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別冊 表具師かっぱの「脱 三日坊主 宣言!」もちまちま更新中
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暦の上では今日から立春までの中気が一年で最も寒い時期に当たります。僕が子供の頃はこの約2週間の寒い時期を利用して大量の糊炊きをしました。(この時期の糊は何年も寝かせて古糊として使います)
今は専門の糊屋さんが作る糊を買ったり、化学糊を使ったりする仕事が多くなったので、大量の糊炊きはしなくなりましたが、それでも表装用の正麩糊は自家製のものも使いますので恒例行事である事は変わりありません。
満足の行く良い糊が一人で炊けるようになるには、充分な経験を積んで勘を磨かなければならない訳で、昔から「糊炊き三年」と言われています。小麦粉の澱粉質をベースに作るのですが、お店によってそこに一工夫を加えており、それが所謂秘伝となるのです。
今年の糊も甕に入れて水を張って床下に置きました。それと同時に、昨年までに作った古糊の甕の水を入れ替えて今年の糊炊きは終わりました。