 最近にしてはめずらしく、電脳世界をさまよっている間に、読書録に書きそびれたことを思い出しました。どうでもいいようなことなんだけど。 ここにメモ。でないと忘れる。次回読書録更新時に追加します。
「失楽の庭」篠田真由美< 能の「黒塚」が少し出てきました。観世流では「安達原」といいます。観世流に慣れた私としては「黒塚」といわれると、頭のなかで自動的に「安達原」と翻訳します(笑) 少しネタバレなんだけど、京介のかぶってた小面(若い女性を表した能面)はどこから出てきたんだー。劇団の持ち物かなあ。「黒塚」はモチ−フに使われただけのようなので、芝居の中では若い女の人なのかもしれないので、ツッコむべきでもないのですが、小面は「若い」女の人の面なので、能の「黒塚」ではあまり使わないかも。「黒塚」の前シテは年のいった女の人だったはずです。終盤そんなことが気になりながら、読んでました。いらん知識があると、そういうことになる……。
2004年06月20日 (日) 03時08分
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