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[13553]

題名:公明党の衰退

名前:ClearSky

◇OrKyC35C9k
MAIL 投稿日: 2025/07/28(月) 18:55 45.90.185.102 (45.90.185.102)

2025年7月20日、第27回参議院選挙で公明党は約521万票を獲得しました。前回3年前の618万票から約100万票の得票減であり、2004年の参院選862万票、2005年の衆院選898万票から約4割の票を減らしています。また、今回は選挙区でも候補を落としています。この事実はどのように繕っても、惨敗であり、公明党の衰退と言えます。誰も責任を取ったようには見えません。「仕方ないね」「残念だったね」で終わらせてないでしょうか。
近年、衰退の原因を、多くの関係者は「支援する創価学会の活動家の減少と高齢化」だと言い逃れています。しかし、本当の所はどうなのでしょうか。公明党、そしてその党を支援する創価学会の衰退に関して、これからも様々な議論がなされることになると思われます。

私は衰退の原因として「活動家の減少と高齢化」の要因も否定するつもりはありません。その影響はあると思います。しかし、公明党の衰退の原因は、支援する創価学会の支援の仕方に根本的な間違いがあると考えます。以下に記します。

選挙になると「大阪の戦い」が取り上げられます。その通りにやっていると自慢する輩もいます。
しかし、この「大阪の戦い」の対極にあるのが東京の惨敗の結果でした。ここでは「東京の戦い(敗北)」と呼ぶことにします。
この昭和31年の弘教と支援に関しては小説:人間革命 第10巻に詳しく書かれていますので、学会員には説明する必要もないでしょう。

この第10巻の「脈動」の章には、戸田先生が「勝利の唯一の途(みち)」と語られた箇所があります。ここに掻い摘んで記しますと、
「信心の滲透によって、湧き上がる熱意で候補者を支援する」と言うべきものです。
これを言換えると「会員がこの信心で幸福になる」そして「その熱意が支援につながる」と言うものだと考えます。
「大阪の戦い」はこの「勝利の唯一の途」通り、忠実に実施されましたが、東京ははこの意味が分からず、結果は惨敗でした。
大阪と東京の違いは、「会員の幸福」を重んじたか否かだと思います。

勿論、党と学会は分離されるべきであり、支援は自由であるべきです。
公明党議員は立派であるべきで、平和を目指し、民衆を豊かにするのが大前提であるのは言うまでもありません。

宗教団体の一会員が幸福を追求する。その流れが社会へ展開していくために生まれた公明党だと思います。政治の分野にも妙法が広がると考えての結党だったはずです。その党が平和と幸福実現の理念を堅持し、議員も理念の実現に奔走するなら、学会員の支援も得られ続けるでしょう。外部の方の理解も得られると思います。しかし、今の姿はどうでしょうか。公明党は自民党と連立を組み、今は政権与党に返り咲いています。この間、平和を壊し、庶民の生活を苦しめています。多くの国民はそう思っています。そして、学会員の中にもそう考える人も少なくありません。ともかく、信用されていません。得票の減少は、公明党の路線にも原因があると言えます。

その上、支援する学会の中では、党の路線に口を出せば、「支援するのが当たり前」「嫌なら学会を辞めろ」とまで言われる始末です。
納得とかの次元を超えて、強要のレベルになっています。今の幹部の支援の進め方は、戸田先生、池田先生の方針とは違います。「勝利の唯一の途」ではありません。
会員の幸福を願わず、努力もせず、ただ支援を強要するだけです。今回も全ての地域で地区ごとに、一部の幹部達は、会員とその家族が公明党に投票するか否かを検討した筈です。
その行為の前に、家庭訪問して、近況を聞いてあげるべきではないでしょうか。悩みの相談があれば、対応すべきではないでしょうか。祈ってあげるべきではないでしょうか。どうして、その人達が幸せになることを考えてあげないのでしょうか。会員に〇や△や無印を付けて、選挙に勝てると思うのでしょうか。

勝利の要諦を「最高の作戦、最高の行動」だと口にする幹部は実に多いようですが、やっているのは「最低の作成、最低の行動」です。この先、支援する人間を増やそうと、折伏や聖教新聞の啓蒙を打ち出す可能性があるかもしれません。しかし、御本尊を粗末にするのは止めましょう。また、成果のために家族や知人・友人を利用するのも止めましょう。益々、信用を失います。そのようなことをしても、票にはつながりません。濁った生命で何をやっても、上手くいくはずはありません。「功徳とは六根清浄の果報」「心こそ大切」なのだと思います。信心なき、そして、会員の幸福なき活動は、「勝利の唯一の途」ではありません。

「勝利の唯一の途」と同様のことが、小説:人間革命 第9巻 「展開」の章にも書かれています。「しかし今は、選挙、選挙と先走ってしまい、なんのための選挙かということも忘れて、日ごろの学会活動なんか、かまっておれるかということになってきた。信心を邪魔にさえ思い、選挙一辺倒でなければ、勝てないように錯覚している。」「いつの間にか選挙体制にしてしまった組織を、もとの信心の組織に戻して、それを強くすることが、今、いちばん大切な緊急事」とあります。創価学会が支援に参加する場合、選挙戦術云々の前に、信心を取り戻すべきではないでしょうか。今の幹部は、学んでないのか、分からないのか、二代・三代会長の指導を軽んじています。「選挙には功徳がある」と支援に奔走する会員もいます。しかし、「自分さえ功徳がもらえれば、他の人はどうでも良い」と言う浅ましい一念に功徳があろうはずもなく、平和を壊し、他の人を不幸にしておいて、自分の功徳を求めるのは不適切です。

確かに、宗教団体が政党を支援するのは自由であり、その権利はあるでしょう。しかし、同時に、「会員の政党支援も自由」です。これは、学会の中で長年培われてきた指導です。
「会員への強要」ではなく、大前提として「公明党が、支援してもらえるだけの党であり、議員である」必要があります。そして何より幹部は、会員を幸福にするすべきだと思います。しかし、今の幹部に会員を幸せにする力量はありません。人事が間違っているからです。
会員に寄り添い、会員の相談に乗り、会員に指導するべきですが、幹部にその力量がないのですから、急にそのような路線変更に対応できる訳はありません。
だから、この「勝利の唯一の途」を幹部に伝えても仕方ないかもしれません。

今の学会の支援は「東京の敗北」そのものです。だから勝てない。そして、今のままでは公明党が復調することはないでしょう。
これ以外にも、支援の在り方は反省すべき点が多いと思います。

今回の参院選では、野党の幾つかの政党が勢力を伸ばしています。しかし、公明党の得票のほとんどは学会員の支持でしょうし、活動家が広げた外部の票でしょう。公明党には風は吹きません。勿論、影響はあるでしょうが、決定的になることはなかったでしょう。大事なことは、もっと会員を大切にすべきではないでしょうか。私は、公明党を支援する創価学会の組織が「会員を大切にしない」「会員が幸福にならない」ことが公明党の衰退の主因だと考えます。

そして、もう一つ付け加えます。先生の指導に背いて、何をやってもうまくはいかないだろうと想像します。公明党も学会ももう一度、先生の指導に立ち戻るべきではないでしょうか。公明党の再建の前に、支援する学会の再建が急務だと私は思います。




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