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闇黒日記の「平成十五年十月二十日」経由で、機種依存文字についての記述を見ました。
Unicodeの普及によって、機種依存文字の定義そのものが昔とは変わっていて、機種依存文字の代表と言われていたローマ数字や丸や括弧で囲まれた数字などもUnicodeには存在するので理論上は使えるそうです。(但し表示にはUnicodeフォントが必要)
中でも気になったのは以下の部分です。
例えばローマ数字で
Ⅲと書けば、音声ブラウザはさんとかスリーとか読み上げることができます(実情は知りません)。しかし、アルファベットで代用してIIIと書くと、あい、あい、あいとなってしまいます。
この日記では、以前から NTT DoCoMo の sigmarionII が何度か登場していますが、いつもローマ数字の「Ⅱ」の代わりに「II」を使い、<span lang="en" title="2">II</span> と書く事で「2」の意味で使っている事を示してきました。でも、音声ブラウザのことを考えると <span lang="en">2</span> と書くべきなのは明らかです。しかし、商品名ですから実際はかなり抵抗があり、結局前記のような中途半端な記述になっていた訳ですが、Unicodeを使う事で解決できるなら使用を検討してみようかな?
と言う訳で今日の日記で早速テストしてみました。
例えばローマ数字の3の代わりに数値文字参照「Ⅲ」を使って「Ⅲ」を書いています。Mac でも表示できてるのかな?
Mac OS 8.1 の MacIE5.1.7 ですが、一応表示できています。日本語フォントのローマ数字で表示されますが、例えば、Osaka フォントには、1から15までしかローマ数字は用意されていないようです(記号入力パレットで確認しました)。
また、Unicode のテーブルにおいて1から12までは連続して定義されていますが、その後50まで飛びますよね。この場合、13を(10+3)、(11+2)、または(12+1)の三通りのいずれで表すべきなのか、ちょっと判然としません。常識的に考えれば、(10+3)ですが、わざわざ11と12を別に定義しているわけですから……
将来的には SSML の say-as 要素(http://www.w3.org/TR/speech-synthesis/#S2.1.4)でマーク付けすべきかなと考えています。
(2003年10月24日 (金) 02時35分)
げっ、1ヶ月も放置してた…。
su さん、お返事が遅くなってごめんなさい。
SSML が正式に勧告されると、UA の対応は別として、<say-as xml:lang="en" interpret-as="number" format="cardinal">Ⅲ</say-as>
と書く事で「Ⅲ」が英語の「3(three)」である事を明示できるようになる訳ですね。
ローマ数字の「Ⅺ」「Ⅻ」は12進数である時間や月などでよく使うから別に定義しているだけかもしれません。
だから、13は「ⅩⅢ(10+3)」であり、「ⅪⅡ(11+2)」や「ⅫⅠ(12+1)」は特別な事情が無い限り使わない方が自然ですよね。
(2003年11月23日 (日) 13時37分)