萌です。台風が近づいているみたいです。

それじゃあ、最後に付き合った彼のこと、書くね。
私が部活で4年間、お世話になった先輩です。
私が入部したとき、主将してました。
最初のころは恋愛感情なんて、全然なかったし
武術系サークルだったから上下関係厳しいし
そんな対象にも見てませんでした。

多分、というか、確実に、その人は
全てにおいて非の打ち所のない、私には勿体無いくらいの理想の男性だと思います。

そんな素敵な男性に見初められて、交際していたのに
先輩にとっては殆ど初めての交際だったらしいんです。
高校時代にはいたらしいけど、別に好きでもなんでもなく
なんか、自然に終わってたらしい。

それで、凄く誠実な人だから、結婚もするって
決めてて、きちんとご家族にも紹介されて
デート先って、先輩の家で、ご家族と一緒に夕食を
いただいたりだとか、してたんだけど

部の師範が先輩と私とのことを良く思ってなかった。
先輩は師範の奥さんの職場に就職して
後継者になることが決まってて、師範としても
それなりの相手と結ばせたいと思ってたはず。

私はそのことがすごくすごく、ネックになってて
先輩は、私には家庭に入って欲しいと言う人で
でも、私は外に出たがるタイプで
先輩の仕事って、きちんと奥さんが支えて切り盛りとか
していかないといけないような仕事で
私には難しいなあとか思う節もあったし
とにかく、先輩って素晴らしい人だったの
だから、対等に向き合えなかった。

その時の私って先輩が私を愛してくれているという
事以外に、存在の意味がなかったもの。
先輩にとってみればね。

別れたのも、多分、相手はその理由、理解してないと思う。
同期の人たちは気遣って私に電話くれたりしたけど
とにかく、釣り合わなかったとしか
言えなかった。

仕事もそのころはうまくいってなかったし。
それで、先輩を凄く傷つけるようなことをしてしまって。

でも、皮肉なことに、先輩と別れてからのほうが
仕事もうまくいくようになって（色々と問題はあるのは変わらないけど）
生活も充実していきました。

私には男なんて必要ない！といっているのではなくて
先輩は私を守るだとか、庇護することしか
考えていなかった。でも私はある程度なら
自分のことは自分で守れる。

今の私なら、先輩と対等な関係として向き合えそうな
そんな気がする。
もちろん、二度と会うことも話すこともないはずだけど。

2003年08月09日 (土) 01時55分