[568] 簡単に好き |
- 少年少女 - 2004年06月03日 (木) 18時49分
「よ、透。」 ふとした声に、俺はウンザリとした表情で同じクラスの羽山に視線を向けた。 「何?」 大体の予想はついてはいたが、俺はわずかながらも羽山に期待していた。 頼む、お前がただのエロ学生でないことをここで証明してくれ・・!!! 「透、ヤラせろ。」 【スガーン!!!】 その一言に、俺はこんな男に少しでも期待した自分が馬鹿だったと、呆れる反面 深い自己嫌悪に陥っていた。 羽山、お前 これじゃぁただの変態エロホモ学生じゃないか・・(泣) 「どうした、透。大丈夫か?」 「大丈夫じゃなーいッッ!!!!」 【ガンッ!!!】 俺は懇親の力を込めて、羽山の足に手加減なくケリを一発入れてやつた。 さすがに痛かったらしい。 羽山はその場に蹲ると、蹴られた方の足を抑えて小さくうなっていた。 (そ、そんなに痛かったのかな・・・。) 最初はざまーみろ、と思っていた俺だったが、さすがにここまで痛がると 少々度が過ぎたと少し反省する。 「おい・・・大丈夫・・・」 か?と言おうとした瞬間、俺は羽山の大きな手で腕を掴まれて 思いっきり強く押し倒された。 【ガタッッ・・!!】 「騙されたな。」 不適な笑みで俺に覆い被さる羽山に、俺はとにかく腹が立って、ジタバタと無駄な抵抗を続けていた。 無駄だとわかっていても、抵抗せずにいられない。 (このまま そうやすやすヤラレてたまるかっ!!!) と、意気込みだけは良かったのだが、あっさりとねじ伏せられてしまった。 (情けない・・・。) 「大人しくしてろって、痛てぇことはしないからさ。」 「うっ・・・。」 そう言われたのち、強く**を掴まれる。 「痛いっつーの!!!」 「じゃ、痛くなきゃいいんだな。」 ニヤリと羽山が笑い、自分の失言に俺は呆れつつも羽山の気が変わってくれないかと天にも祈る想いだった。 「あっ・・・!!」 不意に**を掴まれ、俺は小さく悲鳴を上げた。 この状況は非常にまずい。 「んっ・・・くっ・・!」 「痛いか?」 (痛くないから、こまってんだよーッッ!!!) 少しづつも快感に目覚め始めた自分の身体に、俺は泣きたくなる気持ちで羽山になを無駄な抵抗を続けていた。 「ちょっ・・・待て!!いきなり、そんなっ・・。」 「気持ち良くしてやるよ。」 そう言って、羽山はいきなりもいきなり いつのまにか脱がせた俺の下着の中から、わずかにも硬くなり始めている**を取り出し、舌先で軽くつついてきた。 「あっ・・・待ってっ・・。」 「待たない。」 次第に、その行動も大胆なものになりつつあった。 最初はつつくように舐めていた舌先が、次第に俺の**を口に含み始めた。 「あっ・・・あぁっ・・!!」 一瞬、口できつく吸われ、一気に**が膨らみ始める。 気持ちいいのと、くやしさが混じって、俺はどうしていいのかわからずにバタバタともがいてばかりいた。 「んっ・・あっあっあっ・・・!!!」 もう、やだ。 こんな風に、女みたいな声を出すなんて・・。 恥ずかしくて、でも気持ち良くって、俺はそのまま快楽の頂点へと上り詰めていく。 「はっ・・あっ・・・・あああぁぁっ!!!!」 頭の中が、一瞬 真っ白になって、俺はもう何がナンだかわからなくなってしまう。 「はっ・・羽山ぁっ・・!!!」 最後に、何度も奴の名を呼びながら 皮肉にも、俺はあいつの口の中で**してしまった。
「なに・・・その顔?」 「うるさいっ!!!お前がこんなことするから、俺はいつもわかんなくなって・・・。」 なんだか、泣きたくなった。 何が悲しい訳でもなく、ただ泣きたくて。 「簡単じゃん、俺はお前を好きなんだから。」 羽山が言った一言に、俺はもっと泣きたくなった。 ほんとはさ、好きなんだよ。 成行きのエッチじゃなくて、多分今度は。
「羽山、今度はちゃんとしろよな。」 赤くなりつつも、俺は小さく呟いた。 結局は、好きなんだよな 俺も。

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