11月の感想です
皆さま、立冬を過ぎました。 私は、秋口の軽い風邪で半月ほどぐずぐずしました。お互いインフルエンザには気を付けましょうね。
○01 旅路より帰る独居の木守柿 無事に帰り着き、留守番の柿を見上げて、やはり家が一番とほっとしたことでしょう。
○02 秋深し鏡の傍のアロマ瓶 ほのかな香りの気配を映す鏡の奥行き感、三面鏡でしょうか。
○04 錆色のオブジェに光冬隣 錆で隠されていた本来の輝きが、寒さで目を覚ましたのか。
○時雨るるや離島フェリーの影あわし 空と海のあわいへ消えていく船影。見送る者の想いの深さ。
○09 時雨来て雲水の笠急ぎけり 薄墨の衣が時雨にけぶる、モノクロの世界。
○14 下駄履きの翁の闊歩片時雨 軒で時雨をやり過ごさない翁の矍鑠。
失礼しました。
No.593 うづら 2025年11月18日 (火) 11時06分
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