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[938] 題名:乗られ人生 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年03月08日 (木) 23時27分

「もうダメ…あたしもう、エヴァを動かせないの。シンジに負けた。あんな女に助けられた。エヴァにもう乗れないのっ…」
屋上のコーションテープの向こう側で、三角座りをして細い肩を震わせるアスカ。

そんなアスカに、碇シンジは近づいた。

「アスカ、そんな悲しいこと言うなよ。エヴァに、エヴァに乗るにはね…」
「…何よっ。あんたもあの女みたいな余計なことを私に言う気?!」
「聞けよ。…エヴァはね。エヴァは、乗るものじゃないんだよ。…
…乗   ら   れ  る   ん   だ   よ」

「は?」
「エヴァを動かそうと思ったら、エヴァをコントロールしようとか、乗りこなしてやろうとか、僕のテクニックでどーこーとか、そういう不遜なことは一切考えちゃいけないんだ!エヴァの言うとおり!エヴァのする通り!とにかく頭を下げて、通り過ぎるのを待つんだ!戦っちゃだめだ。流されろ。受けろ。いいか、もう一度言う。乗るんじゃない。乗られるんだ!エヴァンゲリオンに」

「な、何を言っているのかわからないわ…」

「なんでわからないんだよ!!大体、君だって僕に乗ったじゃないか!忘れたとは言わせないぞ。なんだか知らないけど、ミサトさんに乗られ、アスカにも乗られ、そして最後には綾波に乗られたさ!なんで乗るんだ!真希波もそういや乗ってきたな。馬か!サドルか!僕は!みんな、ただ乗りするなよな!」

「そして、プラグスーツには着られているよね。着こなさずに。ねえ碇シンジ君?」
「ああそうさ。何もかにも受け身なんだよ僕は!ちくしょう!」

「だから、君のフィギュアだけ売れないのかな」
「うるさいっ」

「尊敬に値するよ。乗られ上手ってことさ」
「そんなほめ方いらないんだ!」

「シンジが壊れた…」


でも、たったひとつだけ。
僕が自分の意思で乗って、自分から何かをしたことがあるよ。

乗ったのは、傷ついた女の子。そして、その首を締めることなんてさ。
最低さ。俺って。

=======
前から思ってた。
この子、エヴァンゲリオンに乗ってないよね。乗られてるよね。

最初から最後までその感想です。

※で、まあ、だからアスカとシンジの関係性が、この作品の最も重要なテーマなのではないかなと考えます。


[937] 題名:全自動受動態人間 名前:銀世界 MAIL URL 投稿日:2012年03月08日 (木) 22時20分

「そもそもさ、僕が受け身受け身って文句言われるけど、受け身になって何が悪いんだよ?」

「うーん、やっぱり、主人公らしくないからじゃないかな?」

「明るく元気で前向きで熱血で、根性で物事を解決する主人公の話なんて、そこらじゅうに転がってるじゃないか」

「確かに『エヴァンゲリオン』と言う物語のアイデンティティは、碇シンジ君あっての事・・・ではあるだろうね」

「だから、能動的に行動するのは、ミサトさんやアスカや加持さんやトウジやケンスケに任せるよ、僕は受け身を極めるんだ」

「ふうん」



――翌日。

「何でネルフに柔道場が出来てるんだよ?!」

「カヲル君が『シンジ君は受け身マスターになりたがってます』って教えてくれたからよん」

「さあ、シンジ、あたしの準備はOKよ!」

「アスカ・・・何で柔道着・・・」

「だから、アンタ、受け身マスターになるんでしょ、あたしが投げてあげるから、受け身取る練習しなさい!」

「そう言う意味じゃないんだってばー!」


*実は結構(半分以上)本気。シンジ君は受け身を極めればいいと思うよ・・・極めれば。
*つーわけで、いつか「かっこいい受動態人間な受け身マスター・シンジ君」を書きたい、いつか。


[936] 題名:新世紀聖闘士 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年03月07日 (水) 21時43分

「うっ!」

「ああっ!女神アテナが矢に射たれた!」
「な、何ィーーッ!!」
「僕らで助けなくては…!」

「ドラゴン・マリ!」
「アンドロメダ・レイ…」
「キグナス・カヲル」
「そして、フェニックス・アスカ!」

「アスカがわたしの姉さんなのね…」

「…で、僕はペガサス・シンジなわけ?」
「だけどいつか気づくでしょうその背中には遥か未来めざす為の翼があるしいいんじゃない」
「なんで僕がこれなの」

「貴様バカ?主人公が1番地味で1番人気が無いお話の代表だからよ」
「タイトルロールなのに、主人公を差し置いて、脇役ばっかり人気沸騰して」
「そうか。…僕だけじゃなかったんだね。不幸な主人公は…」
「はっきり言ってまだ犬くんのほうがずっと恵まれてるにゃ」



「どーでもええけど、うちのアテナはんの寝相の悪さはなんとかならんのかい…」

「はっきり言って、助けようという気が失せるな…」

「ミサトさん…。ミサトさんに眠ったままの女神様の役は無理だよ。出来るわけないよっ…」

むにゃむにゃ。ぐう。

=======
※宮崎駿さんだったかな?「シリーズが長くなると、主人公だけ変わらないから、主人公の人気がなくなる」みたいな洞察をされていたような気がする。※でも、エヴァって長く続いたわけでもないのか。アルェー?※聖闘士の話しも詳しくは知らない…。矢のささった女神さんて、ぶっちゃけミート君だよね。


[935] 題名:ボケまSHOW14 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年03月07日 (水) 20時44分

※いい話の上を通るよ。悪いね。
※ぶっちゃけて黒いです

「シンジ君。こないだ、僕ね」
「なに」
「買い物に行ったんだよ。スマートフォンのカバー変えたくって」
「ネルフの携帯を使えよ。カヲル君」
「だってあれ、ガラケーじゃない。リリンの文化に興味のある僕としては、スマートフォンは外せないよ」
「はいはい…それで?」

「で、なんと、僕達チルドレンのイラストのついた保護カバー見つけたんだ」

「・・・・・・・」

「でもね。レイも、アスカ君も、僕も、マリのさえあったのに、シンジ君のデザインだけ、どこを探しても無かったんだよ。おかしいよねえ?ディスプレイの裏側まで回って探したのに…」

「わ  ざ  と  言ってるだろう渚カヲル!!」

「僕は本当のことを言っただけだよ」
「察してよ!!僕にとってはいつものことなんだよ!」

「で、そのあと、エヴァストアに行ったんだけど、やっぱり僕のグッズばかりで君のは無くて。1番くじの景品にも君はいないんだよ。知ってた?…うおっ?!…暴力はいけない。シンジ君。その蹴りはセカンド仕込みかい」

「はっ。いつもアスカに蹴られてるうちに覚えたのかな」

「避けられて良かったよ。ロウソクの火とか消せそうだよね。で、僕としてはそうなった理由を考察したんだけど、やっぱり、破のラストにおいて、君が物凄いバカを丸出しにしたせいで、余計にお客さんが引いたんじゃないかなと」
「なんでだよ!」

「だって、『僕はどうなってもいい、世界はどうなってもいい、綾波だけは助けるんだー』ってさあ…」

「こんにちは。綾波レイです。
碇君がどうかなるのは問題ないとしても、世界までどうかなったら、助けたいはずのわたしまで助からない…。」

「綾波に言われたら僕はもう本当に立つ瀬がないんだけど」

「こんな簡単なこともわからない…。もうバカとしかいいようが無い碇君…」

「僕のラストのあの表情は、かなりマジで君のバカさ加減を侮蔑してしまったせいなんだけどね」

「うるさい!僕だってなあ!言いたくてあんなセリフ言ったんじゃないんだよ!仕事だから言ったんだよ!なんだよ!言わせるほうがアホなんだよ!…っあ」

「あ」

「あ…」

***

【速   報】
公開予定のQの主人公は、碇シンジ君から渚カヲル君にとうとうシフトする模様。大穴で相田ケンスケ君が主人公という可能性もあります。

=======
【業者さんへ】
シンジ君がおらんせいで残念がってるお客さん結構おりまっせ。1番くじとか。儲けそこねてんで!

「↑その利益を優先してるが為に君がいないのかもしれないけどね」
「やめてよ!カヲル君!やめてよ!」


[934] 題名:アニマ 名前:Kioa MAIL URL 投稿日:2012年03月07日 (水) 10時17分

夜、ミサトのマンション。

「シンちゃーん、まだー?」

「はーい。今持っていきまーす」

目の前には刺身や手羽先、枝豆、大根の煮付けなど、酒のつまみに最適なものが並ぶ。アスカはヒカリとショッピングで遅くなるので、ミサトに合わせて作ったのだ。

「ミサトさん、ビールつぎます」

「ありがとう。いただきます!
・・・そういえば、どうなのよー、シンちゃん。アスカと付き合い始めて」

「ぶっ、ど、どうしてそれを」
シンジは思わず味噌汁を吹き出しそうになった。

「・・アスカがしていた時計でわかったわ。トルド・マルディーニのオートマティック。『アニマ』でしょ」

「・・さすがミサトさんです」

「・・そんなにアスカが好きなの?」

「はい。・・アスカは僕のすべてです。子どもの時からアスカのことがずっと好きでした。僕にとってアスカは、一生そばにいたい、かけがえのない子です」

「あーんな高価な時計を送って愛の告白なんてやるわねぇ。ほとんどプロポーズじゃないの? シンちゃん、『できちゃった婚』はダメよ」

「げほっ、げほっ、ミ、ミサトさん、冗談きついですっ。 まだ中学生ですよっ!」

シンジは思わず飲んでいたお茶を吹き出した。


「ただいまー」
アスカが帰ってきた。

「ただいま、シンジ、ミサト」

「うん。おかえりアスカ。どうだった、ショッピングは?」

「もう、ヒカリのノロケばなしを聞くのに大変だったわよ」

「ヘェ〜。きっとヒカリちゃんも全く同じこと思ってるでしょうねぇ〜」

「な、何よミサト。だ、誰がこんんなバカシンジのことなんか」

「あら、私はシンちゃん、だなんて一言も言ってないけどぉ」

「もう!」

「ところでアスカ、ご飯食べてきたんだよね?」

「ううん」

「ええ? 朝言ったじゃない? 今日は食べてくるから要らないって」

「そうだけれど、なんか疲れちゃったし、シンジのご飯のほうがなんか幸せな気分になるし」

「うーん、じゃあ前作り置きしておいて、冷凍しておいたハンバーグとコーンポタージュでよければ」

「うんっ! ありがとうシンジ!」

「あーら、幸せねえアスカ。婚約発表はいつにするのよ?」

「ミ、ミサトさんっ! そ、そんなこ、婚約だなんて」

「何よ? 私がいなければ生きていけないくせに! 私とは遊びだっていうのかこらー! 許さないぞー!」

アスカは笑いながらシンジの首をしめはじめる。

「お、落ちる! ギブ、ギブ!」

「ダメよーシンちゃん。結婚前から尻に敷かれてちゃ」

アスカはシンジとじゃれあいながら、ミサトに言われたことを思い出していた。

「この時計は『アニマ』って名前でね。アニマは『魂』って意味でしょ」

「うん、それで?」

「この時計はね、恋人に送る時計よ。シンちゃんはきっと、アスカと永遠に一緒にいたいのねぇ・・・」


[933] 題名:シンジ以外全員逆行・アスカ来日編 名前:銀世界 MAIL URL 投稿日:2012年03月05日 (月) 22時38分

「ふふ・・・ふふふふふ、待ってなさいよ、シンジ!」

船室でほくそ笑む少女が1人。

「アスカ・・・楽しみなのはわかるが、少し落ち着いたらどうだ」
「や、やだ加持さんたら! 全然楽しみなんかじゃないわよ!」

惣流・アスカ・ラングレーは、加持リョウジに向かって食ってかかった。

「ただ、今度こそ、あたしが凄いってことをわからせてやるって言ってるの!」

勿論、この2人も時間を遡った存在である。

「あたしが、エヴァ操縦の才能もあって、頭も良くて、美人で、すっごく魅力的だと言う事を、徹底して頭に叩き込んでやるわ!
 そして、アイツは、あたしのために料理して、あたしのために掃除して、あたしのために戦いの補助をする!」

そう言い切るアスカの表情は、「わくわくしている」と形容するのが最もふさわしい――と加持は思った。



「弐号機パイロットって、どんな子かな?」
「はぁ・・・どうせ、おっそろしいくらいに凶暴に決まっとるわ」
「きっと、美人で写真が売れるぞ〜」
「もう! 鈴原も相田君も、余計な事を言わないの!」

碇シンジの呟きに、鈴原トウジは顔をしかめ、相田ケンスケはニヤリと笑った。
弐号機パイロットについて予測が出来るのは、それを叱りつけた洞木ヒカリを含め、やはり時を遡った存在だからである。
つまり、予測と言うよりは、ただの感想であった。

「・・・ま、委員長まで呼んで来たんやから、感謝して欲しいとこやで」
「うん、女の子同士、仲良くなれるといいね」

碇シンジは、そんな周囲の隠し事を、何も知らなかった。




「トウジもケンスケも凄いな・・・初対面の子とあんなに喋れるなんて」
「あれは喋ってるんじゃなくて喧嘩してるだけよ・・・(おまけに初対面じゃないんだけどね)」

呆然とするシンジに、ヒカリは苦笑した。
怒鳴り合いをしていたアスカは、ふと我に返って2人に歩み寄った。

「ハロー、あたし、惣流・アスカ・ラングレーよ」
「私、洞木ヒカリ」

女の子2人は暗黙の了解とばかりに、シンジの手前、自己紹介をする。

「で、アンタがサードのシンジね・・・ファーストは?」
「本部待機だって、念のため」
「はぁ〜、用心深いわねぇ」

アスカにしてみれば、使徒が来るのはこっちだとわかっているのに、と呆れてしまう。
そうこうしているうちに、やっぱり使徒が現れた。

「さあ、シンジ、一緒に来なさい」
「で、でも、プラグスーツがないよ」
「ふっふっふ、ちゃーんとアンタの予備のプラグスーツ、あたしの荷物に入ってるわよ」
「な・・・何でそんなのが〜!!!」

女の子の荷物の中に自分のプラグスーツ。
あまり嬉しくない事態である。

「感謝しなさいよ、女物を着るのは嫌がるかと思って、用意してあげたんだからね!
 さあ、さっさと来なさい、アンタはこれから永遠に、あたしと一緒に戦って、あたしのために食事を作って、あたしのために掃除をする事になってるんだから」

シンジは、少し考え込んだ。

「永遠って・・・どっちかが結婚したら、どうするんだよ?」

次の瞬間、シンジが床に伸びたのは言うまでもない。



*うん、収拾つかずにほかしたネタは、やっぱり収拾つかない。
*ス・・・ストイック・・・なのか、あれ? 
*とにもかくにも、あたしの持っている有効成分は「アホアホ」と「毒々」しかない。


[932] 題名:35の日 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年03月05日 (月) 20時17分

幸せ不幸は、「幸せだけど何だか不幸」の略かもしれない。
不幸幸せは、「不幸だけど幸せだと思ってみる」って意味…

「↑まさに君のことじゃないかシンジ君!」
「言い得て妙だけど、嬉しくない…」

「僕は君を甘やかすポジションだったんだね。甘えさせてあげようか?」
「やめてよ。今さら気持ち悪い」

「BL的には、僕達のこの関係は、僕が(受)で、シンジ君が(攻)といえるのだろうか」
「君が(ボケ)で、僕が(ツッコミ)だよ。一緒にするのも申し訳ないよ」

「そして、僕がイジリで、君がイジラレだね。なんかBLぽいじゃない」

「コンビなんて組んだ覚えないよ…」

=======
※銀世界さんの「セカンド・ボタン・インパクト」面白かったです。ストイックなのが良かったw
※混ぜたら危険。食べたら危険。シリーズ化しそうな…。


[931] 題名:混ぜるな危険 名前:何処 MAIL URL 投稿日:2012年03月03日 (土) 12時11分

「今なら言える…僕は…僕は…僕は…っッッ!アスカさんがあっ!好きぢゃああああー――っッっ!」

カーン♪

「喧しいっ!今何時だと思ってるんだっ!」

「す、すいませーん」

「シンジくうん…相変わらず欲求不満ですにぁあ。」

「げっ!?四ッ谷マリさん!い、いつの間に!」

「あ〜相当溜まってるわねぇ…ま、仕方無いわねぇ、ウジウジ君だしモジモジ君だしその癖女にだらしないしぃ。」

「痛い所つつかないで下さいミサトさんっ!」

「ま、一杯やりゃ忘れるって。さ!宴会宴会っと♪」
「え?リリリツコさん一寸何一升瓶持って…えええっ!?」



【エヴァン一刻】



*元祖悶々青少年物*毎回可哀想*でも最後辺りから…(pi〜)*実写版響子さんが石原真理子だった黒歴史*


[930] 題名:渚カヲルの解説 名前:銀世界 MAIL URL 投稿日:2012年03月01日 (木) 23時04分

いやいや、ちゃんと変わってるよ。

幸せ不幸=幸せな「不幸」=所詮は不幸
不幸幸せ=不幸な「幸せ」=とりあえず幸せ

だからね。
幸せ不幸を不幸幸せに変えるってことは、ちゃんと不幸を幸せに変えてあげるってことだよ。


「せやけど・・・気のせいかしらんけど、幸せ不幸の方がマシな響きするんはワイだけか?」
「確かに、『不幸幸せ』って、何だか無理をしてるように聞こえるよな」


まあね・・・幸せ不幸は、「幸せだけど何だか不幸」の略かもしれないよね。
不幸幸せは、「不幸だけど幸せだと思ってみる」って意味だったりして。



*えびさんの私に対する認識がどんなのなんだーと思いつつ、怖くて聞けない(笑)。
*カヲル君て、普通はシンジ君を甘やかす役回りなのになぁ・・・何でここではコレなんだろう。
*そう言えば綾波さんもそうか・・・でも本編見直すと、意外とレイちんはシンジ君にスパルタンな印象が。


[929] 題名:ボケまSHOW13 名前:ごまめ MAIL URL 投稿日:2012年03月01日 (木) 20時52分

「メランコリックなシンジ君のことなんだけれどもね」
「いつも急だよね…カヲル君」
「『幸せ不幸』という表現は果たしてどんなもんなんだろうと首を傾げたんだ。僕は」
「はあ」
「いくら、『シンジ君の不幸は蜜の味』というリリンのことわざがあるとはいえ…」
「無いよ。あってたまるか」
「そうだろうか。エヴァンゲリオンのお客さんは、実はみんな君の不幸が楽しみで楽しみで仕方ないのに…」

「ええっ?!」

「今まで気がつかなかったのかい?エヴァの一番の見どころって、碇シンジ君の不幸具合じゃないか」

「えっ…そ…そんな…そうだったの…?やっぱり、僕はいらない子だったの?」

「そうなんだよ。むしろいらないなんてことは無いんだけど、とにかく君には不幸でいてもらわないと、関係者が何かと困るらしいんだ。つまり、君の主な特長と存在価値とは、不幸であることなんだよね」

「そんなふうに仕組まれててたまるか!そっちのほうがいやぁな感じだ!」

「あいたっ。…最近、あまりのせられなくなったね。シンジ君。話を元に戻そうか」
「元もよくわからないよ」
「つまりメランコリックなシンジ君は『幸せ不幸』ではなく『不幸幸せ』に言い方を変えると良いと思うんだ」
「たいして変わってない!くそっ。見てろよ。絶対幸せになってやる!」




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