[797] はじめまして、氷上さま |
- 波瀬 - 2004年11月16日 (火) 21時23分
ここでは辛口すぎて敬遠されがちで、しばらく書き込みをお休みしていた波瀬ですが、こういうものが出てきたら言わずにいられなくなってしまう性質で… すみません、さらっと聞き流してください。
書き慣れた文で、蜘蛛の糸のように読み手を絡め取るようで、上手いなと思います。 もし、ネットや同人で公開されているなら、固定読者がいるのだろうと想像します。 私はこういうカテゴリーのものは、書かないけれど、読んでいてゾクゾクすることがあります。完全に理解はできてないと思うけれど、魅かれる部分はあるし、でものめりこむのは怖い。 私はそういう読者です、魅かれるけれどのめりこもうとする自分が怖い。背徳感がすごいんです。でも、嫌いじゃない。 商業誌でははっきりとNGジャンルです。書き方次第だと思う部分もあるんですが、専門誌以外では、壁は高く厚いです。
それでも、この作品をもっと多くの人に受け入れてもらおうと思われるなら、『共感』ということにポイントを置くべきだと思います。 共感を抱くのは、主に視点者に対してです。この場合は「おれ」 ですが、否定的な嫌悪感が強く書かれているので、「おれ」に共感した読み手はこの作品に露悪趣味を感じ、どうしても受け入れ難く思ってしまいます。「おれ」の本音が読み取りにくいのも、不利です。 読み手を誘うように、「おれ」が誘われ揺れていく心情をベースに書いてみてはどうでしょうか。
もっとも、私の個人的な考えですから、読み手全員がそうだとは言えないのですが。 勝手な言い分ですみませんでした。
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