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[353] 題名:あの子のことが僕は嫌い 4-1 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2010年06月24日 (木) 21時21分
あたしやっぱりシンジのこと嫌いかもしれない。
エレベーターの閉ボタンを押しながら冷たく考えた。
加持さんと話している間、やーな感じでこっち見て。待っててくれたっていいじゃない!…こないだまで待っててくれたのに…。
今日はなんでなのよ。
ショックだった。
本当に先に行くなんて思わなかった。
何か言ってやろうとしたけど、声が出なかった。
悔しいから意地でもシンジの方見てやるもんかと思ってたら、加持さんがあたしの肩を突ついた。
加持さんたらひどい。
加持さんに向いてるほうのあたしの肩をつつけばいいのに、わざわざ逆の肩をそおっと腕を伸ばしてつついた。ついびっくりしてエスカレーターの方を振り向いちゃった。
そうしたらバカバカシンジが。エスカレーターの真ん中へんで、じとーって、いかにも拾って欲しそうにみじめっぽくこっち見てた。
「シンジ君なんてほって置くか。アスカ」
って加持さんが言った。思わず「そんなことしないわ」って言い返してしまった。
しょうがないからシンジに待ってろって命令した。
だから、本当はあたしは、シンジなんかどうでもいいの。加持さんにうまく乗せられてしまっただけよ。たまにある。加持さんは、あたしの見えない触覚か何かをうまく操る方法を知ってるようだ。
もし、「シンジ君が行っちゃうよ。追わなくていいのかい。」と言われていたら「いいわよ別に!」って答えていたことだろう。
それにしてもシンジだ。
「男のくせに、度量が狭すぎる。」って加持さんに別れ際にこぼした。
そしたら「シンジ君が男だから、優しいだけではいられなくなるんだよ」って言われた。
エレベーターの加速で体が重くなる感じと、耳から空気が抜けずキーンとなるのと一緒に、ふつふつと怒りがお腹に溜まっていた。
「まだアスカには駆け引きは手に余るみたいだなぁ」
って笑って言った加持さんにも、拗ねたシンジにも腹が立つ。あんなシンジは許せないわ。
あたしを置いて行くシンジなんてきらい。
あたしは俯いていたが、首を勢いよくのけぞらせ頭を左右に振った。髪も頭に合わせて波うつ。
もうすぐ地上に着く。着いたら、ビシッと言ってやろう。
階数が上昇するのと比例してあたしのボルテージが上がっていく。見てなさい!
後半につづく
[352] 題名:あの子のことが僕は嫌い 3 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2010年06月21日 (月) 00時10分
そのとき、僕はとうとう我慢しきれなかった。
ネルフからの帰り道にアスカが加持さんを見つけた。
「あっ、加持さぁん!」
それまで今日のテストは疲れた。とか段取りが悪すぎる。とかブツブツ文句を言っていたのに、加持さんを見つけたとたんパッと顔を輝かせて飛び付いて行った。赤い髪の毛が急に僕の目の前で翻って、はっとした。胸の中心を風が通ったように感じた。
長い長いエスカレーターの上のほうから太陽の光が降りてくる。僕たちが今いる暗い地下の入口を照らす淡い日光を受けて、アスカの髪はキラキラしていた。
光は加持さんとアスカを優しく照らす。アスカは本当に楽しそうだ。頬をピンク色にして、うっとりしたような目で加持さんを見つめてる。瞳はいつもより優しい青色にみえる。加持さんの腕に腕をからませて、加持さんの話を「うん」「ええ」「それで…」って小さくうなづきながら聞いてる。僕はまだ光の届かない日蔭にいた。
なんだかまたいらいらしてきた。もう嫌だ。
「アスカ、まだ帰らないのかよ」
いらいらを隠して問いかけた。
「何よシンジ、早く帰りたいなら先に行ってていいわ。あたし加持さんと話したいの」
ぷちん。何かがはじけた。もちろん僕は怒鳴ったりしない。
「…そう。じゃ、先に帰るから」
鞄からSDATを捜す。
早足でアスカ達の側を通り過ぎエスカレーターに乗った。
耳に早くイヤホンを入れたい。彼らの声は聞こえなくていい。
エスカレーターはぐんぐん上昇し彼らとの距離を開ける。
見るもんか。
嫌いだアスカなんて。
そう思っていたのに、エスカレーターの真ん中頃まで来たときについ振り向いた。だめな僕。
…アスカは、僕のことなんて見てない。やっぱりそうだった。後ろ姿しか僕からは見えない。
あきらめて前を向こうとしたら、加持さんがアスカに何か合図をしていた。
そうしたら、アスカがくるっと振り向いた。こんな遠いのに、アスカの青い瞳が僕を射抜く。視線があってうろたえた。次の瞬間、思いっきりアカンベーをされた。なにか言ってる。
「えっ、何?」イヤホンをとった。
「……ーカシンジっ!ちょっと上で待ってなさい!!すぐに行くからぁーー!絶対先に帰っちゃダメだからねーーっ」
両の手の平を口の前で輪っかにして、お腹から声を出してるんだろう。地上まで届くかのように女の子の声がそこいらじゅうに響き渡った。
ちょっとうろたえて返事をしようとしたが、普通に声を出しただけでは聞こえない。恥ずかしかったけど、大声をあげた。
「わ…わかった!」
そうしたらアスカのやつ、いかにもな「聞こえなーい」ジェスチャーをしやがった。片耳に手をあてて首を傾けてる。馬鹿。恥ずかしくないのかよ!
息を吸い込み声を張り上げた。
「わかったっっ!てば!」
しかめっつらのまま僕に向かって親指を立てたあと加持さんに何か二言三言言って、アスカはその場を駆け出し廻りこんだ。多分高速エレベーターに向かったんだろう。
アスカが去った位置に視線を戻したら、加持さんが一人で立っていた。歯を見せてこちらに笑っている。何だか恥ずかしくなったが、加持さんに向かって黙礼した。加持さんは片手をあげて手を振ってより一層笑っていた。
僕は後ろを向かず前を見た。
エスカレーターの降口の近くには、エレベーターがある。そこから、アスカが飛び出て来る。僕を呼ぶ。
エスカレーターの終わりはもうすぐだ。今は地上が見える。
早く来い。アスカ。
了
祝とおっしゃってくださってありがとうございます何処さん。
本当にいいのかなーと思いながら投稿させていただきますー;
[351] 題名:祝ニューカマーごまめさんSSS350回踏み。 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2010年06月19日 (土) 08時48分
【綾波さん、すっとばす暴走モード突入】
バッチーン!
「いっ、嫌ーーーーッッッ!エッチスケベ変態何するのよこの馬鹿!」
「ま、待ってアスカわざとじゃないんだ話せば判るはな…うわあぁぁぁぁぁぁっっっ!」
「…何?」
「…さあ…」
ガラリ
「あらー見事な紅葉…」
「…今度は何で?」
「…アスカがね、新しい水着見せに来て…」
「あぁ…あれ、あたしとお揃いの…お揃いの水着って…あれ、サイド紐でしょ?まさか…」
「…」
「碇君…不潔。」
「あああ綾波!?な、何で僕が不潔なのさ!?じじじ事故なんだから事故!」
「レイ…不潔じゃ駄目よ。ラッキースケベなシンジ君って呼ばなきゃ」
「ミサトさん!?」
「了解…ラッキースケベな変態碇君。」
「ひ、酷っ!?」
「…怒ってる怒ってる…」
「…そんなに見たいなら私がみ「「「ストップ!ストーーップ!!」」」」
「って…」
「ア、アスカ!?」
「レイあんたそれ反則よ!もっと自分大切にしなさい!」
「い…」「いつの間に…」
「細かい事はどーでも良いのよ!シンジ!あんた女の身体なら何でもいいとでも言う気!?」
「まぁこの年頃の男の子は仕方無いわよねー。」
「…そうなの?ラッキースケベな変態碇君?」
「…その呼び方止めて下さいお願いします」
[350] 題名:あの子のことが僕は嫌い 2 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2010年06月18日 (金) 22時26分
あいつ本っ当にバカ
信じらんないバカ
よくあれで今まで生きて来れたわね!
何かってーと自分の殼に閉じこもってばっかり。
悩んでるのがカッコイイとでも思ってんのかしら!?
食事のあと、ミサトとあたしと一緒にテレビを見ようとしたら、そそくさとイヤホンつけて自分の部屋に篭っちゃってさ。
付き合い悪いってーの!
ちった気ィ使いなさいよね!
悩むだけの脳がないのに悩んだって時間が無駄なだけなんだから!
そんなひまあれば体を動かしなさいよ!
…料理のレパートリーを増やすとかさ
だ、大体、あんたのツレを見てたらわかるじゃない!
人間未満って我ながらよく言ったわ!
てんでコドモでしょ!まだ人間になっちゃいないのよ!眠い、ひもじい、あそびたい、本能に関わることばっかり!
あいつらがそうってことは、あんたも似たよーなもんなのよ。それなのに、無理しちゃって。
でも、ほめてあげない。
ほめたら、調子に乗るもの。
だからあんたが料理を頑張って作っても、まあまあねとしか言ってあげない。
そんな褒めてほしそうに、上目遣いしてこっち見てもだめ。
だってほめたら悔しいし…。顔が熱いのは何故かしら…。
ミサトのことは実はあまり好きじゃない。
加地さんは好き。
ヒカリ大好き。
鈴原、相田はどーでもいい。
ファースト…好きになる材料が見つからない…
じゃあシンジは?
わからない。さっぱりわからないわ。
「アスカ?どうしたの。顔が赤いわよ?」
あたしの席に近寄ってきたヒカリにそう指摘された。
…わからないったらわからないのよ!
ってことで
了
[349] 題名:あの子のことが僕は嫌い--投稿していいものやらわかりませんでしたが、思い浮かんだので。すみません-- 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2010年06月16日 (水) 00時06分
僕はアスカが嫌いだ。
アスカを見てたらイライラする。
僕が一生懸命に作った料理を、いつもいつも「まあまあね」。
委員長に何かしてもらったら「ありがとヒカリ!」ってにっこり笑うのに。
アスカがいると、トウジのことも嫌いになる。
「なんや凶暴女!」
「何よ!人間未満!」
「なんやとう!」
仲いいじゃないか。
トウジは僕より色が黒くて、腕も太くて、背だって高くて、アスカをすこし見下ろせる。ほんの少しだけど。
嫌いだトウジなんか。
白い歯を見せて笑いあうな。
ケンスケのことも嫌いになる。
「なんだ惣流、漢字わかんないのかよ」
「…何言ってんのよ!そんなわけないでしょ!」
「ハイハイ。こーゆー時はな、他の熟語を変換して、要らない漢字を消すんだよ」
「あ…そっか……。………知ってるわそれくらい!」
「ハイハイ」
いつも機転がきいて、親切なケンスケ。なのに。
…ニタニタ笑うなよな。眼鏡に脂がついてるよ。
ミサトさんだって嫌いになる。引き取ってくれた人なのに。
「あらぁ?アスカ胸大きくなった?」
「とーぜんでしょ!成長期なんだから!これからもっと成長するわ!」
「どれどれ〜」
「きひゃあ!触んないでよエッチ!」
風呂をあがり、髪をあげたまま、バスタオル姿のアスカを、正確には、その、アスカの胸を触ろうとするミサトさん。
だいっっ嫌いだ。
大体、僕はもともとこんな下品なことは嫌いなんだ。
「やぁん!」
こんな声だって嫌いだ!
もちろん1番嫌いになるのは加地さんだ。
イライラする。
アスカがいたらイライラする。
嫌いになってしまう。
委員長のことがトウジのことがケンスケのことが。
ミサトさんのことが加地さんのことが。
嫌いになる。
こんな嫌なことばかり考えてしまう自分が。
あまりにみじめで泣きそうになる。
『好きっていうのはそういうことよ』
シンクロテストをしているときに、遠いような近いようなどこかで、そんな声が聞こえた気がした。
母さんのような、でももっとおばさんのような、リツコさんの声のようでもあり、ミサトさんの声のようでもあった。
そのてん、綾波はいい。彼女といたら、誰のことも嫌わずにすむ。楽ちんだ。
…あれ?何を綾波は怒ってるんだろう?
『好き』ってなんだ。好きってもっと満ち足りて、穏やかで、平和で静かなものじゃないのか。
アスカは嫌いだ。
僕にだけ笑いかけていればいいのにそうしないから。
(匂いたつような)
白い肌をしているから。
ざわざわするんだ。
落ち着かないんだ。
いつかこの手でつかまえて、僕しか見えなくしたくなるんだ…。
また涙が出そうになって、そうしてぼくは目を閉じた。
了
[348] 題名:綾波さん、すっとばすアルティメット…今回が何処小噺五十回目… 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2010年05月30日 (日) 17時39分
『でやぁーっ!』
『シャ、シャイニングウィザード…』
『どおりゃー!』
『ネリチャギからサマーソルト…』
『チェストー♪』
『倒れた所にトペからそのまま四方固め…やるわね…』
「あ、あのさ…」
『何?碇君?』
「その…何で格闘訓練用のドールマテリアルマシンが…外装僕なの?」
『アスカのオーダー…注文が多いって技術部泣いてたわ…』
「…僕何かアスカの気に障る事したかな?…ひっ!?」
『こんぬぉ〜…て、あ、あ、あ、あ…』
『パロスペシャル…アスカの体格ではあれは…』
ペシャ
あ、やっぱり。
「アスカ!大丈夫アスカ!?」
『キュ〜…』
あ、こんばんは。
綾波レイです。
只今格闘訓練用のマテリアルマシン開発試験に私達は参加中…
「大丈夫?」
「う…ん〜…あ、あれシンジ?」
「良かった…」
「良くないわよ全く…いい事アスカ?いくらパワーアシスト付き防護服着てても重量は変わらないんだから…130Kgのマテリアルにパロスペシャルなんて外骨格式でもなければ貴女には無理だって…何?レイ?耳?」
“リツコさん…あれ…見て…”
“…呆れた…最初からシンジ君介護目当て?”
“…でも碇君…マテリアル一人で退かしましたよね…”
“そう言えば…はあ。参ったわ…”
“…次は私の番…格闘試験あの外装でお願いします…”
“…いいの?”
“ええ…少し…悔しいから…”
“クスッ…じゃあシンジ君が救護室から帰って来たら再開しましょ。”
“リツコさん…からかわないで…”
[347] 題名:綾波さん、すっとばすスイーツ〜最強鬼畜美女&美少女地獄・受難の碇シンジ〜なんか50作目。 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2010年05月30日 (日) 15時57分
こんばんは…
綾波れいで…ひっく。
「シンジ〜、あたしね〜アイチュが食べた〜い〜えへへ〜」
アイス…冷たい…甘い…美味しい…碇君…あたしもひっく食べたい…
「あーもー二人共何酔っ払って…だからミサトさんもう飲ませないで下さいよ〜…」
「なーにかったい事言ってるのよんシンちゃんたらぁ!もうさーんにんともをとななんだからぁお酒もオッケーなお年じゃない!」
「ミサト…貴女ね…少しは控えなさ…あら?シンジ君これは!?」
「ああ、父さんが皆で飲め…凄いんですか?」
「あ…アードベックシングルカスク32年物…こっちはマーテル…ロマネにディケム…八海山は特別純米大吟醸…シンジ君!直ぐに仕舞いなさい!こんな素晴らしい物この人達に飲ませるのはお酒への冒涜よ!」
「リ〜ツコ〜そら無いわ〜、あたしギネス貰うわね〜」
「「(碇)シンジ(君)〜アイシュまら〜」」
「はーいはい!」
「えへ〜えへへへ〜シンジ〜アイシュおいし〜えへへ〜」
碇君…ひっく、味見…
「あーもー二人して…はいはい食べるよ食べますよ!」
「あーんちてシ〜ンジ〜きゃはははは!」
どう…ひっく!美味しひっく?
「あらあシーンジ君いーわねーおねいさんにもー、一口ぃ〜お願ーい〜」
「あらぁ…ミサトまぁで?ん〜、なんだかぁ私も食べたいわぁ。シンジ君私もあーん♪」
「だみーっ!シンジはぁ…わらひにぃ…たびしゃしゅにょ!」
あ…ずるいひっく、私が…ひっく
「勘弁して…」
「ほら!ミサトさん!リツコさんまで!綾波!アスカ起きて!ってうわわわっ!?」
「えへ〜シンジ枕〜えへ〜」
碇君…ひっく暖かひっく…
「あ、綾波!?アスカ!?は、放し…ムギュ!?」
「むにゃ…シンちゃんたらぁ…もってもて…ん〜次はレーベン…」
「…シングルカスクってのはね単一樽で…だからシェリー樽が…あら狡いわ、私も混ざっちゃおうかしら?えい♪」
ムギュ
「リリリリツコさん!?!!」
「えへへ〜シンジあったか〜…スャ〜…」
碇君…暖かい…むにゃ…ス〜…
「い、いや重…た、助け…む、胸…ど、どうしよ…い、意外といいかも…」
『((((…H…クスッ…))))』
[346] 題名:綾波さん、すっとばすこの長い坂をよ 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2010年05月26日 (水) 19時54分
こんばんは
綾波レイです。
“…もーやってられないわよねーいい加減!大体何で私こんな口調で話さなきゃならないのよ!たまには『にゃははははははっ!』とか『きゃはははは!』とか言っても良いと思わない?”
…あの…
“ん?何?綾波レイさん?”
…霧島さん、その青いウィッグと赤いカラーコンタクトは…
“あ、バレた?やっぱり?いや〜ドッペルゲンガーって奴?て言うか一寸影武者みたいな真似してみろって事でえ、いや全くこれ戦自以来なんだけどぉ…”
…楽しい?
“ん。ま、そこそこ…て言うか綾波さん、この服あなたと同じサイズなんだけどお腹キツくってさ〜、普段何食べてるの?”
…別に…何も…あ、お肉は…苦手…
“ちょ、それ有り得ないから!お肉なんてご馳走…あ、戦自の訓練で鳥やら蛇やら捌いて料理したの思い出したわ。”
…蛇?
“そ。それが笑える事に演習場の環境保護って事で業者から毎年買ってるのよ蛇!演習で取り過ぎていなくなっちゃったんですって!”
蛇…爬虫類…足の退化した存在…毒を持つ種類もある…そしてアダムを誘惑し堕落させた存在…
“あ、やっぱり蛇とかは苦手だよね!ごっめん、つい…でも結構美味しいのよ?”
…そう…良かったわね…
“…反応薄いわね…”
…そう?
“そうよ、中々この手の話題を落ち着いて返せる女子は…む!?むむ?むむむ…”
?どうしたの霧島さん?
“綾波さん…胸、触って良い!?”
?いいけど…ンンッ!な、何?
“こ…この揉み心地、この感度、この重量感…間違い無い、生乳しかもパット無し…て、掌から溢れる…”
…どうしたの?
“…敗北感を噛みしめてるの…”
?
“くっ!あ、あたしもせ、成長期だしま、未だ希望はあるわ!綾波さん!今回はこの位にしてあげるけど、次は下着まで完璧に化けてみせるわ!”
あ…そう…
“又会いましょう、私は走るのよ!この長い女坂をね!”
…何…あれ…
「綾波さん、今霧島さん来なかった?」
ええ…来たけど…洞木さん、何?あれ…
「いやね、試しに貴女に変装させたんだけど、シンジ君とアスカに一目で見抜かれて、本物リサーチして来るって…」
はあ…あ、戻って来た…
「はあ、はあ、はあ…あ、綾波さん、あ、貴女…」
あ、地声
「どうしたの霧島さん?息切らして…」
「あ…貴女『隠れ巨乳』ね!?」
「ぶっ!」
?
「あ、貴女…胸囲はともかくアンダーが細いから騙されたけど…あの感触から貴女のブラのカップ同サイズの女子から借りてきたら…」
「な!何これ!?」
「お…恐るべし綾波レイ…」
?良く…判らない…
「「うわぁぁぁぁん!神様の意地悪〜!!不公平よ格差社会よ超弩級な弩畜生〜〜〜!!」」
「洞木さん!」「霧島さん!」
「「あの夕日へ走りましょう!!」」
?
…行っちゃった…
[345] 題名:綾波さん、すっとばすハンバーガーのテーゼ(345ゲッツ記念) 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2010年05月24日 (月) 21時05分
こんばんは
綾波レイです。
只今第五回綾波邸夕食会開催中…
「豆腐バーガーとは…」
「むう…これは…」
「成る程!こいつは盲点だ!」
「…マヤちゃん、真似出来る?」
「…これ作り方教えて!ダイエットに効きそう!」
「…完璧だわ…」
「…ねえ、おかわりして良い?」
「ミサトあんたその前にビールそれ何本目よ!一寸は控えなさい!」
「たはは…ごみん三本目…」
「葛城は仕方ないとして…シンジ君、どうしたんだ?全然食べて無いじゃないか?」
「…ち、一寸試食で…げぷ。」
「…アスカのコロッケバーガーにレイの豆腐バーガー、おまけにそこの酔っ払いにオーダーされたカレーバーガーまで間食すりゃあね…」
「…残せば?」
「マヤちゃん、両隣から『碇君…食べて』『シンジ…美味しい?』なんて上目遣いされてシンちゃんが残せる?」
「「あう!!」」
「…納得。」
「う…気持ち悪い…」
「「大丈夫(碇君)(シンジ)!?」」
「これを飲ませるといい。楽になる。」
「これですね!有難うございます司令!」
「碇君飲んで!」
「う…苦っ!苦いいいい!!」
「水で二十倍に薄めて…遅かったか。」
「「ええええええええええっっっ!?!!」」
「苦い苦い苦い苦い苦い〜〜っ!!」
「碇君!」「シンジ!」「シンジ君しっかり!お水よ!」
「ゴク…げふぇごふぉ!!」
「シ、シンジ君!?」
「どうした大丈夫か!?」
「あ!マヤちゃんそれジンだ!」
「「「え?あ!きゃぁぁぁぁぁ〜〜〜っっ!!!」」」
「司令…シンジ君に一体何を飲ませたんです?」
「センブリだ…効き目は確かだ。苦いのは難点だかな。まさか粉末のまま飲むとは…」
「それも計算の内ですな碇司令。」
「碇…全く貴様と言う男は…何を楽しんでおる…」
「ふっ…本当に…」
「嘘つき…」
[344] 題名:綾波さん、すっとばす〜GENDOU KNOW,S 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2010年05月18日 (火) 20時40分
今晩は
綾波レイです。
今、私は執務室の前にいます。中では碇司令と碇君が会話中…
「父さん!これは何だよ!?」
「若い時は自然に身体が動いてしまう。これはその時の用心だ。」
「何言ってるの父さん!?解んないよ!?そんな事解んないよ!!」
「今は未だ解らずとも良い…だが必ずお前がそれを必要とする時が来る…」
「と、父さん!?それとこれとどんな関係があるのさ!?」
「お前には失望する…人はいつまでも子供ではいられない…」
「それは判るけど、それとこれは関係無いだろ!」
「…知っている…」
「な…何をだよ…?」
「…最近お前が毎朝、バスタオル一枚姿の弐号機パイロットに目を合わせられなくなった事…プラグスーツ姿のレイから視線を外している事…」
「な!?」
「理想とは現実の上に立つ…理想と幻想を履き違えるな…人はヒトという生物だ。生物はその性に何ら変わる所は無い…」
「父さん…だからって…」
「だからこそだ。」
「こ…こんな物!」
「持っていけ。これは命令だ。」
「おかしいよ!?こんなの絶対おかしいよ!!」
「…話は済んだ。下がれ。」
「くっ…」
…?
…何の話だったのかしら…?
「はぁ…何考えてるのさ全く…」
「なーにボケボケ歩いてんのよシンジ!?」
「うわわわわわわっ!?アアアアアアアアスカぁー!?」
「何でアタシの顔見る度々アンタは大声だすのよ!!」
「痛い痛い痛い痛い痛い痛いやめて止めて痛いアスカ痛い痛い痛い!!!」
あ…コブラツイスト…いえ、あれは卍固めね…
「!?アアアア綾波助けて助けて助けて綾波助けて〜!」
「男の癖に何情けない声出してんのよアンタは!」
…あ、何か落としたわよ碇君…
「あ!ちょ!や!駄目だ綾波!」
「!?シ、シンジ暴れるな!って、あ、あ、あ!?」
「え?あ!?うわわわっ!?!」
「「あ、あ、あ、あ、あ…」」
「う、うわわわわわわっっ!?!」
「キ、キャァーーーッ!?!」
ペシャ。
…大丈夫?二人共…
「「キュー…」」
…駄目なのね…
「あいたたた…ひ、酷い目にあった…全く父さんのせいで…」
「いたた…何よ?その“父さんのせいで”って…」
「え?あ!い、いやその…」
…これ?
「う、う、うわわわわわわっっ!?あ、綾波そんな出さないで!!」
「…何だ避妊具か…」
「!?ア、アアアアアスカぁ!?な、な、ななな何だって…」
「…アタシも貰ったのよ…」
…私も…
「と、父さん!?何考えてるのさ!?」
「…大体臨海学校で二泊三日程度の旅行でこんなの一体どうしろって言うのかしらね…」
…使えと言う事かしら…
「「「大人って…はぁ。」」」
「いいのか碇?やり過ぎではないか?」
「…ほぼ一校に一組はこう言った旅行の数ヶ月後に諸事情で退学する…予防措置だ。問題は少ない。」
「…儂には煽っとる様にしか見えんがな…」
「…子供達の将来は子供達の物だ。警告はしても手出しは不要。大人は見守れば良い…」
「やれやれ…それであの二人…どちらを選ぶと思う?」
「あの二人とは限るまい。アイツが将来誰と結ばれるかは神のみぞ知る…だが…」
「願わくは皆幸せに…親だな、碇。」
「…敵いませんな…冬月先生には…」