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短歌掲示板『そよ風』

皆様の詠まれた短歌の作品及び仲間の情報交換にお使いください。
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[395] 題名:ぼやけてるコロナの舌にはっきりと旨いがわかる母のぬか漬け≫小川洋子 名前:風太郎 投稿日: 2024/10/13(日) 09:34

今朝の新聞歌壇の『栗木京子選』の彼女の1席の作品です。【評】・新型コロナウイルスに感染して味覚が衰えてしまった作者。「ぼやけてる」と舌の感覚を表したところに実感がこもる。だが、そんな作者にも母のぬか漬けのおいしさははっきりとわかる。「旨いがわかる」がじつに力強い。▼上句の景色に下句の見事な景色の展開は、納得のゆく、流石に彼女の真骨頂だと、兜を脱ぐ思いがします。▼思えば私も帰郷の折に、宵漬けされた母の茄子の丸漬けを、指で引き裂き食べたあの美味さは、いま尚、舌が憶えています。洋子さんのお歌は、何気ない景色の中にある強烈なリアリティが大好きです。必死に学び後を追いますが真似のできることでは有りません。


[394] 題名:亡き夫と顔は違へどたましひの透けて見ゆれば夢路に恋す≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2024/10/08(火) 07:34

昨日のM紙歌壇の「米川千嘉子選」の彼女の作品です。ここしばらく、続く彼女の亡き夫への恋慕の1首です。▼過去の歌壇の掲載歌を鑑みますと、信頼に基づいた、持ちつ持たれつの夫婦関係が垣間見える、羨ましい限りの結婚生活で有ったのでしょう。▼ここまで、多くの歌にされ、死後も想いの絶えない、夫とは、生前にいかばかりの優しさの持ち主で有ったのであろうか。私などは爪の垢を何度も煎じて呑まねばならぬと、深く反省をしてしまいます。▼幸か不幸か、連れ合いは、歌を詠みませんので、後ろ髪を引かれるような、想いはまさか、無いとは思いますが、それにしても、羨ましい限りです。


[393] 題名:五日間あずけし文鳥かえり来てプラの容器で水浴びをする≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2024/10/07(月) 09:50

昨日の新聞歌壇の「米川千嘉子選」での洋子さん同じくヒットした作品です。▼このお二人は、古くから米川先生と作品を通して、相通ずる、姉妹みたいな感じがします。▼何の特筆すべき景色では有りませんが、五日ぶりに帰った文鳥が水浴びをする、家族同然の自然な振る舞いが、可笑しさすら感じさせます。ここら、あたりが、彼女の巧みなところであろう。初句の数詞と結句の≪水浴びをする≫がとても良いと思いました。▼彼女は今朝のM紙歌壇の「米川千嘉子選」にも掲載されました。


[392] 題名:米不足に主婦であること思いだし工夫と段取り思案重ねる≫小川洋子 名前:風太郎 投稿日: 2024/10/06(日) 09:49

今朝の新聞歌壇の「米川千嘉子選」の彼女の1席での作品です。【評】・私の近所のスーパーでも米不足は続いている。十分すぎるくらいあるのが当然と安心しきっていたのを改めて思う。思えば野菜も何もかも値上がりしていて、こちらも節約の工夫が必要。それこそ真の主婦の役割、そんなことも忘れていたいう自嘲の気分も。▼このような、歌が並ぶ今日の歌壇は、私達、男の詠み手は出る幕は有りません。我が家はす数十年来、秋田の大規模、コメ農家から直接に買っていましたが、突然、在庫が底をついたのでと、連絡が入り、慌てましたが、何とか急場を凌ぎましたが、先日やっと秋田から新米が50キロ届き、値段もそんなに、値上がりもなく、長いお付き合いが、功を奏しました。▼洋子さんの主婦👀線の感覚は、地についた重みがあり、👀の行きどころ、掬いどころが、何時もながら上手いと感心いたします。


[391] 題名:AIに「恋の短歌」とキー打てば次つぎ出てくるチャットは怖い≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2024/10/02(水) 07:23

今朝の新聞歌壇の『坂井修一選』での、私の1席の作品です。【評】・評判のチャットのGPTに短歌を作らせてみた。すると、出るは出るは。最初は面白がっていたかもしれないが、本気でAIが怖くなってきた。▼👆の歌は、東大名誉教授であり、情報理工学者である、先生を意識して詠ませて頂きました。▼それに、答えてくれました、坂井先生に感謝です。月初めの、こんな朗報は気分が、浮き立ちます。また、頑張って行こうと言う気分が心に満ちて来ます。▼近い将来には、恐らくは、プロの歌人、選者も、人が機械が詠んだ短歌を区別することが、出来ない時代が来るかも知れません。そんな時代を見たくは有りませんが、その時は文芸そのものの危機であることは言うまでも有りません。


[390] 題名:ゆっくりと日照雨(そばえ)は虹をはらみつつ「天橋立」空へとつなぐ≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/30(月) 07:16

昨日のA歌壇の2首掲載の『佐々木幸綱選』の私の作品です。この写生歌も少しは景色を大きく詠えましたので、巧く行くとヒットの可能性を心の片隅に秘めていました1首でした。まさか、ダブル、ヒットとは夢のようです。▼奥丹後は『伊根の舟宿』を含め数え切れないほど、訪ねましたが、歌のような景色は1度だけ体験しました。▼大阪もようやく、朝晩が涼しくとっても凌ぎ易くなりました。これからは、近くの大和路が本格的な秋を迎えます。「磐余道」「山の辺の道」明日香の里、葛城古道、想うだけでも、詩心が騒ぎます。又、人括りをつけて、記憶に残る歌を31音に託したいと心新たに詠んでゆきたいと思います。


[389] 題名:紀の郷の潮の岬にたたずめば一八〇度われだけの海≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/29(日) 09:00

9/1日、この欄にA歌壇のヒットの折に今年最後は、写生歌で『永田和宏選』で狙って見たいと書き込みましたが、それが何と『永田和宏選』1席で実現しました。【評】・池中さん、岬の端に立った時の実感「一八〇度われだけの海」の端的な表現がいい。▼まさに、あの時に誓った心意気が言霊となり、今朝のA歌壇で実現しました。それと同時に、もう、ビックラポンです、『佐々木幸綱先生」にもヒット、2首同時の掲載されました。盆と正月が一度に押し寄せたような心持です。▼文芸部から、葉書の値上がりを見据えた上の、ネット投稿を開始した旨の記事もありましたが、その、心遣いに感謝しています。▼さらに、写生歌を磨きたいと思います。固有名詞と数詞が効果的に働きました。


[388] 題名:カメムシを直につかみたる掌で時には豆腐をその手に載せる≫小林貴以子 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/27(金) 07:14

昨日、私と同時に掲載されました、新聞歌壇の『永田和宏選』での彼女の作品ですともに短歌を研鑽しあう歌友で、久しぶりのヒットはさぞ、嬉しかったことと思います。▼カメムシは、「クサムシ・こき虫・ヘッピリ」と呼ばれ、悪臭をはなつことで知られる害虫です。▼今年は全国的に発生、我が宅にも押し寄せました。👆のお歌ですが、上句の景色に、人間の営みは、同時に相反する行為が茶飯事に起きる、可笑しみを、詠った1首だと思います。そのギャップを上手く掬い取りました。ますますの活躍を期待したいと思います。


[387] 題名:最後にと缶のピースをくゆらせて還暦またず父は旅立つ≫池中健一 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/26(木) 08:37

今朝の新聞歌壇の『永田和宏選』での私の作品です。「缶のピース」の固有名詞が効果的に働きました。喫煙の習慣を持たない自分でさえ、あの独特の良い香りは、何とも言えません。そこに、想像が及ぶところに1種の詩情が生まれたと思います。▼大阪も、朝晩はめっきりと秋らしくなって参りました。先日の十五夜の見事な満月を眺めました。気分も新たに、作歌にいそしんで行きたいと思います。


[386] 題名:愛こめて吾に買いくれし指輪なり逝きたる後にそを嵌め忍ぶ≫森川慶子 名前:風太郎 投稿日: 2024/09/22(日) 09:41

今朝の新聞歌壇の「大辻隆弘選」での彼女の作品です。連れ合いを亡くされて、折々に掲載される、追慕の1首である。▼私とも同年代である為でもあろうか、少しも嫌みが無く、指輪を嵌め忍ぶ情景が👀に浮かびます。▼連れ合いを亡くされた友人からも良く、先に旅立たれた切なさを聴く事が良く有りますが、その無念さは想像にするだけでも、胸が痛くなります。結句の『忍ぶ』の漢字の選び方も適切である。▼人間の抱える宿命は己の一存で替えられる代物ではありませんが『断じて連れ合いよりは先に逝きたいと思います』。合掌。




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