投稿者:なっちゃん 2005年01月23日 (日) 19時04分
潮:潮音(しおね)さん 番組DJ 堅:堅ちゃん
〜♪「思いがかさなるその前に・・・」にのせて〜 潮:潮音がお送りしている「SAPPORO HOT 100」。今日一組目のゲストは平井堅さんです。 堅:よろしくお願いしま〜す。 潮:よろしくお願いします。 堅:お願いします。 潮:明けましておめでとうございますですねぇ。 堅:明けましておめでとうございますですねぇ。 潮:お久しぶりです。 堅:お久しぶりです。 潮:この間の月曜日、1月17日に、 堅:はい。 潮:お誕生日、 堅:そうです。 潮:迎えられたということで、おめでとうございま〜す。 堅:ありがとうございます。 潮:あの、33歳ってぇ、 堅:はい。 潮:スペイン語で「トレンタイントレス」って、 堅:トレンタイントレス・・ 潮:トレンタイントレスっていう年って、 堅:はい。 潮:人生の中で一番いい年っていうふうに、 堅:おぉっ!(喜) 潮:言われてるんですけど、 堅:いいですねぇ。 潮:33歳なんですってよ、スペイン語圏では。 堅:あぁ、そうなんですかぁー。 潮:うん。 堅:まぁ、3並び。 なんか縁起がイイ感じはしますよねぇ。 潮:ねぇ! どんな年にしたいとかっていうのは・・思ってました? 今年になる・・ 堅:今年はねぇ・・のんびりしたいなぁっていうのは(笑)、 潮:うーん。 堅:クックック(笑) 正直ありますが。 潮:でしょうねぇ。 ここ数年ほんっとに忙しいのが続いていて、去年の活躍も皆さん言わずもがなだと思うんですけど。 堅:いやいやいやいや。 昨年がねっ、結構忙しかったので。 いろいろ公私ともども。 潮:う〜ん・・。 堅:はぁい。 潮:ま、年末にいろいろとね、 堅:はい。 潮:プライベートな部分でもね、 堅:はい。 潮:いろいろ思うことはあったと思うんですけども。 堅:そうですね。 はい。 潮:大丈夫ですか? 堅:大丈夫ですよ。 潮:う〜ん。 堅:大丈夫です。 潮:ま、でも、ほんっとに2004年っていうのは大変なご活躍という感じがするんですけども、 堅:いやぁ〜。 潮:「瞳をとじて」に関しては、 堅:はい。 潮:去年2004年のシングルとしてはセールス・・ 堅:はい。 潮:一番売れたシングルっていうことで。 堅:うーん、ねぇ!まぁ、そう・・そう言われるとなん・・なんとも、もうありがとうございます!とかしか言えないんですけども、 潮:うん。 堅:でも、やっぱこう長く聴いていただいたって言うのはすごくうれしいですね。 潮:あの、ばぁーっとシングルが出てストンッと売れるんじゃなくて、じわじわじわじわじわじわと、 堅:はい。 潮:まぁ、映画のヒットにも伴って、 堅:はい。 潮:やっぱり、もう一度家でもあの曲聴きたいっていう風に手を伸ばす人が、 堅:うーん。 潮:若い・・いわゆる平井堅さんのファンの世代だけではなくって、 堅:はぁい。 潮:もっと上の世代であったり、 堅:はい。 潮:下の世代であったり、 堅:うん。 潮:かなり世代的にも広がってるファン層っいう感じは受けまし・・たか? 堅:そうですね。 あの〜今年の〜あ、じゃない・・去年の末に、 潮:うん。 堅:Ken's Barってのを2箇所でやらしていただいたんですけど、 潮:ええ。 堅:そん時にねぇ、バッと・・まぁやっぱコンサートって一番その・・お客さんと直接会うねぇ、 潮:ですよね。 堅:一番絶好の機会なんで。 最前列のねぇ、あのーど真ん中がねぇ、70歳ぐらいのおばあちゃんだったりしてぇ、 潮:わぁ、素敵ぃ♪ 堅:やっぱね、すごくねぇ、広がったというか、ほんとにいろんな層の方が来て下さっていてぇ、 潮:うーん。 堅:思わずうれしくて話しかけちゃいましたけど。 潮:んふっ(笑) 堅:は〜い。 潮:うちのおじなんかもね、 堅:はい。 潮:「潮音、潮音、平井堅さんってどんな人だい?」なんてね、 堅:へぇ〜。 潮:去年言われましたね。 私、おじにも。 堅:あぁ、そうですか。 潮:「あ、こうこうこういう人でね」って、 堅:こうこうこういう人(笑) 潮:(笑)そうそうそうそう。 「いいよなぁ、歌なぁ!」なんて言って、 堅:あぁ、そうですか。 潮:もう60越してますからね、うちのおじも。 堅:あぁ、やっぱねぇ、なんかねぇ、もちろんどの方に言われてもうれしいけど、 潮:うん。 堅:上の世代の人からそう言われるとすごいうれしいですねぇ。 潮:もともとジャズしか聴かないおじなんですけどぉ。 堅:あ、そうですか。 潮:そう。 堅:粋ですねぇ。 潮:うふっ(笑) 堅:ほぉ。 潮:なんかすごく堅さんの歌にねぇハマッてるみたいですよ。 堅:はぁーそうですか。 いや、うれしいっすねぇ。 潮:そういう意味ではほんとに2004年っていうのは、 堅:はい。 潮:いい年だったのかな? 堅:そうですね。 ま、正直その悲しいことも、 潮:うーん。 堅:プライベートであったけどぉ、あの悔いのない・・あのー仕事もプライベートもねぇ、 潮:うん。 堅:もうほんとにある種こう一丸となってというか、 潮:うん。 堅:あのー・・スタッフや、ま、家族もそうですけど、 潮:えぇ。 堅:過ごせたので、あのぉ・・うん!・・いい・・いい年でしたね。 あのぉ、濃いぃ、悔いの無い、すごく・・ 潮:うん。 濃密な時間を過ごしたのかな。 堅:そうですね。 忘れられない一年でしたね。 潮:う〜ん。 堅:はぁい。 潮:そしてお誕生日を迎えて新しい年という形になりますけれども、 堅:はい。 潮:あの「瞳をとじて」の話にちょっと戻らせていただきますと、 堅:はい。 潮:あの、映画の主題歌、 堅:はい。 潮:っていうことで、 堅:ふん。 潮:映画の主題歌を手がけたのは、 堅:はい。 潮:原作を読んでからですか? 堅:そうですね。 原作を読ましていただいてぇ、 潮:えぇ。 堅:で、感動して〜・・で、書いたという感じですね。 潮:へぇ〜。 堅:うーん。 潮:本は結構よく読まれるほうですか? 堅:本よ・・ 潮:忙しくて!って思うんだけど。 堅:いやっ、それ関係なくねぇ、あんまり本読まなくて、もうちょっとねぇ・・それがあのぉ・・いかんなと思うんですけど。 だから久しぶりにねぇ、文字を見たって言うかねぇ、 潮:ああぁ〜。 堅:ちゃんとこう本を一冊読んだっていうのが久しぶりで、その時点でなんかこう・・あぁ、なんかいいなぁやっぱり本って思ってぇ、 潮:うん。 堅:ま、でもその後も全然読んでないですけどぉ。 潮:ふふっ(笑) 泣きました?原作読まれて・・ 堅:えぇ、泣きました。 潮:んふふふっ(笑) やっぱりそうなんですね。 堅:(笑)でもその感動のままに・・あの、曲を書いたって感じですね。 潮:あ、やっぱりそういうものでインスパイアされることってのは、間々ありますか?平井さんは。 堅:ありますねぇ。 潮:うーん。 堅:なんか、まぁ平たく言うと、まぁタイアップの・・ 潮:えぇ。 堅:お話をいただいて曲を書くっていうことが去年もあの・・「瞳をとじて」の他にもありましたけど、 潮:えぇ。 堅:あのぉ全て、当然その大前提として自分が惹かれるものじゃないともちろん書けないけどぉ、 潮:うん。 堅:なんかきっかけを与えられて、宿題を・・こう、お題を振ってもらって、それにあの、応えるように曲を書くというのは、あのぉ・・制限とも取れるけど、 潮:うん。 堅:僕としてはこう心地よい制限でぇ、 潮:あぁ〜。 堅:なんか、曲はけっこう書きやすかったり、 潮:あぁ、そうですか。 堅:うん。 何にもない時・・トコよりネタがあるほうが、ねぇ・・ 潮:あーそうか。 堅:書きやすいってのはありますねぇー。 潮:じゃあ結構、映画であったりとか、 堅:うん。 潮:本であったりとか、 堅:はーい。 潮:ある場面であったりとか、 堅:はーい。 潮:そういうのがこうヒントになるっていうのは今までも、 堅:うん。 潮:歌書く時にはそうなってました? 堅:ありますね。 潮:ふーん。 堅:なにかひとつ、えー・・お題というかね、 潮:うん。 堅:を自分で考え出す時もあるし・・人に振ってもらう時もありますがぁ、そういうのがあるほうが書きやすいですねー。 潮:はぁ、そうですか。 堅:漠然と「書け」って言われても、「んー・・」ってこう「どう・・何・・何をしよう?」みたいなね。 潮:でもなんとなくね、こう、内包されるせつなさみたいのって、 堅:はい。 潮:根本的なテーマとして平井堅さんの音楽の中には、 堅:はい。 潮:あるような気がするんですが。 堅:そうですねぇ。 潮:痛みとかせつなさって、堅さんにとっては何・・なのかしら? 堅:何なんでしょうねー? なんか確かに痛いんですけど、 潮:うん。 堅:必要っていうか、 潮:うん。 堅:ちょっとそれが・・心地よかったり、 潮:うん。 堅:痛気持ちいいっていうことも、 潮:(笑)うんうん。 堅:ありますがー。 潮:ありますね。 堅:なんかそういうこう、影があるから日なたがあるように、 潮:うん。 堅:そういうこうチクッっていうものが無いとぉ、逆にこう幸せも感じれないような気がするからぁ、 潮:う〜ん。 堅:僕としてはこうすごく必要な痛みだったりせつなさだったりっていう・・もありますねぇ。 潮:それはこう音楽を始めたばかりの頃と今との、そのせつなさの感じ方とか痛みの感じ方・・ 堅:あーいやぁ、やっぱ変わりましたよねぇ。 潮:うーん。 堅:当時・・まぁ今回・・今年で10周年ですけどぉ、 潮:10周年ですねぇ。 今年5月で。 堅:そうですねぇ。 潮:ねぇ。 堅:デビュー当時っていうのはなんかもう、ホントに現在進行形の・・例えば恋をしていて、 潮:うん。 堅:もう相手に想いがこうなかなか伝わらないとか、 潮:うん。 堅:そういう歯痒さとかっていうのがもう、せつなさのほとんど占めてたと思うんですけど、 潮:えぇ。 堅:年取るとやっぱりなにかを回想したり、えー・・恋だけじゃない、あのー・・ものでぇちょっとこうせつなくなったりっていう、いろんなこうバリエーションができるっていうか、 潮:うーん。 失ったから・・みたときに、あぁ大切だったって気づいたりとかぁ、 堅:そうですねぇ。 そういうのもすごいセンチメンタルですし・・ 潮:うん。 あと、形がないじゃないですか、 堅:はい。 潮:いろんな人間の感情・・痛みもせつなさも、 堅:うん。 潮:愛してるっていう思いも、 堅:はい。 潮:形のないものを、 堅:はい。 潮:メロディーにのせるってやっぱりね、 堅:はぁい。 潮:ミュージシャンってすごい仕事だなって。 堅:あぁそうですねぇ。 だからこそ、そこがやりがいあるっていうかねぇ、 潮:うん。 堅:もちろん形にはできないんですけど、それがこう・・自分でそのメロディーラインを描いた時に近いものになったりとか・・ 潮:うーん。 堅:っていうのがぁ、一番やっててこうグッとくるというか、楽しいとこですねぇ。 潮:だからこそ誰かの気持ちというか心もバイブさせるというか、 堅:はーい。 潮:震わせるっていうか、 堅:うーん。 潮:そういうのが、平井堅さんの曲には強いのかなぁって。 堅:いやぁ、ありがとうございます。 潮:あのぉ、もしもミュージシャンになっていなかったら、 堅:うん。 潮:今何をしてたと思いますか? 堅:それねぇ・・、 潮:ふふふっ(笑) 堅:もう物心ついたときからあの・・歌手に憧れてたので、 潮:えぇ。 堅:なっかなか想像もしにくいんですけれどもぉ、 潮:うん。 堅:あのぉ、パン屋さん・・、かなぁ? 潮:パン屋さん? 堅:はーい・・ パン屋さんにねぇ、 潮:へぇぇぇぇ〜! 堅:なりた・・かった、というか、歌手やめたらパン屋さんかなぁという・・(笑) 潮:(笑)パン・・パンが好きなんですか? 堅:えへへ・・(笑) あの、パン好・・パンのにおいが好きなんですよね。 潮:あー、焼きあがる・・ 堅:あの、パン屋さんの・・ 潮:香ばしい匂い♪ 堅:はぁい、で・・ 潮:あの、近く通ったときにも「あ、おいしそうなパン屋さんがあるのね・・」って感じがありますね。 堅:そうですね〜。 あのなんか幸せな雰囲気・・ま、もちろん経営となるといろいろ大変なこともあるんでしょうが・・。 ちゃんとその工房があって、 潮:うん! 堅:ま、僕、焼く方・・。 潮:うん。 堅:接客ちょっと・・、なんか向いてないと思うんで、 潮:(笑)うん。 堅:パン屋さん、かなぁ・・と。 潮:あ、でもね、あの、 堅:はい。 潮:歌もそうですし、 堅:はい。 潮:パン屋さんもそうだけど、なにかニコッとさせたりとか、なにかを運ぶ役なんですね、きっとね。 堅:(笑)そうなんですか。 あと母がねぇ、パン作るんですね。 潮:へぇ〜。 堅:まぁそれもあって、なんかちょっとそのパン作りの機械とかが実家にあるんですけれど。 潮:うん。 あぁ。 堅:はーい。 潮:やっぱり幸せの瞬間を脳の中から切り取ってて、その感じなんでしょうね 堅:なんですかねぇ〜。 潮:あー、やっぱり歌を歌う人なんだ! 堅:へへっ(笑) 潮:今話を聞いて、さらにその思いが強くなった。 堅:そうですかねぇー。 潮:ふーん。 堅:うーん。 潮:それではまずはですねぇ、一曲聴いて、アルバムの話なども続けたいと思いますので、去年2004年一番売れたシングル、平井堅さんご自身から曲を紹介してください。 堅:はい。 「瞳をとじて」聴いてください。
〜♪「瞳をとじて」〜
潮:ニューアルバム「SENTIMENTALovers」の中にも収録されています、平井堅さんの「瞳をとじて」、お届けしました。 そして今日は平井堅さんが遊びに来てくれているわけですけれども、 堅:はい。 潮:ま、去年11月、通算6枚目のアルバム、 堅:はい。 潮:「SENTIMENTALovers」が、 堅:はい。 潮:リリースされましたが、 堅:うん。 潮:こちらもまたまたミリオンということで、すごいことになってますねぇ。 堅:いやいや。 もう〜ねっ。 潮:ねぇ。 堅:どうしましょ? 潮:ふふふふふっ(笑) 堅:いやいや・・。 潮:本人としてはどうしましょ?っていう感じなんですかねぇ。 堅:もぉ〜、ねぇ! あっはっは(笑) 潮:(笑) 堅:なんとも言えない・・ 潮:笑うしかない? 堅:うーん、まぁ事故です! ミリオンっていうのは事件ですから。 まぁ・・ 潮:でもね、 堅:はい。 潮:事件だったら、一枚で2000年のあのアルバムで終わってるはずですよねぇ。 堅:はぁ・・。 潮:それがぁ、4枚連続でミリオンっていうのは、もう事件ではなくって、 堅:へへっ(笑) いやいや、あの、事故もねぇ、4回ぐらい続くんですよぉ。 潮:んふっ(笑) 4回ですかねぇ? 5回目、もう無いですかねぇ? 6回目も・・? 堅:いや、もうねぇ、非日常ですね。 (笑)ミリオンっていうのは・・ 潮:いやでもすごいことですよね。 堅:ん〜・・いやまぁ、ま、もう一言で言うと、まぁラッキーですね。 ラッキーだしぃ、あのーもう毎回毎回あの「次は無いから」ってレコード会社の人にも口すっぱく言ってるんですよ。 潮:ふふっ(笑) 堅:あの・・じゃ、じゃ、もう5作目はないです! 潮:んふふふふっ(笑) 堅:・・って言います! 潮:言いますって・・(笑) 堅:えぇ〜。 潮:またでも、ねっ。 堅:いやいや。 潮:それは、その後、みなさんが待ってる方たちが多いわけですから、 堅:いやぁ〜。 潮:ねぇ。 堅:ん〜。 潮:でもね、あの、今回の「SENTIMENTALovers」というタイトルも、 堅:はい。 潮:そしてアルバム全体としても、 堅:はい。 潮:過去3作ミリオン記録したものと比べて、だいぶニュアンスが変わってきたかなぁっていう・・ 堅:そうですねぇ。 潮:なんか心境的な変化とかあったんですか? それとも10周年という、 堅:うん。 潮:2005年を意識した・・? 堅:10周年はねぇ、まったく意識はしてないんですけどもぉ、 潮:えぇ。 堅:ちょっとこう初期の頃に戻ってきたような、 潮:うん。 堅:・・っていうのはありますかねぇ。 それはあのぉ・・聴いてくださる方にも言われたりもしましたけど、 潮:えぇ。 堅:あとまぁ、自作曲がちょっと比重がまた高くなってきたっていうのが、 潮:うん。 堅:ありますがぁ。 潮:意識的に、あの最初の初期の感じに戻った、原点回帰とかっていうところはあったんですか? 堅:意識的ぃ・・でもないんですけどぉ、 潮:ええ。 堅:まぁなんかいろんなことをやってきて、 潮:うん。 堅:またちょっとその一周まわったというかねぇ、そのぉ・・ 潮:ワンサイクルな感じなのかしら? まぁ・・ 堅:そうですねぇ。 そしてその・・改めて初期の頃に書いてたようなぁ、ま、要するに自分が一番こう好きな、 潮:うん。 堅:馴染みある、 潮:うん。 堅:まぁ、曲調であったり、コード進行であったり、メロディーであったり、歌詞であったり・・ 潮:うーん。 堅:・・っていうのはぁ、またこう歌いたくなってきたっていう・・、ま、シングルにも象徴されてると思うんですけれどもぉ・・ 潮:「瞳をとじて」なんかも特に象徴されてるかもしれないですね。 堅:そうですね〜。 去年の3作・・3シングルは、 潮:うん。 堅:そういう色味が強かったかなぁと思いますけども。 潮:今回「SENTIMENTALovers」って造語ですけどもぉ、 堅:はい。 潮:これはどうして? 堅:これはねぇ、ま、もう「瞳をとじて」「キミはともだち」「思いがかさなるその前に・・・」とホント直球の・・ 潮:ですねぇ。 堅:まぁ、タイトルだったり曲だったりっていうのが多くて、あのぉ〜アルバムタイトルももう直球で行こうと思って、 潮:うん。 堅:最初「センチメンタル」にしようと思ったんです。 潮:ひとこと。 堅:はぁい。 でもまぁスタッフと話し合ってるうちに、「センチメンタル」っていうのはキーワードにするのはいいけれども、 潮:うーん。 堅:タイトルにするときに、なんかその「センチメンタル」っていう、ま〜僕・・から発信されている、そのぉ・・せつないっていう感情を、 潮:うん。 堅:もっと人と共有できたりとか、広がりのある言葉だったりぃ、あるいはそのぉ「センチメンタル」だけじゃなくて、なんかその裏にあるこう人々のこう・・あのぉ、人を想って「センチメンタル」なことが多いからぁ、 潮:そうですね。 堅:なんかくっつけられないかということでぇ、いろいろこう「センチメンタ・・リズム」とか「センチメンタライフ」とか、 潮:うーん。 堅:いろいろやってる時に、 潮:スペルでね。 堅:「センチメンタ・・ラバーズ」っていうのが出て、あ、いちばんこのアルバムにぴったりだなと思ってぇ。 で、この造語にしたんですけども。 潮:語感もいいし。 堅:そうですねぇ。 潮:で、そのSENTIMENTALのLoveで、それを好きな人たちっていう、 堅:えぇ。 潮:届ける側のなんか思いみたいなのも、 堅:うん。 そうですね。 潮:なんとなくタイトルの中に。 堅:うん。 潮:そしてどっかにも、「あ、私もSENTIMENTALoversだわぁ」みたいなね、 堅:そうですね。 潮:感覚が、 堅:はい。 潮:よみがえってくるのかもしれない。 堅:だからズバリだったなぁと。 今思うと。 潮:そうですね。 堅:はぁい。 うん。 潮:で、今回特にねアルバム全部で作詞を手がけてるっていうのは久しぶりのことだったと思うんですけどもぉ。 堅:いえいえ、そうですね。 久しぶりですね。 潮:ねぇ。 堅:初期の1枚目、2枚目以来、ですね。 潮:苦労しましたか? 堅:いやっ、苦労はね、あんまりしなくてぇ、 潮:うん。 堅:今回、苦労しないっていうのも、 潮:お。 堅:目標で。 あんまり歌詞も、もう、こねくり回さず、 潮:うん。 堅:もぉ、思ったままの直感に従って書こうっていう感じでぇ・・、あのぉ、取り組んだのでぇ、 潮:ええ。 堅:そんなにね、書き直しとかも無く、 潮:へぇ〜。 堅:はい、作った感じですねぇ。 潮:で、アルバムをね、作る上での歌を歌うというね、 堅:はい。 潮:自分で歌詞を書いた歌を歌うという部分でぇ、 堅:はい。 潮:そのモチベーションの変化みたいなものはありましたか? 堅:それに関してはねぇ、結構もうホントにいろんな、人にいただいた曲も、ねぇ、 潮:うーん。 堅:歌ってきてっていう、童謡も歌ったりとかっていうことで、その辺もうミックスになってて、人が書こうが自分が書こうが、まぁレコーディングで例えば歌入れするとかライブで歌うとかってあんまり変わらないですねぇ。 潮:はぁ。 堅:うーん。 潮:そういう部分では変わらない、こうニュートラルな? 堅:そうですねぇ。 潮:部分は、自分で、ご自身お持ち・・ 堅:うん、まぁもちろん理解ができていなかったら歌い辛いだろうけど、 潮:うーん。 堅:伝えたいっていう気持ちとぉ、ま、言葉をあの、ちゃんと届けたいっていうのは、 潮:うん。 堅:歌ってる時にあるのでぇ、それは・・うん。 僕、自分で書いた曲も、人が書いた曲も変わらないですねぇ。 潮:そうか。 堅:はぁい。 潮:今回いろんな人たちが携わっていまして、中にはですねぇ、NorthWave非常に・・ 堅:はい。 潮:あのぉ、馴染みが深い、あのYOSHIKAちゃんなんかも、 堅:はい。 潮:曲の方を提供していたり。 堅:そうですね。 潮:SOULHEADのね。 堅:曲を書いていただいて。 潮:うん。 堅:うーん。 YOSHIKAさんはぁ、あのぉー、すごくメロディメーカーとして好きでぇ、で、あのー、YOSHIKAさんの方もこう僕をイメージした曲ができあがったということをお聞きして・・。 この曲はなんか「平井堅」というイメージで書かれたんですって。 潮:へぇぇー。 堅:で、なんかこう、おぉー夜な感じだなぁと思って、 潮:うん。 堅:で、こう詞をのっけたんですけどもぉ。 潮:あ、おもしろいですねぇ。 堅:はぁい。 潮:コラボレーションがどんどん・・そういう形で。 堅:そうですねぇ。 しかもなんかその、なにげなく・・ま、もちろんその書いてくれることはうれしいけどぉ、あの、僕のイメージっていうのをこう明確に持って書いてくださると、「あぁ、こういうイメージなのか」って、 潮:うん。 堅:こう・・、よりこう、やる気がわくというかねぇ。 潮:うん。 堅:はーい。 潮:で、今回ね、アルバムの中には様々なチャレンジがあってぇ、 堅:はい。 潮:最速のbpmにも挑戦したりとかぁ、 堅:はい。 潮:あとやっぱりファンク・チューンだったりとか、 堅:はい。 潮:持ち味のちょっとエッチな感じっていうかぁ・・ 堅:(笑)はぁい。 潮:それがあったりとか、R&Bが・・でもね、あのぉ平井さんが何かの中でおっしゃってたんですけども、 堅:はい。 潮:ベースにあるものは歌謡曲っていう・・ 堅:そうですねぇ、もう僕のぉ・・詞はやっぱりもう歌謡曲の血が流れてると思いますねぇ。 潮:え、どういう部分ですか? 堅:やっぱりその・・洋楽も好きだしぃ、 潮:うん。 堅:その、憧れだったりねぇ、 潮:うん。 堅:その、聴いててかっこいいなと思えたりっていう・・まぁやっぱ憧れがいちばん強いな・・はあるんですけど、 潮:ふーん。 堅:やっぱり、ちっちゃい頃から聴いてきたものが歌謡曲だったり、カラオケが好きだったりとか、 潮:うん。 堅:そういう、自分のその音楽の・・自分の音楽を形成する上で、やっぱりいちばん大きなのが歌謡曲ですねぇ〜。 潮:う〜ん。 今ちょっとカラオケの話が出ましたが、 堅:はぁい。 潮:以前ね、「SAPPORO HOT 100」にコメントいただいた時もね、 堅:はい。 潮:最近よくカラオケ行ってます、なんて(笑)いうコメントがありましたが。 堅:はぁい。 潮:よく頻繁に最近も行ってますか? 堅:そうですねぇ。 近いところでいうとおととい・・ 潮:ふふっ(笑) うそぉ〜! 堅:ふっ(笑) 行きました。 潮:ふふっ(笑) 堅:おとといはねぇ、みんなで歌っててぇ、で、隣のあのぉ部屋から音、漏れてくるじゃないですか、 潮:ふふっ(笑) 堅:それで、ちょっとそのこちらも歌と歌の間の、隙間のときにぃ、 潮:えぇ。 堅:隣の部屋から僕の・・まぁ「センチメンタル」という曲が・・ 潮:うん! あの最後の・・ 堅:歌ってたんですよ。 あの、隣の部屋のほうで。 潮:ええ! 堅:それでまぁ、ちょっとちょっと酔っ払ってるってこともあって、 潮:くくっ(笑) 堅:これは乱入しよう!ということになって・・。 赤の他人ですよ。 潮:ええぇ〜?! 堅:で、みんなでねぇ5人ぐらいで・・あのあのっ僕らは居たんですけど、 潮:うっそぉ? 堅:ぶわぁ〜って乱入してぇ。 ほいで、こうマイク奪って、 潮:へえぇぇ〜?! 堅:後半の「センチメンタル」を歌って・・。 もう、ぽかーんとしてらっしゃいましたけども、その・・その隣の方はね。 潮:そんなことアリなんですか? 堅:初めてでした。 もうすごいうれしくてやっぱり。 潮:へえ〜! 堅:で、友達が気づいて、「あ、これセンチメンタルじゃない?」って言って、 潮:うーん。 堅:そいでこう、「あ、歌ってる歌ってる!」っつって・・。 男性が歌ってらっしゃったんですけどぉ。 潮:すごーい。 それ聴い・・ 堅:それでこう歌い終わって、歌い逃げ・・。 マイクまた返して「じゃあ!ありがとうございました!」っつって(笑)帰って・・ 潮:あっはっはっは・・(笑) 堅:(笑)ふふっ、そうそうそう。 潮:へぇー。 堅:一回やりた・・夢がかないましたけど・・。 潮:すごーいな・・。 堅:はぁい。 潮:それはでもねぇ、乱入してもらった側・・? 堅:はぁい。 潮:「乱入してもらった」ってヘンな言い方ですけど・・ 堅:ホントにね、あっけにとられてましたけど。 もう、ぽかーっとしてらっしゃいましたけど。 潮:あ、そりゃぽかーんとするというか・・、いいなぁ♪(笑) 堅:(笑)ふふっ 潮:いいなぁ♪ 堅:もっと喜んでくれるかなと思ったら、なんか周り・・その他の友達もボッケーッとしてて・・。 潮:いやっ、ていうかねぇ、あまりにもびっくりしてしまってぇ、 堅:そうなんですかねぇ。 潮:わぁー!っと喜ぶというよりは何が起こったかわかんない、じゃないでしょうかねぇ。 堅:(笑) なんですかねぇ。 潮:へぇー。 堅:僕は、僕はすごい楽しかったです・・ふっ(笑) 潮:そんなことをしてるんですね?! 日々・・(笑) 堅:(笑)いやいや、たまたまですよ、おとといは。 潮:たまたま・・(笑) 堅:初めてです、そんな・・ねぇ、人様のお部屋に乱入するなんていうのは。 潮:おもしろいですねぇ〜。 そんなこともあったんですね。 堅:ありました。 潮:ご自身では、自分の曲は歌います? カラオケ行って。 堅:ま、あんまり自分からはもう、まったく入れないですね。 人からまぁ、あのぉ歌ってって言われて、まぁしゃあないなって歌う時はありますけれども。 たいがい・・ 潮:普段どんなのを? 歌ってるとか・・ 堅:いやもうホントにね、なんっでも歌うんでぇ、誰っていわれても、まぁ聖子さんも歌いますし、サザンも歌いますし、 潮:ほほほっ(笑) 堅:アイドルとかも結構歌いますね、あややとか・・ 潮:うっそぉ〜?(笑) 堅:ジャニーズ系も歌いますし・・ 潮:(笑)あたし、洋楽のばっかり歌ってんのかなと思ったのに。 堅:いや、違いますねぇ。 潮:あややと来るとは、ちょっとビックリでしたねぇ。 堅:洋楽もたまに歌いますけどね。 潮:へぇー。 ちょっと一度ご一緒してみたいなって感じがありますけどね・・ 堅:あー。ぜひぜひぜひぜひ。 潮:ははっ(笑) 堅:あーい。 潮:あぁ、でもちょっと贅沢ですね、それはね。 平井堅さんの歌を、 堅:いやっ・・ 潮:カラオケボックスみたいなところで聴いたりとかっていうのは・・ 堅:いやぁ、そのなんかもうねぇおざなりにしていただいた方が僕も気が楽なんで。 潮:(笑) おっかしい・・ 堅:もう歌本とか見ながら・・聴いててください。 潮:あぁ、自分の選んでて・・ 堅:はい、もう。 潮:そっか。 ま、でもね、今年5月で10周年、 堅:はい。 潮:またひとまわりして、という話があって、 堅:はい。 潮:今回のアルバムには、もう、ね、もうお手元に届いてる方々がほとんどだと思うので、 堅:いやいやいや。 潮:いろんなTRYがあって、 堅:はい。 潮:アカペラがあったりとか、 堅:うーん。 潮:ちょっとハウスっぽいのがあったりとか、 堅:はい。 潮:みんなそれぞれの楽しみ方をしてると思いますけれども、 堅:はい。 潮:これから何をしたいですか、平井堅として。 堅:それを聞かれるとホントに困るんですけどもぉ・・ 潮:んふふっ(笑) 堅:でもやっぱりもうまず大前提としてぇ、あのぉ、いい曲書きたいなぁと、いい曲歌いたいなぁと・・まぁその「いい曲」っていう表現が非常に漠然として申し訳ないんですがぁ、ま、自分がいいなと思える曲をぉ・・、去年そのすごくいい形でできたのでぇ、 潮:うん。 堅:今年も、引き続きこう・・みなさんとそれが共有できたらなぁっていうのがもう大前提でありましてぇ。 あとはなんか、そんな奇をてらうことなく、 潮:うーん。 堅:マイペースにやれればなぁと、思ってますけどね。 潮:あのぉ・・スタンダードを作れる・・ 堅:はぁい。 潮:シンガーソングライターの一人としてね、 堅:いやいやいや。 潮:これからどんどんまた次の世代のスタンダードを、 堅:はぁい。 潮:作り続けて欲しいなっていうのが、願いですね。 堅:がんばります。 潮:生まれ変わっても、シンガーソングサイ・・ライターやります? 堅:・・・ 潮:ふふっ(笑) 堅:どうや・・どうやろねぇ〜!? いや、もちろん好きだからやりたいんですけどぉ、 潮:うん。 堅:違うことやるってのも楽しくないですかぁ? 僕はねぇ・・ 潮:うん。 堅:ダンサーになりたい。 潮:ぷふふっ(笑) 堅:もしくは役者。 潮:あぁ〜。 でも役者やりませんか?っていう話来ません? 堅:いやぁ、ま、来たりもするんですけどぉ。 潮:でしょお? うん。 堅:自分に素質が無いから、なかなかできないんですけど。 あとやっぱり自分ができないと、 潮:うん。 堅:すごい、できたら楽しいだろうなぁと思いません? 自分ができないことを。 潮:思う、思う、思う、思う! 堅:僕もなんかよくぅ、 潮:うん。 堅:役者さんの方とかダンサーの方とかに、「歌えるっていいですよねぇ!気持ちいいでしょう?」って言われるんですけど、 潮:うん。 堅:自分ではよくわからないけど、ま、好きですけどぉ。 逆に言うと、自分が踊れないからぁ、もう踊れる人見たらほんっとにねぇ、いいなぁ〜!と思いますねぇ。 潮:(笑)そうかぁ、生まれ変わっ・・ 堅:EXILEに入りたい・・と思う。 潮:うっそぉ?!(笑) 堅:あの、4人・・じょ(噛)・・踊るじゃないですか。 潮:はいはい(笑) 堅:あれとあわせて踊れたら・・って 潮:(笑)こんなんなって?・・ 堅:はぁい。 潮:おもしろいですねぇ。 後半はかなり笑わせていただきましたけども。 堅:(笑)そうですか。 潮:(笑)最後にじゃあ、アルバムの中からもう一曲お届けしたいんですが、この間乱入した時に・・ 堅:はい。 潮:この曲を歌ってたと・・いうね 堅:そうです。 大サビから僕が歌ったんですけども。 潮:ふっ(笑) うらやましい、話ですけども・・ね。 堅:いやいやいや。 潮:それでは最後に、堅さんから曲を紹介してください。 堅:はい。 「センチメンタル」聴いてください。 潮:今日はどうもありがとうございました〜。 堅:ありがとうございました。
〜♪「センチメンタル」〜
潮:「SAPPORO HOT 100」 この時間は平井堅さんをゲストにお迎えしてからお送りして来ましたが、歌うということが本当に心から好きな方なんだなぁということを改めて今日は感じました。 まぁね、カラオケ乱入事件等、笑えるところもすごくあったんですけども、「これからの目標があるとしたら、これからもいい曲を書き続けたい、そして伝えたいという思いは変わらない」という先ほどのご本人のこの言葉に集約されて象徴されるのかもしれないですが、心の持ちようというのはデビュー当初とまったく変わらない、ピュアなまんまの人なんだなって私は個人的に思いました。 ま、今年の5月にはいよいよデビュー10周年を迎えるんですが、これからも素敵なスタンダード、私たちのもとに届けてくれるのではないでしょうか。
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