五湖短詩２

皆様

暑中お見舞い申し上げます。蝉の声も大合唱になってきました。皆様お変わりございませんか？

以下七月感想です。

〇０１　手足よく伸びたる吾子の水着かな

水着になってみたら、あら、我が子は手も足も伸びて大きくなっている、そんな親御さんの素直な驚きが句に表れていると思います。

〇白南風や海見はるかす徐福像

白南風が吹き、銅像の徐福は遠い故郷を臨んでいるかのよう。徐福伝説になぞらえた句でしょうか。

〇玻璃戸開く月下美人の香の満ちて

涼しいクーラーが入ったこちら側から、月下美人が置かれているベランダか庭に出る。とたんにむうっとした温かい熱帯的な空気とともに花の香りが漂ってくる。内と外の温度差が面白いなと思いました。

〇児らの声夾竹桃の柵を越え

夾竹桃は毒をもつほど強い花と聞きます。夏の太陽にも負けない強さを持つ花をも凌駕して元気な子供たちの声が響く。子供たちが元気で良かった！

以上です。失礼しました。

一八

お暑うございます。昨日は地蔵盆で草むしり等、一汗かきました。今日はゆるゆるしています。
こちらの操作で新規発言が出来ずすみません。

〇02　警蹕の声に静まる蝉時雨
　　　真夏の神事、ぴりりと締まる空気。暑さも忘れそう。

〇07　海の虹一つづつ色零しおり
　　　潮風に吹かれ、空の青から海の青へ溶けてゆく。

〇10　白南風や海見はるかす徐福像
　　　視線の先は、水平線のそのまた先か。

失礼いたしました。