[138]シャープペン - 投稿者：ハムハム

シャープペンシルが学生層に広く使われるようになったのは、
昭和５０年頃からで、キッカケは価格が数百円になってからだ
と思います。
すっかり定着したシャープペンシルは鉛筆代わりの学業必需品
であるといえます。

シャープペンシルは１８２２年に、英国のホーキンスとモーダンが
共同で特許を得た「単動式繰り出し鉛筆」が元祖と言われており、
実用筆記具としては、１８３８年に米国のキーランが「エバーシャープ」と言う名前で発表したものが最初と言われています。

１８７７年（明治１０年）には日本に輸入されたようで、
これをもとに、１９１５年（大正４年）に現在のシャープ株式会社の
故早川徳次氏が国産第一号の「常備シン尖鉛筆（シャープペンシル）」を発表しました。
この筆記具を「シャープペンシル」と呼ぶようになったのは、
これに由来します。

ちなみに、欧米では「メカニカルペンシル」と呼びます。
シャープペンシルが現在のようになったのは、
昭和３０年代中頃に「ノック式」という芯の出没機構が開発され、
さらに相前後して「ぺんてる」が従来の芯より折れづらい「樹脂芯」
が開発されてからです。

( 2002年10月08日 (火) 12時52分 )