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和田絵画教室

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佐々木俊裕展

1262:和田千秋 (2014年04月08日 (火) 23時15分)

近年、真っ白な絵画作品を作り続けている、佐々木さんの新作展(於:アートスペース獏、20日迄)。

画廊の白い漆喰の壁に、白い絵画がピッタリと合っていました。刷毛の跡が木肌にも見え、真ん中の絵の具の盛り上がりが、円空や木喰が立ち木に掘った仏などを連想させるような感じです。

タイトルは「ロゴス」ということですが、ロゴスが受肉した絵画のようにも見えました。「インカーネーション」とか、「受肉としての絵画」といったところかもしれませんね。あるいは「スティグマ(聖痕)としての絵画」とか?(佐々木さんはクリスチャンらしいので)

フォーマリズムの終焉とともに、美術史の見直しも盛んで、ロスコやニューマンを崇高な絵画と評価するようになった現在、佐々木さんの絵画も、崇高な絵画と言っていいように思いました。

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ナカシンイチ展

1261:和田千秋 (2014年04月08日 (火) 22時56分)

2011年ぐらいから、「○○the dark」というシリーズを続けている、ナカさんの新作展(於:とわーる、13日迄)。

黒地に、金や銀色でタッチを乗せた絵画作品です。以前はタッチの数が少なくて、ムラがあるぶんより絵画っぽかったのですが、ごく最近はタッチの重なりでオールオーバーに塗りつぶされ、より平面っぽくなってきたようです。

「ダーク」というと、以前福岡でもあった「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」をどうしても連想してしまいます(私だけでしょうか?)。黒、玄、闇といった「ダーク」の孕む雄弁さを、このナカさんの黒い絵画にも感じることができました。

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斎藤秀三郎展

1260:和田千秋 (2014年03月23日 (日) 23時00分)

今年92歳になられる、元九州派の斎藤さんによる個展(於:アートスペース獏、残念ながら今日迄)。

作品は、小学校の同級生たちの顔を描いた灯篭を、壁一面に配したインスタレーション。彼らの多くは戦死している。

体力の衰えもあって、今までのような銅版画やインスタレーションは、今後作れなくなりそうとのこと。いずれ絵画に移行されるそうだ。戦争などの複雑な問題を孕むテーマは、インスタレーションのほうが適していると思うのだが、、、人生の深みを湛えた絵画も、もちろん見てみたいです、はい。

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東京、ソウル、台北、長春、官展にみる近代美術

1257:和田千秋 (2014年02月14日 (金) 19時55分)

日本全体において、年末の「今年の展覧会ベスト3」にでも取り上げられそうな展覧会だ。よくこんな展覧が開けたと思う(於:福岡アジア美術館、3月18日迄)。

日本による植民地化や統合化の朝鮮、台湾、満州で開催された、日本による官展をテーマとした初の展覧会。

官展によって、それぞれの地の美術に「(西洋美術という)近代化」がもたらされたといってよいのだが、それぞれの国の人びとがそれを認めることは、アンビバレントな感情を伴うに違いない。20年前だったら出来なかった展覧会だろう。

しかし、日韓、日中の関係が最悪とされる現在において開催可能となったのは、ポストコロニアルな学問研究が進んで、当時の朝鮮、台湾、満州の作家たちが、対抗的なテーマや画風を作品に偲ばせていたことが次第に明らかになってきたからではないだろうか(カタログにはっきりと言明されているわけではないが)。ここでは具体的に挙げないが、出品作のなかにも対抗的な作品を散見することができた。

双方向的、対位法的などと言ったりするが、文化の交流はあくまで双方が影響しあうものである。明治になって抑圧されていた南画が、中国の風景に触発された洋画家(例えば梅原龍三郎)によって全面に押し出されてきたりといった、「彼の地」からの日本への影響も見ることができて勉強になった。お勧めの展覧会です。

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坂井存展

1256:和田千秋 (2014年02月12日 (水) 19時48分)

タイヤチューブを背負ってのパフォーマンス(正確にはハプニングか?)で知られる、坂井存さんの新作展(於:ヴァルト・アートスタジオ、3月1日迄)。

タイヤチューブを背負って神出鬼没の坂井さんですが、今回はなんと四国88か所巡礼の旅です(もちろん全部回ってはいないようですが)。お寺を巡りながら、回りの人びととの間に起こるハプニングを映した映像インスタレーションで、十分楽しめました。

尼僧さんの「なにをしているんですか?」との質問に、「修業です」と答える坂井さん。真に受けて、「そこまでしなくても」と答える尼僧さん。人を疑うことを知らない尼僧さんの姿に心を打たれます。私も、「美術とは修業なんだと、気持ちを新たにしました(ホントかな?)」。

仏像などの古美術品を使ったインスタレーションも、見応えがありました。杉本博司の展示のように、現代美術と古美術は非常によく合います(近代美術は合わないけど)。

四国巡礼は「同行二人(一人は弘法さん)」と言いますけど、実際に奥様と「同行二人」で回られた坂井さん。映像でもお幸せそうでした。最終日の3月1日(土)夕方7時からは、坂井さんが招待出品されたアゼルバイジャンでの展覧会報告会と、クロージングパーティがあるそうです。

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樊曙光展

1255:和田千秋 (2014年02月12日 (水) 19時17分)

とわーるでお馴染みの樊君の展覧会(16日迄)。中国から福岡の大学に留学してきて、卒業後も働きながら着実な作家活動を続ける樊君を、福岡で応援している人も多いようです。

以前はフォーマリズム系の抽象画でしたが、ここ数年は、中国の水墨画に範を取ったような抽象画に変わってきました。マルチカルチャリズムの現在、方向性は合っているように思います。もっともっと中国色を出してもいいかも。私も応援している一人です。

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長方景展

1254:和田千秋 (2014年01月29日 (水) 22時08分)

ヴァルト恒例のアクリルボックス展(2月1日迄、日月火休み)。

今回も、小学生からベテラン作家まで、総勢71名の楽しい小品を見ることができる。出品の敷居が低いので、本当は一緒に踊らにゃ損、損なのだが、私、今回も見るだけでした。出品していた人は楽しそう、、、。最終日の夕方からはクロージングパーティがあり、こちらは誰でも参加自由です(1品持ち寄り)。

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中村哲也展

1253:和田千秋 (2014年01月26日 (日) 23時50分)

FRPで作った、レーシングカーのような流線型の車体?が並んでいた(於:アルティアム、2月16日迄)。

昔だったらインダストリアル・デザインだが、現代美術の世界で評価されているのだろう。新・未来派だったりして?

日本では、ハイカルチャーが成立していないから、ロウカルチャーやサブカルチャーとの境界がはっきりしていないと書いていたのは、さわらぎのい氏だったか? ハイブリッド天国日本!

工業と芸術の境界領域にある「工芸的なるもの」こそ、日本が持ちうる戦略だとしたのは北澤憲昭氏だが、漆芸科出身の中村哲也さんの一連の作品も、そういうものとして評価していくと面白いのではないかと思った。

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「Treasure Ship」展

1251:和田千秋 (2014年01月17日 (金) 20時01分)

コンヤギャラリーで開催中の、福岡の若手注目株を紹介する展覧会(19日迄、住所は、福岡市中央区大名1−14−28第一松村201+202)。

いずれ劣らぬ佳品ぞろいながら、個人的に一番気に入ったのが、寺江圭一朗くんの「another way」という映像作品。寺江くんが住む近所の海岸の砂浜に、紙粘土で作った小石や岩をこっそり潜ませるというもの。

運が良ければ見つけた人を驚かせるだろうが、ほとんどは気付かれずにひっそりと朽ち果てていくに違いない。これを無意味な行為と取って面白がるか、作家の人生における哀しみの表現と取って共感するかは、見る人に委ねられている。いい作品です。

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コンテンポラリーアート小品展

1250:和田千秋 (2014年01月17日 (金) 19時38分)

ギャラリーとわーる恒例の、正月の小品展(2月2日迄)。九州各地から40名位の(共にたぶん)、現代美術の作家が参加している。

一人数点出されているので数が多いのだが、目を引いたのは小川幸一さんのオブジェ作品。小川さんのすっきりとした版画作品に対して、反芸術特有の、不穏なオーラを醸し出しておりました。

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