ネタばれOK隠し掲示板:SHINOBI
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実は一足先に試写会で見てきていた私。めでたく公開されたってことで、試写会の時に自分のブログに上げた感想を転載しときます。一見して思ったことは、これは要するにおとぎ話だということ。 先に説明しておきますが、この映画の脚本の浦沢義雄氏は「美少女仮面ポワトリン」や「激走戦隊カーレンジャー」などの作品で、特撮ファンにはかっ飛んだ脚本を書くことで有名な人です。 この映画も、浦沢さんらしい超展開がばんばん出て来るし、それと清順監督のアーティスティックな超演出もあいまって、見る人の目を点にします。 ただ、筋立てだけ見てみると、これはかなりシンプルな話なんですね。美男美女の障害の多い恋物語。所々「ロミオとジュリエット」だったり、「白雪姫」だったり、「不思議の国のアリス」だったり。だから、外国の人にも話は判りやすいと思います。 その中で、オダギリ演じる雨千代のポジションはというと……どーもこれは、「ヒロイン」のような気がするんですよね。彼も確かに狸姫を助けるためにがんばるんですが、全体的に見ると狸姫が「ヒーロー」、雨千代が「ヒロイン」と、男女を入れ替えた方が物語中のポジション的にはしっくり来るような。つーか明らかに狸姫より雨千代の方がか弱い(笑)。 大体発端からして白雪姫だし。狸より人の方が恐ろしいものだという位置づけがされていたりする辺り、そういう逆説的なというか、ちょっとひねくれたところはあるんじゃないかな。 ということで、オダギリは歌を歌ってたり、タップダンスをしたり、上半身はだけたり、すそを乱したり、いつもより余計に回ってたりしてます(笑)。ともあれ正当派二枚目というオダギリにしては珍しい役なので、一見の価値ありです。 チャン・ツィイーの狸姫は、流石に動きに切れがある。雨千代と狸姫のカップルは、本当に可愛らしいカップルでした。薬師丸ひろ子さんも歌声が綺麗でした。由紀さおりさんのびるぜん婆々は……あれは笑うところですか? 何がって、この人の出番全部。平幹二郎さんの安土桃山は、ちょっとシェイクスピア入ってるような重厚さがありました。 そして、何処に混ざってたんだ永瀬正敏。
昨日観てきました。奇妙奇天烈摩訶不思議総天然色電脳紙芝居、という印象です(笑)ファンタジーですよね。オダギリ王子の活躍も、いい男っぷりも楽しめました。映画なんだけど、舞台のお芝居を観ている、そんな感じを受けました。
何が初かと言うと「子供といっしょに見られる(笑)ジョー君出演映画」今までの出演作はなかなか小さい子供と一緒に楽しめるものがなく、一人で見に行ったりしていましたが、今回のオペレッタ狸御殿は初めて子供といっしょに見に行くことができました。鈴木監督のオリジナリティー溢れる世界観に最初私はかなり圧倒されおりましたが、そこは何の固定概念ももたない子供のこと、単純に、私以上に映画を楽しんでいました。何日かたってもサントラを聞きながら歌ったり、踊ったり。映画の印象がすごく残っているらしく、細かいところまでよく覚えてて関心します。おかしかったのが、数日後私が包丁で指を切ってしまって「痛〜い」と言ってると子供がきて「ケロ、ケロリーン」と言ってくれました。映画でもその場面はかなり笑ってしまったところで、ナイスなタイミングに痛いのも忘れて大笑いしてしまいました。ジョー君はじめ楽しい映画を作ってくれた関係者様みーんなに感謝です。
どんな映画なんだろ・・・?とドキドキしながら見に行きました。 一言で言えば、実写版ディ○ニー映画という感じでした(^v^) 本当に、清順監督は綺麗な映像を求めたんだなぁ〜と思いました。ジョーくん素敵!!と一人悶えてました(笑)
コレを見る数日前に劇団☆新感線の舞台を何台ものカメラでデジタル撮影して映画にしたって映画を見てたんですが、同じような印象を受けました。「こりゃ舞台だな」って。舞台装置、役者、照明、音響って感じで。清順監督の「絵巻物」という発言もあり、楽しい御伽噺の舞台って感じで見ていたせいか、前評判よちがって、全然違和感なく入り込めちゃいました。映画だと思って、説明シーンや台詞を待ってるようでは楽しめない、全部が同じ世界の中のカットじゃない、一緒に乗っていかないと乗り遅れる参加型映画かもしれないですね。でも、狸姫が登場してすぐ踊るシーンでは、ダンスを見ただけで中国(唐)から来た人だって判るようになってたり、照明の色で心象風景だってわかったり、細かいカット割りではなく平面の絵の上で演じることで「こんなことが起こってます」ってわかったりして、案外、言葉に頼らない外国人の方のほうが楽しみやすいのかななんて思ったりして。時代劇で歌い踊る、荒唐無稽なお話ってなのは、逆にお年寄りのほうが見慣れていて、楽しみ方も心得ていらっしゃるんですよね〜。おもろいところでは大声で笑い、拍手をし。最後は、エンドロールに向かって拍手喝采。ほんとに楽しそうで、後ろに居たお客さんが、前に移ってきて見てたりしてましたよ。わしも、時々その手の映画を見ていたんですが、輪をかけて清順テイスト満載で。映画のいいところをガンガンつかってる、おもろい映画が出来たと思います。これぞ映画です。オダギリ氏が、たしか「映画の勉強をする人が見ていく作品になる」的な事を仰っていたと思うんですが。ほんとに、カテゴライズしようの無い「清順」映画。お気に入りのシーンは、和装オダギリ愛好家としては冒頭に近いところででの、前髪はらり&首筋チラリのアップ。あああ、男前だとはあまり思ってないけど、きれいだな〜と思いました。あのシーンは、狸姫が「一目惚れ」するんだもんね、キレイで当たり前か。で、全体では「駆け落ち」カット!!いきなり、止まってると思ったら、ほっかむりで手に手を取って波止場って!わかり易すぎます(笑)。しかも、キレイなクセに笑えて仕方ない!!!あのシーンのポストカードが欲しかった(笑)。あ、ポストカードセット買うの忘れてた・・・。
2005/06/22(水) 15:36 2回見ました。サントラを聞いていたせいか、はじめから違和感なく、すんなり受け入れられました。水墨画の波を、ぐるぐる回るシーン なぜか大好き!こういったことが満載なんだぁ〜ドキドキしました。複雑な事も(恋や愛憎、欲望)いとも簡単に表現して、笑ってしまおう〜みたいな感覚がかっこいいなぁ・・と思いました。複雑な事を、より複雑にして、涙をとろうみたいな作品が多い中、爺さん、やるなぁ〜男の心意気ですね!この辺りの感覚が、いろんな役者さんを刺激するんだろうな。お金出す人は大変だろうけど(笑)いつの世も、どんな国でも、争う内容はよく似た事だし、恋する感情も同じ。だから狸姫の言葉が理解できてしまう雨千代。初めて桜の木下で妙なダンスをするシーン(運命の罠)ここも何度でも見たいです。ストーリーを追うとか感動を求めるんじゃなく、音と視覚で感性を揺らしてね〜みたいな感じかなぁ?DVDになったらつけっぱなしにしてもっと楽しみたい作品です。この夏はスイカの種を飛ばし、びるぜん婆を思い出し、満月の夜にはあの中に狸姫と雨千代様がいると思い込みましょう・・監督はよく解ってらっしゃる。オダギリ的な美しさを。感謝しまぁーす!
3回みました。これは大画面じゃなきゃだめ。4回目みたくてウズウズしてます。雨千代様なんてお美しい。とくにマゾぽい美しさが強調されているような感じでした。そこがよいよい〜なんて。同じものをみているのに、監督の日本的耽美シーンにノック・ダウン。画面いっぱい朝顔がつぎつぎ開いていったり、和歌がさらさら書かれているなかでチャンツィの中国語の歌声がひびいたり、狸姫が天地さかさまに小舟を操縦したり(このときの色も水墨画ふうでよかった)。雨千代って美しいだけではなくほんとうに心のやさしい、メルヘンの中の少年みたいでしたね。でもつかまっても逃げもせず上品に食事したり、なんか牢屋にいついている様子が可愛い。ツッコミがいのある男の子なんですね。最後に浦沢さんのノベライズ本は破天荒でとても面白い。雨千代は父をとても愛していたんですね。そうなのか。
♪ソーダ水の雨があがって、レモン色したたそがれのとき〜鈴木清順監督にしか撮れない映画ってところがすごいですよ〜絶対に誰にもマネできないってところがおしりにおかまくっつけた女の人と杓文字もった男の人が踊るシーンなんて忘れられないっすもん 最後のジョー若&ツィイー狸姫の籠の葬式シーンも興味深かったカメラぐぐっと寄る、前を通る人々・・音ないんですよねこのドルビーデジタルサラウンド大音響時代に音なし 笑イラストレーターの石川三千花さんが、豪華斬新だけじゃなくて、妖気も漂ってるところがスバラシイと書いてましたが、わかる気がします7・12現在だと青森、福島で上映中 あと山形で。最後は、 岐阜7月23日〜8月5日 福井メトロですね。岐阜まで見にいくか 笑