[809] 厳しい批評、本当にOKですか? |
- 波瀬 - 2004年12月17日 (金) 14時12分
人様の力作に、えらそうな事を言えるほどのキャリアも実績もないのですが、私なりに気づいたことを言っても良いでしょうか。
この作品、どう仕上げるかを迷いながら最後まで書いてしまったのではないでしょうか。 長さのバランスが取れていないような気がします。口悪く言ってしまえば、中途半端。 最初の階段落下事件の印象が強いためその後は後日談程度のインパクトしか感じられず、妹の登場もあきらめムードに流されて、結局何の事件も起きないままエンドになっています。 いっそのこと階段落下事件だけを切り取ってショートショートにするか、妹をきっかけに二人の仲をとことんこじらせてからオープニングに負けない事件でまとめるかした方が、読後の印象が良くなるのではないでしょうか。 タイトルの絡め方も弱い気がしました。 ほとんどの場面が地下鉄の車内と構内だけなのですから、それに絡んだタイトルでもいい様な気もしますが。 どんなに短かい作品でも、タイトルは顔になるので、中身に興味を持たせるようなものであって欲しいと思います。
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