[256] 題名: 名前:呆け爺 投稿日: 2023/11/18(土) 12:49
色呆け爺の情けない解釈です。
痴に働けば角が立ち(認知症で呆け始めた私は、何をやっても叱られ)情に棹させば流される。(恋情のままにお姉さんに近寄れば嫌われて)
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[255] 題名:若き日にむさぼり読みし『草枕』老いて今なお足もと照らす≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2023/11/16(木) 09:11
今朝の新聞歌壇の『伊藤一彦選』での私の作品です。今月は伊藤先生に2首も採って頂き初めてのことだと思います。▼『草枕』と言えば何と言っても、書き出しから始まる彼の名文であろう。▼現代に於いても何ら色あせることなく、世の中・世間・人間の心の中に潜む闇の部分を炙り出しています。▼私の人生が大きく脱線しなかったのは、やはり若き日からの哲学書、文学の力に負うところが大きかったと思います。
[254] 題名:売れるはずないと買わずに帰りしが次の次の日売れてたリュック≫小川洋子 名前:風太郎 投稿日: 2023/11/15(水) 12:21
今朝の新聞歌壇『道浦母都子選』での彼女の作品です。この歌壇の選者とは気風が合わないのか他紙ほど採られないのは、やはり選者との相性の問題もあるのかもしれません。▼私も気になる作品は、没後に違う選者で挑戦してヒットする場合が多いので短歌の不思議さ、面白さを感じています。▼👆の歌は日常生活によくある『ある・ある』短歌ですが、斯うして歌になりますと、クスッと笑える可笑しみ有ります。洋子さんのいわゆる、得意ネタが決まりました。
[253] 題名:乳房(ちちふさ)の間にそつとお骨抱くまるであなたは小鳥のやうね≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2023/11/14(火) 09:34
今朝の新聞歌壇『米川千嘉子選』の1席は選者の優等生、慶子さんの作品でした。【評】・亡き人の骨を抱き寄せる。「乳房の間」というなまなましさと小さく軽くなった人を「小鳥」にたとえる切なさが響き合う。▼慶子さんに、こんな歌を詠まれた日には、風太郎は完全に脱帽である。景色の一端をピンポイントで詠み情感、詩情を醸し出す、年齢に関係なく、この若々しい、瑞々しさは彼女のどこから湧いて来るのだろうか。▼多くの親しい友人が多く去ってゆく、年代になりましたが、考えさせられる1首である。▼たくさん長生きをして頂いて、彼女の歌からうんと学びたいと思います。
[252] 題名:犬連れて歩めば犬のゆくところ自づとありて犬に従ふ≫東大阪・山本隆 名前:風太郎 投稿日: 2023/11/11(土) 09:59
今週の『小池光選』に私の記憶では初めての、同じ東大阪の私とが同時採用されました。▼彼は存知の方ですが、いつも骨太の歌を詠む方で90歳を既に超えられています。Y紙には年間、10首前後、他紙でも良く見かける年忌の入った歌詠みさんです。▼未だ『岡野弘彦先生』が選者を務めていた頃、認知症を病まれ、亡くなる少し前の奥様に、『晴れ着』を着せたところ、若いころの娘のように喜んだ様子の1首が『岡野先生』から激賞され、私も思わず涙したことが有りました。▼彼の多くの入選歌を読ませて頂き、大きな影響を受けました歌人のお一人です。
[251] 題名:涼風にあててやらんと蘭の花早朝だけを庭に出す母≫小川洋子 名前:風太郎 投稿日: 2023/11/10(金) 06:58
今月号の「大口玲子選」の彼女の作品です。いつも思うことですが彼女の詠む歌は、日常のさりげない風景をさりげなく歌にする、そして詩情を醸しだします。▼これは、技術的な物を通り越した、彼女の個性であろう。▼こういう景色を見るだけで彼女の家族の日常の生活感まで読み取れます。
[250] 題名:喘息の発作のこない安息日 家族が和み食事が長い≫福元幸茂 名前:風太郎 投稿日: 2023/11/09(木) 09:53
今朝の新聞歌壇『永田和宏選』での彼の作品です。少し期間が空きましたが、彼にとっての永田先生はきっと次への大きな弾みになると思います。▼私の父も酷い喘息持ちでしたので、発作の出たときの家族のつらさが良く理解できます。本人も息苦しさに苦しめられますので、この病も厄介です。お大事になさってください。
[249] 題名:「戦後から八十年」とたくさんのコメンテーターは戦争しらず≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2023/11/06(月) 23:41
今日の新聞歌壇の『伊藤一彦選』での私の私の作品です。一般全国紙でただ一人2紙の選者をしている『伊藤一彦先生』は、M紙とS紙の選ぶ歌が違います。恐らく意識をして選別をしているように思います。▼其のかみには『戦争を知らない子供たち』のフォークが一世を風靡しましたが、今まさに、物知り気にTVに出てくる評論家は、本物の戦争体験が有りません。▼何だか薄っぺらい正義感を振り回すだけに見えて仕方が有りません。多くの本物の文学、詩歌に裏打ちされた人間学が垣間見ることが出来ません。▼せめて、『宮柊二』の『山西省』くらいは肝に銘じてコメントして欲しいものである。そんな思いを込めて、👆の歌を詠みました。▼『戦争さえなかったら』と未だ、そんな人たちが多く残る現代、未だ戦後は『終わっていない』のである。▼『戦争は残酷である。然しその戦争は未だ続いている。』
[248] 題名:白浜太郎さん、こんにちは。 名前:風太郎 投稿日: 2023/11/06(月) 12:20
メールを頂きありがとうございます。長年にわたり、お勤めご苦労様です。後はゆっくりと充電されて、お互い残された時間を有意義に使って行きたいと思います。▼何時も応援いただき感謝に堪えません。『(人''▽`)ありがとう☆ございます。』
[247] 題名: 名前:呆け爺 投稿日: 2023/11/06(月) 10:51
お孫さんが5歳とは、可愛いさかりですね。
風太郎氏の嬉しい笑顔が思い浮びます。
私の孫は可愛い盛りは過ぎ去り、爺婆とはお義理で付き合って頂けるばかりです。
いつもながら貴兄の歌人の才には、驚嘆するばかりです。おめでとうごっざいます。