[518] 拝見しました |
- テツ - 2004年05月08日 (土) 12時16分
はじめまして。 読んでいる途中で、ふと思い出しました。キャラを一生懸命動かして、なんとか小説の形に持って行こうと努力している自分自身のことを振り返りました。 枠組みを作るのは、多少読書好きな人間ならできると思います。そこに魂を吹き込み、読んでもらうモノに仕上げるのに書き手の技量が必要となってきます。
文章はスラスラ読めますし、桜に関する描写も素敵だと思います。会話や話の流れはスムーズで、つまるところはありませんでした。ですが二人の関係の具体的なエピソードが無い為に読後感は「ああ、そうか」だけで終わってしまう。読み手の想像に依存する、二次元創作でよく見受けられるような印象で残念でした。 気になったのは主人公視点ではじまっているのに、ところどころ相手の感情が出て来て、それが少し戸惑いました。
こちらの鍛練場は(私も含め)プロを目指してらっしゃる方々も多く、時として厳しい批評が出る事もあるでしょう。ですが皆さん他人の作品を読み、自分を振り返り、創作に真剣に取り組んでらっしゃいます。私もまだまだ修行中で、こちらで勉強させてもらってます。お互いがんばりましょうね。
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