投稿日:2018年11月01日 (木) 12時01分
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ジョージ・オブライエン主演の「輝く西部(1932)」を見ました。1840年代にはじまる物語で、ケンタッキーに互いに確執を続ける二家族があり、両家の息子と娘が恋仲なのが以後のもめ事の発端です。ロメオとジュリエットの西部版ですね。
賑やかな仮面舞踏会の場面があって、オブライエンは金モールずくめの竜騎兵の仮装でしたが、当時ケンタッキーの田舎で仮面舞踏会なんて洒落たことをしていたんでしょうかね。まあ、南部の綿花のプランテーションなどは富裕だったうから、そういうこともあったのかも知れませんが。
親子二代にわたる物語であり、鉄道建設なども絡むのだから、「アイアンホース」や「シマロン」などのような叙事詩的大作に仕上げてもよい内容と思いますが、IMDbによれば上映時間74分と簡潔な作品です。おまけに私が見たのはさらに短くて67分でしたから、ダイジェスト版でも見ているような気分でした(手っ取り早く見られるのはいいですが)。しかし野牛の暴走シーンや鉄道建設現場をインディアンが襲撃するシーンは結構迫力がありました。ストック場面が使われているのかも知れませんが。
ジョージ・オブライエンといえば「国境守備隊(1934)」というのを見たいのだけれど、これはなくなってしまったフィルムのようですね。残念なことです。 |
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