[144] 題名:若葉から青葉に色ます飛火野の牝鹿の胎のふくらむいのち≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/24(月) 10:34
今朝の毎日歌壇の『水原紫苑選』の1席の作品です。〚評〗・飛火野という風雅な土地の名に「牝鹿の胎」を結びつけたのが新鮮。古典を現代の生命感で新しくする好例だと思う。▼投稿詠み人として、一つの目標として1ヶ月で4大全国紙の制覇を励みとして、勉強をして来ました。▼1年で一番華やかなこの4月に『朝日・産経・読売・毎日歌壇』の掲載を成し遂げました。▼『一念に億劫の心労を尽くせば何事も成就する』との言葉が有りますが、短歌という世界で勉強をして頑張れは夢が叶う事を教えて頂きました。▼多くの歌界諸先輩の皆様と新聞歌壇文芸部の皆様に感謝申し上げます。
[143] 題名:おのがじし影をゆらしつ曳きつれて角の喫茶へ老いびと三人≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/23(日) 09:44
今日の新聞歌壇の『内藤明選』の彼女の作品です。上の句の、自分の影をゆらしつつ、そして曳きつれての描写が面白い表現だと思いました。▼老いても人間への観察眼がつい働くというのは歌詠みの抱える業みたいなもので、共感できます。
[142] 題名:さまざま思いを刻む歌壇には人のペーソスあふれていたり≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/20(木) 09:21
今朝の新聞歌壇の『伊藤一彦選』での私の作品です。このS新聞歌壇の3週連続の入選は初めての経験で、まさに、春の珍事だと思います。▼真面目に真摯に勉強していけば、短歌の神様が後押しを、してくれたものと感謝に堪えません。▲本当に励みになります。
[141] 題名:わが人生俯瞰をすれば裏返り手足バタつく亀のごとしも≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/17(月) 12:51
今日『南日新聞社』から封書が届き、前年度の『南日歌壇歌壇賞』・永田和弘、に選ばれたと有りました。▼コロナで表彰式は行わないが賞状と他を送りますと連絡がありました。▼朝日歌壇を含め永田先生には、激励を頂いているようで有り難いです。▼これで、短歌関係の表彰は4回目ですが続けて来て良かったと多くの方に感謝に堪えません。
[140] 題名:三味線の曲のながれる空港の待合室に島訛り聞く≫福元幸茂 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/13(木) 20:11
今朝の新聞歌壇の『高野公彦選』での風太郎塾の仲間の彼の作品です。ベテランらしい手慣れた感じのする地域に根の張った参考にすべき1首だと思います。▼スランプの続く彼はネット投稿は本当に届いているか疑いハガキ投稿に切り替え、新聞社にハガキの有無を尋ねたと言います。▼この動きの一連の所作は、必死になる故のことと、痛いほど解る行動と自分の身の上に置き換えます。▼投稿歌人の心は『待てば海路の日和あり』等とは言われますが、緊迫した日々である事は多くの歌友の共通した思いです。何はともあれ『おめでとうございました』。
[139] 題名:路地裏の三代つづく定食屋春告げ魚のメバルがならぶ≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/13(木) 10:01
今朝の新聞歌壇の『小島ゆかり選』での私の作品です。4月半ばで全国紙歌壇連続のホルダーは4首になり、春の珍事とはゆえ、少しビックラポンです。▼張るの『春』を目指し、じっくりと勉強してきた甲斐があり、結果が出て嬉しく思っています。▼すべからず、物事は矢張り勢いが大事だと痛感しています。
[138] 題名:なんといふことであらうか不覚にも手を取らずして夫をゆかしむ≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/10(月) 22:37
今朝のM紙の「米川千嘉子選」での歌友の彼女の作品です。▼は御主人の老いて行く様、そして介護の景色、はたまた晩年の看取りをつぶさに詠み続けた同世代の、妻であり詠み手でもあります。▼私などは家内から余り家中を公表するなと釘を刺されていますが、彼女の赤裸々な、一連の短歌が多くの全国紙に掲載されていますが、これは、歌詠みとしての、恐らくは業みたいなものであろうか。▼女性のこの、最後の別れの景色は男の私ではこうは行かないと思います。▼私は女性の胆力は男の比ではないと常々、思っています。風太郎塾のさくらさんもご主人を失くされ、良い歌を詠まれ採用されていますが、私には詠めそうに有りません。
[137] 題名:老いぬれば若き日の夢のマラケシュの屋台の揚げ茄子食むこともなし≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/10(月) 10:01
今朝の新聞歌壇の『黒瀬珂欄』選に採って頂いた作品です。▼若き日に憧れました、夢のモロッコです。屋台には彼の飛び切りのエスカルゴ、鰯や鯵のフライの揚げ物。▼フナの広場には年老いた蛇使い。童話のような異国です。▼一つの大きな目標、1ッか月に4大全国紙の歌壇の制覇、今日でA新聞・S新聞・Y新聞を成し遂げ増したので後はM紙だけですので、愉しみながら頑張りたいと思います。▼今朝はM紙に歌友の森川慶子さんが掲載されていました。
[136] 題名:わからないときにははっきりわからないとアレクサみたいに言えばいいのに≫小川洋子 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/09(日) 09:44
今朝の新聞歌壇「大辻隆弘選」の彼女の1席の作品です。▼〖評〗は今日の天気を聞いたり好きな曲をかけてくれたりするアシスタント「アレクサ」。難しいことを聞くとはっきりわからないという。機械らしいクールな対応だ。わたしもそんな風に対人関係にクールになれたらと思う作者。▼この彼女の1首を読みおまわず唸りました。この自然体はなんだろう。真似のできない、焦りみたいな感覚を感じます。▼真っ向から構えるのではなく、さらりと言ってのける彼女に脱帽である。歌の世界に年齢は関係ないことを改めて思った次第です。
[135] 題名:色々な花で賑わうこの国にそれを認めぬ為政者がいる≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2023/04/06(木) 09:58
今朝の新聞歌壇の『小島ゆかり選』での私の作品です。▲私としては珍しく社会詠を詠んで見ました。今、この国はあの**(確認後掲載)しい例の問題を私なりに皮肉って見ました。▼選者を小島先生に選び成功したと思います。▼私はこの問題はもっとおおらかで色んな生き方が合って好いと思います。▲桜は桜・梅は梅・桃は桃です。国中に爛漫と個性が咲けば好いのです。