢層は学びの質の変換でとてつもなく大きなエネルギーを出すと思うのです。 小学校とちがって時間数をはじめいろいろ限られた中で展開しなければなりませんが、そんなすてきな年代と授業で向き合えることにほこりを持っていろいろ工夫してがんばっていただきたいなと思いました。
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