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短歌掲示板『そよ風』

皆様の詠まれた短歌の作品及び仲間の情報交換にお使いください。
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[385] 題名:日に幾度あなたの名前を呼ぶだらう御飯つぶつぶ私はひとり≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/12(木) 09:35

昨日の『坂井修一選』では、慶子さんと初めて隣り合わせで作品が掲載されました。一連のご主人を亡くされて追憶の1首ですが、彼女の心象が下句で見事に表現されていると思いました。▼一見、何のことかと繰り返し、読んで見ますと、彼女の奥底が、心象が、私の心に、フイットします。▼こんな、言葉を紡ぎだす、彼女の衰えない非凡さは、どこから来るのでしょうか、まったくもって「言い得て妙」だと思います。


[384] 題名:黒潮に櫓がしなるほど漕ぎし日の十五の夏のはるけし昭和≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/11(水) 08:04

今朝の新聞歌壇『坂井修一選』での私の作品です。坂井先生に温めていた1首でしたので、結果がでて、嬉しく思っています。▼早朝に三重県・伊勢市の友人からLINEで『15の櫓を漕ぐ夏、画になります。尾崎豊のバイクに乗る夜と重なり、自分の中学時代に思いを馳せました。』との丁寧に読んで頂いた、有り難い報をもらい、少年時代を懐かしみました。▼貧乏でしたけれど、熊野灘に青春を送れた時期は、私に取っても貴重な時代です。まさに『十五の春に還る術なし、はるけし昭和』です。


[383] 題名:山間の無人売り場に立ちよれば「く」の字「し」の字の胡瓜はおまけ≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/05(木) 09:33

今朝の新聞歌壇『小島ゆかり選』での私の作品です。段々とハガキ投稿はしんどくなって来ましたが『小島ゆかり先生』には随分とお世話になりました。ネット投稿になれば有りがたいのですが。▼下句の≪「く」の字「し」の字の胡瓜はおまけ≫で詩になったと思います。▼奈良県の山間部に仕事で入りますと、卵・山芋・野菜などの、畑で穫れた形が変形した、ふぞろいの農産物がよく売られています。新鮮なのと、安価なので買って帰り、おすそ分けをしましたら、皆さんに喜ばれました。今はなつかしい思い出です。


[382] 題名:夏のよる天神まつり外に出て遥か彼方の音だけを聞く≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/03(火) 10:09

👆の歌は今週の新聞歌壇の「米川千嘉子選」での彼女の作品です。先週のM紙歌壇の米川選に続き2週連続の米川先生でのヒットになりました。「相も変わらず、お元気」だと思いました。▼一見、単なる「遠花火」の景色ですが、天神祭りの固有名詞と、結句の≪音だけを聞く≫が印象に残る1首だと思いました。▼普通は、花火の全体の美観をよみ勝ちですが、下句≪遥か彼方の音だけを聞く≫で彼女の詠みてとしての心象が浮き彫りにされています。


[381] 題名:ほんのりとランタン灯るカフェで聴く「ダニー・ボーイ」に癒されている≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/01(日) 09:54

今朝の新聞歌壇『佐々木幸綱選」での私の作品です。遂に全国3大新聞のこの歌壇も先行の、Y紙・M紙にかなり遅れてネット投稿での受付を今年から始めました。最近の情報によると、週に8千前後の応募があるとの掲載が在りましたが、いよいよもって全国一の、凌ぎを削る、最難関となりました。▼ここでの、ヒットは年に、2首前後と秘かに目標を決めていましたが、「ダニーボーイ」は佐々木幸綱先生も、この歌を愛した時代、採って頂き、本当に嬉しかったです。後、3首目は、今度は永田和弘先生に、写生歌で狙って見たいと思います。心配しました、大阪の台風も、雨風も少なく、熱帯低気圧となり、一安心です。皆様の安寧を祈念しています。気を付けてお暮し下さい。


[380] 題名:紀の郷の地酒の「熊翁」すきだった父しのびつつ盃酌み交わす≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2024/08/28(水) 09:08

今朝の新聞歌壇の『坂井修一選』での、私の作品です。8月は「お盆」亡き父を偲び一献を捧げました。熊楠は熊野が生み出しました、世界の知の巨人、田辺湾を見下ろす、白浜の高台に碑と、共に記念館が顕彰されています。▼「熊翁」は辛口の地元の人気の銘酒、好みの酒です。やはり、短歌における、固有名詞は1首の中で、何とも言えない輝きを放ちます。今回も、その固有の名詞に助けられた1首でした。▼今年は、酷暑の夏でしたが、窓から今朝、空を眺めますと、刷毛で描いたような『刷毛目雲』が空をキャンパスにして流れていましたので、秋が近づいてきたのを感じています。


[379] 題名:雄叫びのスケボー金の堀米よ悲痛なる顔するんだ人は≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2024/08/26(月) 09:10

今日の新聞歌壇の「米川千嘉子選』では同年代の大阪に住む慶子さんが、1席を見事に飾りました。【評】・喜びだけを見るのではない。メダルに懸ける全力性や必死さに「悲痛」さも感じたのだ。印象的なオリンピックの歌。▼人は普通、勝利者の喜びにあふれた景色に👀が行き勝ちですが、慶子さんは、逆手にとって堀米選手の悲痛な顔を切り取りました、そこが彼女の非凡なところで有り手柄でしょう。▼やはり、詠い手は👀に見える表面的な景色もさることながら、隠された裏面を見ぬく力を備えなければ成らないことを、教えて頂いた1首だと思いました。それにしてもお元気、天晴だと思います。


[378] 題名:長持ちも考えないで今日は買ういつも見ているだけの花束≫小川洋子 名前:風太郎 投稿日: 2024/08/25(日) 09:52

今朝の新聞歌壇の『内藤明選』の彼女の2席の作品です。【評】・花屋を通るたびに気にかかっている花束。もしかしたら売れ残っていて直ぐ枯れるかも知れない。しかし、後先のことは考えないで、今日は思い切ってそれを買った。どんな心の動きが作者にそうさせたのだろうか。▼私は、共に短歌を研鑽し合う仲間に、時にはすべてを、詠い込まずに、読者に景色を想像させる余地を残すことも大切なことと言いますが、内藤明先生の『評』にわが意を得た思いがします。▼洋子さんの心の内を「なにやかや」と思い巡らすだけで幾重にも景色が広がってゆきます。31音『あなどる勿れ』短歌と言う文芸の、愉しさであり、難しいところです。


[377] 題名:一歳の孫の「あーあ」を思い出す帽子の試着に疲れてしょげて≫小川洋子 名前:風太郎 投稿日: 2024/08/21(水) 09:11

今朝の新聞歌壇の『道浦母都子選』での、彼女の作品です。私もしばらく孫歌を詠んでいませんが、こうした景色を読ませて頂きますとつい、歌に重ね合わせて、ほっこりとする自分がいます。▼幼い子供たちの行動は計算されていない分、意表を衝かれる場合が多い。👆のお歌の結句の≪疲れてしょげて≫の1首の終え方と初句の数詞の使い方が、好いなあーと思いました。


[376] 題名:自らも施設の介護うけ居しに友の世話する姉は生き生き≫池田裕宣 名前:風太郎 投稿日: 2024/08/14(水) 09:31

今朝の新聞歌壇の『道浦母都子選』での彼の1席の作品です。【評】・こんなケースはあるのだろう。かって介護を受けていた姉が、今度は友人の世話をする立場に。その時の姉は「生き生き」。この結句が生きた一首。▼作者の年齢は85歳とお聞きしているので、恐らく、お姉さまは、90前後で有ろうと察します。やはり人と言う存在は利他のために、身体・心を動かせば、自分自身も元気を頂けるということだろう。そこのところを見ごとに切り取った1首だと思いました。▼『人前を照らせば、我が前照らされる』ビクトル・ユーの有名な至言である。池田さんの短歌は派派手さは有りませんが、じっくりと効く漢方薬のような趣が有ります。




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