このサイトの管理人、表具師かっぱの日記です。
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別冊 表具師かっぱの「脱 三日坊主 宣言!」もちまちま更新中
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今年もボーイスカウト宝塚地区の行事である「クリーンアップ大作戦」の日がやってきました。ボーイスカウトの原点は野外活動です。日ごろお世話になっているので、年1〜2回の清掃奉仕を通じて、自然への感謝の気持を育てると言うのが一応この行事の趣旨です。今年の清掃場所は近場のキャンプ場としてよく利用している焼石ヶ原でした。
焼石ヶ原は、キャンプ場と言っても管理された有料のキャンプ場ではなく、逆瀬川上流の河川敷で、砂防ダムによって出来たキャンプ地です。もちろん、宝塚地区の団だけでなく、近隣の地区や、他府県の団もキャンプに来ますし、YMCA や子供会、家族連れのキャンパーも来ます。六甲山系のハイキングコースにもなっていますし、サバイバルゲームを楽しんでいるグループも多いです。
この場所は昔から利用者が多いだけにゴミの量も半端じゃなく多かったのですが、ここ数年は、一般のキャンパーの意識も高くなってきたのか、ゴミの量が減ってきました。今年もそれほど大量のゴミは出なかったですよ。
夕方6時からボーイスカウトのラウンドテーブルと地区会議があり、その後、新年互礼会がありました。
年に1回、ここでしか会えない人もいて、話に花が咲きましたよ。子供の頃から同じ趣味を持っているお馴染みさんの集まりって、ほんと、気楽で良いですね。(笑)
大学時代の友人から電話がありました。
体育会同期の同窓会を5月頃に企画しているそうで、水泳部の取り纏めを頼まれました。(ちなみに僕は体育会本部の副幹事長をしていましたが、水泳部ではただの平部員です)
彼の連絡先を聞いて和歌山でお店(料理屋さん)をしている事を知りました。
一度、遊びに行きますね。
恥かしい話ですが、今年の1月2日に泥棒に入られかけました。犬の活躍で未遂に終わりましたが、正月早々物騒な話だったので、日記に書かずにいたんです。
最近は宝塚の治安も悪くなってきましたし、防犯なんてうちには関係無いとも言ってられません。それに、うちは紙や裂などの燃え易い物を扱っていますし、お客様からの預り物もありますから、火災の監視もトータルでやってくれる会社が必要です。そこで、検討に検討を重ねた結果、大阪ガスセキュリティサービスさんにお願いする事になり、今日がその工事日でした。
朝から始まった工事も、夕方6時には終了し、セキュリティシステムも無事に稼動しました。油断は禁物ですが、とりあえず一安心。
これから表具屋さんに泥棒に入ろうと思っている人に耳寄り情報です。うちのような表具店は小売業とは違いますし、仕入は掛買いが殆どですから、現金をあまり家に置いていません。また、扱っている商品(掛軸など)もほぼ全てが手作りの一点ものですから、古物商に売った時点で足がつきます。ハイリスクローリターンなので狙っても損しますよ。判りましたね?(笑)
「千と千尋の神隠し」の事です。放送が始まって、劇場で見たものとの印象の違いが気になりました。
宮崎駿は、劇場公開用の「千と千尋〜」の制作段階で、とくに冒頭シーンで千尋の気分を出すことにこだわり、ある種類の赤い色を加えているんです。当然、色の責任者にしろ、撮影監督にしろ、監督がそういう部分にこだわっていることを知っていますから、DVDでもできるだけそれに近づけたいと思うわけです。で、まずは単純なダウンコンバートと色温度変換をやってチェックしてみたところ、ひとことでいって青っぽかった。これはフィルムと違うということになり、通常はやらないことなんですが、NTSC上でも、さらに色調整を行なったんです、フィルムの色に近づけようと。宮崎駿監督の制作意図に応えるために、DVDの現場スタッフががんばったんですよ。私たちにとって、あたり前のことですから。
劇場で見た色調が正しければ、今日の放送を含め DVD の色調は赤過ぎますし、DVD の色調が宮崎駿監督の制作意図
なら、劇場で見たものは制作意図に反したものって事かな?
ただ、冒頭シーンの印象はかなり違ったものでしたが、見ているうちに慣れたのか、それとも宮崎駿監督の制作意図
に沿った色調だったからか、違和感が無くなり、むしろ雰囲気が出ているような気がしてきました。(これって、僕が宮崎監督贔屓だからかなぁ?)
これって騙されてる?(笑)
スタジオジブリ日誌に以下のようなお知らせが掲載されています。
ところで、スタジオジブリから重大なお知らせがあります。
さて、このたび当社では第一スタジオのキュービクル(電源設備)の取り替え、並びに社内ネットワークの全張替えを行いますため、下記の期間,臨時休業させていただきます。尚、工事期間中は電気が完全に停まることとなるため、電話FAX等も全く通じない状態となりますのでご了承ください。
大変ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申しあげます。臨時休業日 1月24日(金)〜1月28日(火)
以上
苦情が殺到するのを予測して避難したような印象が…。タイミング悪過ぎませんか?
昨日、父が掛軸の製作中に怪我をしました。風帯(ふうたい)を縫い付ける作業中に、縫い針が折れ、指に刺さったんです。針は抜いたのですが、どうやら指の中に一部が残っているようなので、今朝9時過ぎに病院に行きました。
病院でレントゲンを撮ったところ、確かに針が残っていました。そこで、取り出すことになり切開したのですが、簡単には取り出せず、一度帰ってきたんです。
午後になって、もう一度病院に行ったのですが、それでも取り出すことが出来ず、大きな病院で透視手術を受ける事になり、紹介状を貰いその足で第一病院に行きました。
透視手術の結果、手の甲側からの摘出は不可能と判り、掌側からの本格的な摘出手術を行う事になりました。(神経、血管、腱などを傷つけると後遺症が残るので、肉眼で確認しながらの摘出を行う為です)
摘出は成功し、点滴を打って、家に帰ったのが午後5時過ぎ。移動と待ち時間も含んでいますが、4度の切開で8時間、付き添いも大変でした。
指先を使う仕事なので、手の怪我には注意しないとね。
アサヒ・コムの社会記事で以下の記事を見つけました。(asahi.com の記事は数日で削除されるので、全文引用します)
人名に使用できる漢字を大幅に増やす方針を21日、森山法相が明らかにした。多様化する名付けの要望に対応するためで、年内にも戸籍法施行規則で定める「人名用漢字」を、現行の285字から1000字程度に増やす。
一方、常用漢字に含まれるものの、名前に使うのが適切かどうか疑問がある「殺」「罪」「悪」などの漢字についても妥当性を検討する。
戸籍法施行規則によると、名前に使える漢字は、常用漢字1945字と、人名用漢字285字。人名用漢字の見直しは90年に118字、97年に「琉」の1字を増やしている。
現行では「梨」はいいが「苺」はだめ、「鷹」はいいが「鷲」はだめ、など根拠が分からない点もあり、役所の窓口で名前が不受理となった親が裁判に訴えることもある。
法務省は「分かりやすい基準を設ける必要がある」としており、(1)戸籍担当者が肉眼で見える程度の画数に制限する(2)JIS漢字は基本的に認める、など客観的な基準を設ける考えだ。(12:12)
使える漢字の制限が緩和される事は良い事だと思います。今回は、人名用漢字についての話ではありますが、可能であれば常用漢字についても見直しをして欲しいですね。
漢字には、それぞれに成立ちと意味があります。それを無視して音が同じとか、形が似ているからと言った理由で統廃合して「常用漢字」を決めた戦後の国字改革は間違いだったと思います。表具の用語は常用漢字で書けないものも多く、また、扱う本紙に書かれているものも、いわゆる旧字体・旧仮名遣いのものばかりです。
学校では常用漢字しか教えず、新聞では常用漢字しか見ることが無ければ、常用漢字以外は読めないし使えないという時代が来るのは明らかです。(既にそうなっているかもしれません)
戦前の文化に触れる機会すら奪われていると言う現実に、もう少し目を向ける必要があるのではないでしょうか?
上記のような意見も、常用漢字しか使わずに書くとなんか説得力に欠けますね。(笑)