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[50]「闇の詩」
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遥けき闇のその先に 光明一筋見えし時 我行く道の現ると 安堵の息をつきにけり
はやる心を留め置きて その行く先を眺むれば ゆらりゆらりと光明の 逃げ行く様のやるせなさ
さても辺りは闇の黒 我一人のみぽつねんと 放り出されし寄る辺なく 心もとなく身のひとつ
せん方もなく闇の中 身を落ち着けて諦むる されば闇こそ我が世ぞと 捨て鉢にさえ成り下がる
闇には何も言葉なく 闇には何の思慮もなし 其を心して居座れば 闇ほど安き場所は無し
[2003年11月22日 (土) 00時20分]
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