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和田絵画教室

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「吉井宏平展」「池田龍雄・吉野辰海展」

1039:和田千秋 (2010年02月07日 (日) 23時20分)

ここ数カ月、3月末の個展(私のです)に向けて、日曜は外出せずに一日制作に当てていたのですが、今日は午前中に二つ展覧会に行ってきました。

一つ目は、ギャラリーSELで今日迄の「吉井宏平展」。大学で、昨年教えていた大学院生です。最近、化けたといっていいほど作品の質が高くなっていました。初めての個展ですが、近作は特に光っていましたよ。

これまで、シャッター通り商店街のような寂れた風景を、シュール風に描いてきましたが、近作では、魚眼レンズで歪ませたように変貌。写真という他のメディアをいっぺん通して、残像からコピーしたような、複雑な構成になってきています。もっと住人の悲哀や、また人間の不在感のようなものが、画面から滲みだしてくればなおいいでしょう。これからが期待される新人です。

さて二つ目は、ギャラリーとわーるで開催中の「池田龍雄・吉野辰海展」(13日迄)。このお二人とも、近年とわーるでは、毎年のように展覧会をされています。戦後前衛を代表するお二人ですね。吉野さんは最近のポップな犬シリーズ。池田さんは、60、70年代に制作された、オブジェや絵画作品です。新作ではないのですが、十分見応えがありましたよ。お勧めの展覧会です。

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「牛島智子展」「中崎博之展」

1038:和田千秋 (2010年01月30日 (土) 23時38分)

今日は、午前中に二つの展覧会を観てきました。一つ目は、日仏学館5Fギャラリーで開催中の「牛島智子展」(2月20日迄)。

牛島さんは、私とは学生時代からの作家仲間で、80年代には、よくいっしょにグループ展に出したものです。古くからの友人が、がんばっている姿をみるのはいいものです。

作品は、ここ20年ぐらい続けているシェイプドキャンバス(変形キャンバス)に、表現主義的な絵画を描いたもの。今回は、日仏ということで、サンテグジュペリをテーマにしていました。床には、所縁のアフリカと南米の大きな地図状の作品が横たわり、大がかりなインスタレーションとなっていました。

これまでも、作品にテーマはあったのでしょうが、今回のように鮮明に打ち出す方向の方が、今の時代にあっているように思います。これからの活動が期待されますね。

さて二つ目は、モマで開催中の「中崎博之展」(2月6日迄)。一見抽象絵画に見える作品ですが、実は、被爆地の写真をもとにして描いているようです。

湾岸戦争の終った後に、フランスの社会学者のボードリヤールが、「湾岸戦争はなかった」という本を出版して物議をかもしました。メディアで流される戦争の情報は、アメリカの戦闘機のコックピットから見た映像ばかりで、あたかもシミュレーションゲームのように感じたのでした。ボードリヤールに言わせれば、西側の人たちにとっては、湾岸戦争はリアリティのない戦争であって、戦争はなかったのと等しいと言うのでした。

美術状況も、80年代はボードリヤールの影響もあって、シミュレーショニズムという、社会に浮遊する記号(当時はシニフィアンと言っていましたっけ)を操作するだけの作品が横行していました。

中崎さんの作品は、過去の戦争にリアリティが持てない若い人たちの代弁になっているのでしょうが、どうも私には、80年代のシミュレーショニズムに見えてしまいます。美術は文脈主義、歴史主義であるし、また21世紀の現代においては、もっと切実でリアルな作品が求められていると思うのですが。

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1037:和田千秋 (2010年01月28日 (木) 00時10分)

今日は、久しぶりにヴァルトへ。なんでも2カ月ぶりの展覧会だとか。ベテラン作家と、若手作家によるグループ展です(第1期が30日迄。第2期が、2月3日から13日迄)。

感じたのは、森悠二さんや新庄良博さん、坂井存さんといったベテランが、実験的な意欲作を出品していたのに対し、若手作家たちが、保守的でおとなしい作品だったこと。若いころは、「ベテランを食ってやる」ぐらいの気概が欲しいものです。

特に坂井さんの新作は、「移民」をテーマにした社会性のあるものでした。これからの展開が期待されますね。

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村上勝展

1036:和田千秋 (2010年01月24日 (日) 00時59分)

新しくできたギャラリー「白金すみ画廊」の、オープニング企画「村上勝展」に行ってきました(2月7日迄、月曜日休廊)。

画廊の住所は、福岡市中央区白金1−1−3、白金オークマンション507。城南線沿いの、薬局の裏のマンションです。

今日はオープニングパーティで、作家、学芸員等、50人以上来ていたんではないでしょうか。盛大な画廊お披露目となっていました。この不況のなか、新しい画廊の誕生です。みんなで応援していきたいですね(酔っ払って、作品のことあまり覚えていません。是非、実際に足をお運びください)。

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コンテンポラリーアート2010

1035:和田千秋 (2010年01月20日 (水) 19時16分)

アートプロ・ガラで始まった「コンテンポラリーアート2010」に行ってきました(2月13日迄、ガラは舞鶴1−3−31)。4人の作家によるグループ展です。

寡聞にして知らない方々でしたが、益村千鶴さんの作品は、完成度の高さで驚かされました。DMでは写真の作品と思っていたのですが、実際に見ると油彩で、2009年の近作2点は特にすばらしかったです。

2点とも手のクローズアップですが、修道女が組んだ手のようにも見えたりと、宗教性を感じさせます。写真家の石内都さんに通じるような、精神性の深さを感じさせる作品となっていました。

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「吉原みずゑ展」「安西博之展」

1034:和田千秋 (2010年01月13日 (水) 19時11分)

今日は、大寒波到来で雪が舞うなか、福岡市美術館でやっている二つの個展を見てきました。

最初は「吉原みずゑ展」(17日迄)。最近は(染めたような)布を使ったインスタレーションで知られています。今回は、特Bの広い空間を、3点の大きな作品でもたせています。

私も2度ほど特Bでやったのですが、あの広い空間を持て余したのを覚えています。最近は、特Bの空間に臆することなく、上手く作品設置する作家が増えてきたようです。

吉原さんの作品は、一見フランスのシュポール・シュルファスのようではありますが、日本の伝統的な、染めた布地を干している風景にも見えるところがミソでしょう。もっと日本的に見えるようにすると面白いかもしれません。

さて次は「安西博之展」(17日迄)。以前は具象彫刻を作られていたのですが、10年間のイタリア滞在の後、帰国第1弾の新作展は、インスタレーションに変わっていました。

作家にお話しを伺うと、「魂」をテーマに作品を形作られたとのこと、暗い空間に、繭玉や、角笛状の形態が、不思議な雰囲気を醸し出していました。イタリアに行って、アルテポヴェラや新表現主義ではなく、自分のテーマを頑固に打ち出すのはいいですよね。これからの展開に期待しています。

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コンテンポラリーアート小品展

1031:和田千秋 (2010年01月06日 (水) 22時47分)

新年最初の展覧会は、ギャラリーとわーるで始まったばかりの「コンテンポラリーアート小品展」です(17日迄)。

九州の、若手からベテランまでの現代美術作家を集めた、総勢30名以上による小品展です。絵画あり、平面あり、オブジェありの、多様な表現を見ることができます。

個人的に面白かったのは、これまで版画家と思われていた、小川幸一さんによるオブジェ作品。なんとも反芸術的な感じの作品で、版画には見られなかった不穏な匂いがします。今後の展開が期待されますね。

1032:版画家 小川幸一 (2010年01月11日 (月) 21時15分)

足を運んで下さり、ありがとうございました。
立体の出品は、1978年 秀巧社ビル(福岡市アートギャラリー)でのグループ展以来です。
制作にはかなりの時間を費やしました。

1033:和田千秋 (2010年01月11日 (月) 22時45分)

小川さん、以前は立体を作られていたんですね。知りませんでした。なにしろ、私が福岡に来たのが78年だったもので、、、。とまれ、今年もよろしくお願いいたします。

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明けましておめでとうございます

1030:和田千秋 (2010年01月01日 (金) 00時24分)

皆さま、新年明けましておめでとうございます。
今年が、皆さまにとって良い年となりますように。

今年は、3月の31日から4月の11日まで、福岡市内のギャラリーにて個展を予定しています。現在、正月返上で制作に励んでいるところです。個展の情報は、開催間近にまたお知らせします。

では、今年もよろしくお願い申し上げます。

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「博多工芸ぶらぶら散歩」展

1027:和田千秋 (2009年12月23日 (水) 19時40分)

祝日なので?美術館へ。県美で、博多の工芸展をやっていました。県美の企画展です。

博多は昔から(工)芸どころ? 県ゆかりの仙がいさんや、和田三造(私の親戚ではありません)の絵が並んでいたり、博多織、芦屋釜、博多曲物、博多人形、筑前琵琶などの地元の工芸品が並んでいました。

個人的には、再現された芦屋釜の出来栄えに驚きました。再現されたのは、遠藤喜代志さんという方ですが、私が習っている「南方流」茶道で、兄弟子にあたる方です。うう、すごい!

南方流は、筑前南方流とか、地南方といわれていて、博多だけで行われている茶道です。今回の展覧会は「郷土の美術をみる・しる・まなぶ」というシリーズの第1回目ですから、南方流を関連イベントに取り上げても良かったかもしれませんね。

1028:竹口浩司@福岡ケンビ (2009年12月25日 (金) 12時02分)

和田さん、ご来場いただきありがとうございます。堪能いただき、うれしく思います。ちなみに今回も会場は坂崎さんにご協力いただきました。

南方流のイベント。なるほど、そうですね。和田さんにお頼みすれば、実現できたかなあ。

スタッフにもいろいろ教えてくださったようで、重ね重ね感謝!です。

1029:和田千秋 (2009年12月25日 (金) 23時58分)

入口の、仙がいさんの掛軸を、丸窓から見る趣向が秀逸でした。人物が見ているものを、丸窓が暗示しているのですよね(つまり月を)。さすが坂崎くん。パンフレットのデザインをした垣田くんも、仲の良い後輩です。遠藤さんといい、なにか身近に感じる展覧会でした。なお、南方会では私は、末席を汚すような下っ端です。どうぞ遠藤さんにご相談ください(笑)。

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佐々恭子展

1026:和田千秋 (2009年12月16日 (水) 19時25分)

久しぶりに展覧会を見に行ってきました。獏で開催中の「佐々恭子展」(27日迄)。獏の空間を、大がかりに改装しています。一見和室のよう。そのリノベーション?の面白さと、他の作家が、この空間に彼(彼女)らの作品を設置していくことによる、空間の変容が見どころです。となれば、批評よりも、観客の参加をこそ求められているのでしょう。皆さんも参加されてみませんか?

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