１６日午前０時中村は言葉を濁し都内ホテルからタクシーで引き揚げた＝
近鉄からＦＡ宣言した中村紀洋内野手（２９）が１５日深夜、東京都内のホテルで巨人と初交渉した。
４番松井のメジャー移籍で打線強化が急務の巨人が獲得に名乗りを上げた。（金額は推定）

日米野球終了後、東京都内のホテルで球団首脳が中村サイドと初交渉。
ホテルから姿を見せた中村は「知らない。全然知らない」と否定したが、
これは日米野球に出場中ということなど諸事情に配慮してのもの。

現在、ペタジーニの獲得に全力を挙げている巨人だが、中村の豪快な打撃、三塁手としての能力、そして人気面を高く評価している。
日米野球で全日本の指揮を執る原監督は
「柔軟性があって守備もダイナミックで繊細。思い切りの良さ、パワーは日本を代表する打者です」と評価。
一方の中村も「原監督はジェントルマン」と話すなど、巨人に対して悪い印象は持っていない。

既に今月４日の優勝パレード終了後、原監督と渡辺オーナーが１時間にわたり補強について緊急会談を行い、獲得に乗り出すことを確認。
資金力は豊富なだけに４年契約で３０億円を用意した。

１３日に近鉄と交渉。６年総額３６億円プラス出来高払いという大型契約を提示したが態度を保留。
他球団と交渉した上で結論を出すことを明らかにした。

「ペタジーニがダメなら中村獲得。」と都合のよい考えの阪神とも交渉するはず。
ちなみに阪神はペタにも苦戦中！
メジャー関係者の評価も急上昇しており、大リーグ球団と交渉する可能性もある。