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題名：アメリカにとって日本がソ連の核を封じ込める要だった

冷戦時代、アメリカにとっての脅威はソ連のSLBMと核兵器でした。
SLBM（Submarine-Launched Ballistic Missile）
潜水艦から発射される弾道ミサイルのこと

特に、オホーツク海に潜伏させた
原子力潜水艦は正確な位置が特定できず、
破壊することもできません。

一体どうすればいいのか？
この時、キーになった国が日本だったんです。
オホーツク海は冬になると凍ってしまいます。

そのため、ソ連の潜水艦がメンテナンスのために寄港するのは
南にあるウラジオストクでした。

オホーツク海とウラジオストクを往来するためには
日本の周辺の宗谷海峡、対馬海峡、津軽海峡
この3つを通らなければなりません。

アメリカがソ連の核兵器の位置を
知るための鍵を日本は握っていたんです。

この時、アメリカは日本に
潜水艦対策の最新鋭の武器を供給しました。

次、日本は中国の封じ込めを担う

今中国に対抗するためには日本には武器が必要だ
そうなれば、必要な武器をアメリカが供給する
可能性は非常に高いということです。

だからトマホーク渡す訳です。
最近ではイランの核施設を破壊するために
アメリカが使用したミサイルですが

トマホークというのは
金さえ出せば手に入るものじゃないんです。

アメリカの同盟国はいっぱいあるけれど
射程の長いミサイルを売るのは嫌がるんです。

それを使って戦争を始められると
巻き込まれる可能性があるからです。

でも日本には売るんです。
射程1000キロを超えるトマホークを。

なぜなら、アメリカのために
日本を強化することが必要だからです。
これは特別なんです。

○中国の次の一手を封じる策

最近、日本周辺を中国の空母がウロウロしています。
近い将来、原子力潜水艦も
入ってくるようになるのでしょう。

その原子力潜水艦はミサイルを積んでいて
東京とかに攻撃してくるかもしれない。
日本の船を沈めるかもしれない。

それを発見し続けるには
日本にも原子力潜水艦がいるんです。

では、アメリカは原子力潜水艦を日本に提供しますか？
という話です。

ここが問題なんです。