投稿日:2017年05月10日 (水) 15時27分
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現代でも西部劇は結構作られているようですね。このところ新作西部劇をいくつか見てきましたが、どうも印象に残るものがありません。悪い奴が最後にやっつけられればいいというだけの感じのものが多い気がしますが、センチメンタルな要素も欲しいですね。
そういった中で、この「ワイルドガン」は比較的昔風の西部劇の味わいを持っていると思います。ドナルドとキーファーのサザーランド親子の共演で、銃を捨てたガンマンのジョン・ヘンリー(キーファー)が、疎遠だった父親(ドナルド)の家に帰って来ます。昔の恋人(デミ・ムーア)とも再会しますが、そこでは強欲な大地主が住民の土地を買い叩いて持ち分を増やそうとしており、大地主が雇った拳銃使いにはトリガー・ハッピーの凶暴な奴や、「紳士のデイヴ」(マイケル・ウインコット)と呼ばれる分別くさいのがいたりします。
ジョン・ヘンリーは地上げ騒ぎとは距離を置こうとしますが、父親が大地主と対立していることから、否応なく抗争に巻き込まれて行きます。
大詰めの撃ち合いの折、ジョン・ヘンリーは町の何でも屋でル・マットという珍しい短銃を手に入れて使いますが、このことが、従来の西部劇ではあまり見かけなかったひねりを物語に与えています。
http://sockshare.net/watch/mxyVZoGN-forsaken-2015.html
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