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[11072] 記憶 投稿者:あい。
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2019年09月12日23時49分
彼といる時間は、とても楽しい。きっとそれは家庭ではないから。ずっと一緒にいられない恋人だから。 だからずっと一緒にいたいと思う。 わたしはここ2年ほどの間に、3人の人に「しぬなよ」といわれた。 なぜそんなことを言うのかたずねると、何となくしんでしまうような気が するというのだ。やっぱりわたしの一部はもうしんでいるのかも知れない と思った。森山直太朗の「生きているのがつらいなら」の歌詞に、よく似た 箇所があり、問題になったそうだ。じさつを促しているように聞こえる らしい。わたしはそうではないと思う。恐らく、耐え難い記憶などは、 自分から切り離して捨ててしまえということだと思う。確かにわたしには 切り捨てたい記憶がある。きっと誰にでもあると思う。 彼は12年前に妻をなくしている。 なぜかその妻の記憶が薄れていくことを怖がっている。 だから何をしていても、心から楽しめないのかもしれない。 |