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霊の真柱(著・平田篤胤)には速須佐之男命とありますが、これは建速須佐之男命のことですよね。ならば速須佐之男命と月読命が同体となっていましたが、現代のいろんな本を見る限りには建速須佐之男命と月読命とは兄弟で別のものと思っていました。いったいいつから別々の存在になったのですか。また、今でも同体で私が間違っていただけなのでしょうか。
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結論としては最初から別々でしょう。なぜならば、双方の役割が全く違うからです。須佐之男命は海や嵐などの自然を模した自然神です。月読命は月や暦を模した農耕神です。平田篤胤が同神としたのは、おそらく保食神(うけもちのかみ)のエピソードが原因かと思われます。保食神は穀物が生まれたエピソードに欠かせない神です。彼女が殺害され、その死体から五穀が生まれたとされています。この保食神を殺害した神は古事記と日本書紀で違っています。古事記は須佐之男命、日本書紀が月読命となっています。この辺りをして平田篤胤は同神と判じたのでしょうが・・・
記事番号:91
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