投稿日:2018年11月20日 (火) 06時44分
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大草原のうた (1995) A Mother's Gift https://www.imdb.com/title/tt0113859/
ドンパチ・アクションのない西部ドラマです。 テレビ作品で日本では500円のDVDで販売されました。あまり流通していないDVDのようで現在は入手が困難かもしれません。私は200円で購入、プレミア価格にはならず。
歌手になることを夢見ていたヒロインが、結婚し、夫とともにアイオワに移住、開拓し、日々の生活に追われ、結局は夢をあきらめるというもの。 私の稚拙な文章では救いのない作品のように思われるかもしれません。 ヒロインの歌はインディアンとの交流に役立ったりと、思わぬ効果もある。
ヒロインは自分の夢を娘に託し、幼少の頃から音楽の勉強をさせる。そして数年後、一家の農場が破産するかもしれないという大変な時期に、娘を音楽学校の試験のために、ニューヨークに行かせたりする。そんな銭は何処にあるのか?当時は大変なお金が掛かったろうに。母としてかなり無茶ぶりである(娘の音楽教育も恐らく独学だ)。 娘は娘で音楽学校を合格したが、結婚したいから入学はしないと!試験を受けたのはご機嫌取りだとぬかす始末! 何とか、農場は破産を逃れ、今後の経営もうまく行きそうというニュアンスとなり、物語は終わるのであった。
農場の破産を逃れられたのは幸運にも長男が銀行員だったため。自分の給料を担保にしたのだ。家族に銀行員という優秀な人材がいるのなら何故にもっと早い段階で農場経営のコンサルタントをしなかったのか?当時はそんなもんだったのだろうか?
「大草原のうた」といかにも歌がテーマのようだけれど、それほどでもなく、祖母から受け継いだ真珠のネックレスを娘に託すという繋がりが原題の「A Mother's Gift」を意味している。 「大草原の歌 Song of the Prairie」は関係ない。
何はともあれ、このような無名の作品でも発掘できたことが私は嬉しいのです。 「持ってるの自分だけかも!」と満足感に浸りつつ、ビール片手に鑑賞するのです。 |
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