[416] 題名：コーヒー派の三人家族に紅茶派のお嫁さん来て初めての夏≫山崎美加 名前：風太郎 投稿日： 2024/11/30(土) 10:28
👆のお歌は『大口玲子選』での彼女の作品で「天・地・人」の評価で『天』を頂きました。《評》新たな家族を迎え、嗜好や習慣の違いをあらためて実感しつつお互いを尊重しているのだろう。これまでのアイスコーヒーに加えて一人分の冷たい紅茶も用意されたなごやかな時間を想像した。▼和やかな、良い雰囲気を漂わせる、家族の景色を掬い採った、素敵な１首だと思いました。初句も数詞も上手く、効いていて、結句が余韻の残します。▼こんな家族の歌が詠める環境をうらやましく感じ、今後に期待をしています。
[415] 題名： 名前：色呆け爺 投稿日： 2024/11/28(木) 21:54
産経歌壇、拝見させていただきました。
いつもながら、上手に詠んでおられる事と感服しています。
子供の頃の田舎生活を思い出しました。
[414] 題名：そのかみはお酒もお米も計り売り子供がゆけば桝目も甘く≫池中健一 名前：風太郎 投稿日： 2024/11/28(木) 09:20
今朝の新聞歌壇の『伊藤一彦選』での私の作品です。昨日、白浜太郎さんが板に尋ねてくれましたので、彼宅の新聞に今日は掲載されるような予感がしていましたら、想いが的中しました｡▼私どもが子供のころは、味噌も豆も、ポマードさえも量り売りでした。その景色を思い出し歌にしましたが、伊藤先生が共感してくれました。▼１１月はお陰様で気分よく閉じることが出来ました。全国紙ではこの歌壇だけが、葉書投稿ですが、書くことは頭の為には良いことと、励んでいます。
[413] 題名：白浜太郎さん・こんにちは。 名前：風太郎 投稿日： 2024/11/27(水) 11:17
何時も、応援して戴き「ありがとうございます」。この度の兵庫の知事選をあなたの、ブログと共に見させて頂き、太郎さんの自説の鋭さを、再確認致しました。まるでドラマを見ているような、今回の選挙でした｡▼神戸の山の方もこれからは、うんと寒くなってきます。どうか、お身体をご自愛くださいませ。段々と体もあちらこちらが悲鳴を上げる状態ですが、短歌を詠むことでつかの間の、安らぎを感じています。▼無理をなさらず、どうか奥様ともども、煙草もお酒も飲みながら、仲良くお暮し下さい。深く念じています「ありがとうございました」。
[412] 題名：おめでとうございます 名前：色呆け爺 投稿日： 2024/11/27(水) 09:17
風太郎氏の頑張り（歌才）には、驚嘆し敬服いたします。
来月も入選され、連読入選の記録を伸ばしていただけるのでしょう。
天候不順が続いていましたが、遅ればせながらも冬将軍が近づいて来た様です。風邪など召さぬ様、ご留意ください。
[411] 題名：「振り向くな後には夢がない」と言ういつも洒落てる修司の言葉≫池中健一 名前：風太郎 投稿日： 2024/11/27(水) 08:58
今朝の新聞歌壇の『坂井修一選』での私の作品です。【評】・寺山修司の言葉はいつも格好よく、多くの若者を引きつけた。それはそれとして、高齢となった作者は、過去を思うことの豊かさも認めている｡▼👆の歌はちょっぴり、自信のあった歌でしたので、坂井先生に上位で採って頂き感謝に堪えません。▼今年、１月から連続で採られていましたが、今月で潰えるのかと思ってましたが,最週曜日の歌壇で自分の作品を読んだとき、何とも言えない喜びが込み上げて来ました。▼後、１ヶ月を残し、１年連続入選の夢が叶えられたら、まさに詠い手、冥利に尽きると思います。
[410] 題名：昼すぎの電車で居眠る若者のスマホはついにすべり落ちたり≫森川慶子 名前：風太郎 投稿日： 2024/11/24(日) 09:51
新聞歌壇の「大辻隆弘選」での彼女の作品です。【評】・電車の向かい側の席に若者が座っている。秋の昼下がり。暖かい日差しを浴びてウトウトしている。頭が揺れる。膝の上に置いたスマホが今にも滑り落ちそうだ。あぶない、と思った刹那、はたしてスマホが床に落ちる｡▼11月の慶子さんは調子が良さそうである。電車のなかの、何気ない風景であるが、見た儘を見事に歌にしていらっしゃる。その観察眼に脱帽しました。私などはとても、そんな景色は掬い取ることは出来ません。▼そこいらに、歌の材料は転がっていることを、教えて頂いた１首でした。
[409] 題名：かき氷機レトロなくまはオレンジ色回せばクルッと目を動かせり≫山崎美加 名前：風太郎 投稿日： 2024/11/20(水) 10:14
新聞歌壇の『坂井修一選』での彼女の作品です。👆のお歌は下句の「回せばクルッと目を動かせり」が良いと思いました。つい見逃しそうな景色に一瞬、👀が向いた作者の手柄だと思います。▼加齢とともに、大きな景色は気付くことは出来ても、小さな一瞬の景色には鈍感になって来ます。厄介なことですが頑張って取り組みたいと思います。
[408] 題名：亡夫の名を呼ぶに理由はいらずして朝な夕なに鳥鳴くごとく≫森川慶子 名前：風太郎 投稿日： 2024/11/18(月) 09:20
今朝のＭ紙歌壇『米川千嘉子選』での２席の彼女の作品です。【評】・夫亡きのちの日々。昔と同じように心は一緒にいるのだ。結句が切ない｡▼今朝は、洋子さん＆慶子さんのダブルヒットの朗報です。▼文芸の基本は「創作（フィクション）」とは良く聞く先人の言葉である。私もその通りと共感していますが、やはり彼女らの詠う中のリアリティーの持つ世界には事実のみがもつ凄さを感じさせます。リアリティーの世界の中に、いかに詩情を生み出して行くのか、下句の景色が余りにも切なく想います。「おめでとうございました」。
[407] 題名：秋華賞の予想当てたと言うて来る母の風邪引きだいぶよくなる≫小川洋子 名前：風太郎 投稿日： 2024/11/18(月) 08:28
今朝のＹ紙歌壇『栗木京子選』での彼女の作品です。まさに、いつもの洋子さんらしい、詠いぷりっである。▼上句の景色と下句の景色は、全く違ってますが、その距離感は絶妙である。そして見事につながりあってる、母と娘の情感溢れる、１首だと思いました。慶子さんや洋子さんの活躍は本当に刺激になり、創作への励みになります。「おめでとうございました」。