[276] 題名: 名前:呆け爺 投稿日: 2024/01/01(月) 08:33
明けましておめでとうございます。
新春早々の大金星、重ねておめでとうございます。
今年も風太郎氏の活躍を楽しみにしております。
ものぐさで怠け者の私は、呆けの道をまっしぐら・・・
お恥ずかしい限りです。
[275] 題名:明けやらぬ熊野古道のひがしよりゆっくり元朝の陽の昇りくる≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2024/01/01(月) 00:28
今朝の新聞歌壇の『元旦号・新春歌壇』の『坂井修一先生』の選による私の入選作品です。▼今年から坂井修一先生が新たな選者に成るのをお聞きした段階から是非にも、新春歌壇にヒットを目指し密かに闘志を燃やしました。▼故郷の「熊野古道」にテーマを決め、ゆっくりと、元旦の景色が立ち上がる様をシンプルに詠みました。▼歌友にも必ずや『秋葉四郎先生』が引退された後は彼が選者に成る可能性を何年も前から予言をしていましたが、こんな、ラッキーな事が続くとは思いませんが、私が歌を続ける限りに於いて、彼とは長いお付き合いになると思います。▼先生には変な小細工はしないで、体当たりで短歌を学んで行こうと思います。こんなワクワク感のある事など想像もしませんでしたが、一機一会、のチャンスと捉え、短歌を愉しみたいと思います。
[274] 題名:雨脚の見える真黒き雲去りて道に残れる雨の境目≫池田裕宣 名前:風太郎 投稿日: 2023/12/27(水) 09:47
今日の新聞歌壇「道浦母都子選」での彼の作品です。歌友の福元幸茂さんから紹介して頂いた、彼の結社で共に勉強している方です。退院後2首目のヒットは励みになると思います。▼この歌壇は未だ写実的な作品を高い確率で採って頂けるので有り難い存在です。▼これで、ほぼ今年の歌壇はこれで終わり来年の1/8日まで、当落にヤキモキする気分から解放されます。▼今、日本の短歌会は『俵万智』さん以来の空前のブームに短歌界は湧いていますが、それだけにジェネレーション、ギャップが広がり選者も将来のためには、優先的に若者に的を絞るでしょう。▼その中を搔い潜り「負けじ魂」で、また来年も駒を進めたいと思っています。
[273] 題名:床に入れば我を待ちわび霊魂(たましい)の近づき来るを一人知るなり≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2023/12/25(月) 10:11
12月の月末は各紙歌壇も1年の作品の中からの優秀賞の発表がある。👆の作品はM紙の『米川千嘉子選』での「優秀賞」の慶子さんの作品です。▼『夫を思い続けた森川さんの作品も生々しい悲しみがあふれていて心打たれた。』▼評にもある様に彼女は私より少し上の方ですが、ご主人が亡くなる、1〜2年前から、夫の衰えて行く様、そして亡くなる様、亡くなった後の思い入れを何首もリアリティに詠い続けた歌友である。▼評にもある様に対象に対してここまで生々しい表現を出来る、慶子さんに軽いジェーラ―シーを感じます。▼人、それぞれの個性とは思いつつ、加齢とともに衰えゆく感受性、創作への意欲、投稿歌の管理、直面する問題をどうクリアーして行くのかが問われる、大台に乗る年齢の壁と戦う1年にと来年はなりそうです。
[272] 題名:やわらかく受け止めくるる白マスク亡夫の名前を呼びつつ歩く≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2023/12/18(月) 09:35
今朝の新聞歌壇の『米川千嘉子選』での彼女の作品です。▼亡くなられたご主人を詠い、かなりのヒット作品を生み出している。それだけ亡きご主人との夫婦生活が、善きにつけ、悪しきにつけ、濃密な充実した日々であったのでしょう。▼ここまでの、夫婦生活を築き上げた彼女に🍻乾杯です。また選者がそれを掬いあげ、エールを送っているのも好感が持てます。▼お互いに立場は変われど残された方は、嫌なことはだんだんと薄れて、良き思い出が日を重ねるごとに重みが増してくることを、彼女の数々の歌が教えてくれているようである。
[271] 題名:幸茂は不憫な奴だとときにこう自分に言いて萎え足さする≫福元幸茂 名前:風太郎 投稿日: 2023/12/14(木) 10:10
今朝の新聞歌壇の『高野公彦選』の彼の作品です。【評】・石川啄木の歌「石川は不憫な奴だ」ときにこう自分で言いてかなしみてみるをふまえて自分の足の衰えをさらりと嘆く。▼彼は、私よりは少し上であるが、職を退き、毎朝、鹿児島の錦江湾の『桜島』を眺め暮らしていますが、啄木を下敷きに、今の心境、境涯を上手く詠まれたなあ―と思いました。▼斯うした、日々には1首のヒット作品が刺激となって張り合いになる事は間違いのないことだと、自分に照らしそう重います。
[270] 題名:孫の名は彩音・心音に希音・奏音シンガー目指した息子(こ)の夢の跡≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2023/12/12(火) 08:40
今朝の新聞歌壇の『米川千嘉子選』での私の作品です。朝日新聞の応援でメジャーデビューしました息子でしたが、ヒットに恵まれず、4人の子供たちの生活の為、会社員になりましたが息子の夢の軌跡です。▼「あやね・ここね・ねね・かなと」と読みます。息子の大きな夢を継いでこの子たちの中から父の夢を引き継ぐ孫が出るかも知れません。▼孫歌はY紙を含め2首採って頂きましたが、もうこれで卒業かなと思っています。
[269] 題名:「よーこちゃん」母が表で呼んでいるアオキの花なら昨日見たけど≫小川洋子 名前:風太郎 投稿日: 2023/12/11(月) 06:55
新聞歌壇『米川千嘉子選』での彼女の作品です。【評】・その名の通り、常緑のアオキは春に赤紫の花をつける。もう中年の作者を幼いころの呼び方そのままに呼ぶ母。作者が昨日を見つけたアオキの花を一緒に喜んでほしいのだ。そんな母の気持ちも良くわかっている作者の口調。母娘ならではの微笑ましさ。▼この歌の素敵な所は、文学のいわゆる〈行間を読む〉という文字に表れない空間を時間を追うごとに景色が立ち上がって来ることだろう。▼何気ない、日常の中に「小津映画」の1場面を見るような景色を醸し出せる彼女の歌は見逃せません。
[268] 題名:リハビリの帰りに一つケーキ買う揺らさないでと真っ赤な苺≫池田敏子 名前:風太郎 投稿日: 2023/12/07(木) 09:05
今朝のSK新聞歌壇『小島ゆかり選』での彼女の作品です。大変なリハビリを終え、続けて2首のヒットは本人にとっては、最高の褒美だと思います。▼それと同時に、教えたことを素直に何とか表現しようとする、彼女のひたむきさが先輩としては、本当に教え概が有ります。▼見事に擬人化が引き立ちました。数詞も巧く効果的に働きました「おめでとうございました」。
[267] 題名:白浜太郎さん、こんにちは。 名前:風太郎 投稿日: 2023/12/06(水) 16:09
今月のブログを拝見しました。六甲のオルゴール館を懐かしく読ませて頂きました。あの山の上あたりには、得意先もあり、四季折々の景色、なかんずく山頂からの瀬戸内は気が安らぎました。▼大宇陀の田舎は未だ日本の原風景が残っていて、子供のころ、D51の線路に耳をあてがったような郷愁を感じます。▼私宅から高速で行けば、半時間で『葛城古道・まほろばの里・桜井・山の辺の道・吉野』とロマンを湧き立たせます。▼今は手軽にホイと出向けませんので、『街道』のYouTubeを見ては、詩心を保っています。六甲は一段と寒くなりますのでご自愛ください。