蛭子流神道というのは聞いたことが無いですね…
新新興宗教の類でしょうか…?
>吉田流神道
正しくは吉田神道といい別名唯一神道。室町時代に吉田兼倶が提唱した神道の形式です。神道というものの世界観や概念をしっかりと形にしたはじめての神道だったと記憶しております。
当時、本地垂迹(仏が主で神が従)が主流だったのに対し、反本地垂迹は力の弱いものでした。その理由が先述の世界観と概念が欠落していたためで、それを確立したのが吉田神道です。
吉田神道は日野富子の庇護の元、その後も勢力を保ち、江戸時代には全国の神職の資格を与える総本山のような役目も担っていました。
神道史を学ぶ上でとても重要な神道ですね。
>流派
「流派」というと、少々語弊があるかもしれません。
過去の両部神道にしろ吉田神道にしろ、復古神道にしろ、もともとは仏教と比べて大系が不安定であった「神道」というものを学術的に構築しなおそうとしたものですから。
現在、流派(祭り方の違い)と呼べるのは神社神道と教派神道ぐらいでしょうか。天理教や大本教などは教派神道に分類されます。