産土神というのは「うぶすながみ」と呼びますが、特定の神様の名前ではありません。
意味合い的には「故郷の神様」ということになるでしょうか。
たとえば、高西さんのお生まれになった場所・地域の神社などがそれに当たります。基本的に、神社というものは当初一村一社的なテリトリーを持って存在していたので、その村で祭られている神様は、その村の人にとっての産土神となります。
つまり、隣村で産土神と呼ばれているものは、別の村の人にとってはただの神様なわけですね。
ちなみに…「氏神」というものもありますが、これは産土神の縮小版のようなもので、地域が氏族に縮小されます。高西さんの一族で祭られている神様というのが氏神になります。