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別冊 表具師かっぱの「脱 三日坊主 宣言!」もちまちま更新中
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これも3日遅れです。(u_u)
引越後に張替えを頼まれる事が多いのですが、小さな子供が居た部屋の襖って、すごいですね。破れ方もすごいですけど、それ以外に、落書きや、シール、この部屋に人がすんでいたのかと信じられない時もあります。僕は、子供の頃から表具屋で育ったから、悪戯で襖や障子を破ったりした記憶がないのですが、父の話では、万が一、落書きをされても良いように、襖には落書き用の腰張りをしてあったそうです。それでも、祖父が恐かったので、襖には落書きをせず、主に広告の裏や、張替えで剥がした古い襖紙に書いてたようです。
で、今日のテーマは「落書き」です。子供の成長にとって、落書きってどういう意味があるのか、専門家じゃないから判らないけど、僕は大切な事だと思うんです。今日、張替えた襖の落書きも、専門家が見れば、子供たちの性格や考えている事なんかも解るんだろうなぁなんて思いながら見ていました。落書きそのものは悪い事ではないと思うので、落書きをしても良い紙を十分に与えて、落書きをしてはいけない場所をしっかりと教えるのも大切だと思います。子供が小さいから、張替えてもすぐに破るし、落書きもされるからと、張替えを躊躇い、ボロボロの襖のままで生活をしている方も多いと思いますが、襖に落書きをするかどうかは、しつけの問題だと思います。子供の頃から、ちゃんとしたしつけが出来ていれば、街中のスプレーでの落書きも減ると思いませんか? 自分の子供が出来たら考え方も変わるかもしれないけど、今はそう思います。
ちなみに、シールには流行があり、ちょっと前まではポケモンシリーズが多かったですが、最近の主流は「とっとこハム太郎」ですね。(笑)
落書き(お絵描き)の仕方には4から5くらいの段階があり、それを見れば、おおよそその子の年齢がわかると言います。それを知っていれば、「ムキーッ、また落書きされたー!!」と怒る前に、「ああ、成長してるのね」となるかもしれませんね。(何気に教育専攻だったらしい関東人より。)
(2002年08月09日 (金) 23時12分)