とりあえず、それぞれの祝詞自体はGoogle等(神事宗源で見つかると思います)で検索できるのでそちらを参照していただくとして
今回はそれぞれの祝詞が何を意味するかを…
中臣祓
古くから宮中の祭祀を司ってきた忌部家(後の中臣家)によって纏められた、現在の大祓詞の原型です。
『延喜式』で初めて大祓と名がつきました。
その内容の80%は継承されておりますが、祝詞内に「不適切」な語句が多いためにいろいろと削られて今の形になっています。
最要祓
大祓は奏上に時間がかかる(7~10分)ので要点だけを抜いて省略したものです
100字程度で抑えられている祝詞です。
最上祓
最要祓を更に簡略化したもの。
三種大祓
古神道の簡略式祓いといった感じでしょうか。少々専門外です。
六根清浄祓
六根は人間の持つ感覚をあらわしており、それを清めるための祝詞です。
病気平癒などに使われます。
身曾貴祓
詳細がちょっと分かりませんが、『延喜式』には乗っているようです。
一切成就祓
疫病などを祓う際の病気平癒祝詞です。繰り返し読むことが効果があるとされているようで、短い祝詞ですね。
十種神宝祓
物部氏の祓いの祝詞です。通常の祓いの祝詞と違い、ニギハヤヒと十種神宝を中心に組まれた祝詞です。
神道護身九字法
これは完全に専門外なのでノーコメントとさせていただきます。
根本加持
これは完全に専門外なのでノーコメントとさせていただきます。
三種加持
これは完全に専門外なのでノーコメントとさせていただきます。
護身神法
これは完全に専門外なのでノーコメントとさせていただきます。
ノーコメントの4種は神社神道としては明らかに逸脱しているためです。
これらは古神道の分野ですから…
とはいっても専門としているものですら歯抜け状態なので申し訳ないです。