名前:ほのか
2020年10月13日 (火) 14時05分
『未成年』の後の読書に、偶然手に取った短編の『賭博者』に、決めました。
@《わたし》を《未成年のアルカージー》に、《孫娘ポリーナ》を《読者私》に、《わたし》を、再び、《読者私》に、想像して〜創造して、読んでってます。
A「「他でもありません、文化の進んだ西ヨーロッパ人の徳性と品位の経典には、富の獲得の能力というやつが、歴史的に、そしてほとんど何よりも重大な要点として、数え上げられています。ところが、ロシヤ人は富の獲得の能力がないばかりか、なにか、こう、むやみやたらに不体裁なくらい金を浪費する。にもかかわらず、われわれロシヤ人だって、やはり、金は入り用です。」とわたしはつけくわえた、「その結果、たとえばルレットみたいに、てっとり早く二時間ばかりのあいだに、労せずして富をつくり得るような方法を歓迎して、その誘惑にかかりやすいのです。でもね、われわれはむやみやたらに、骨を折らないで勝負をやるものだから、結局は負けてしまう!」」p343(ふむ!)
B「「とんでもない」とわたしはやりかえした。「だって、まったくのところ、ロシヤ式の不体裁とドイツ式の正直な🇩🇪労働による貯蓄の方法と、どちらがそもそもよりけがらわしいか、まだはっきりわかっちゃいないじゃありませんか?」」p343 (フゥーーム!!)
C「「清廉潔白なのあまりにやることなので、それがこうじると、弟息子も、自分はほかならぬ清廉潔白のために身売りされたのだ、と信ずるまで立ち到るのです。それはもはや理想であって、犠牲自身が生贄に捧げられるのをよろこんている始末なのです。」」p344
⇄(ロシヤ人って、そーなんだぁーー!悪くはない性格だっと。読者私は思いました。読者私にも、それらしきところがありますから。面白い文章です。)
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