 阪神からドラフト4位指名を受けた九産大の西村憲投手(22=福岡工大城東)が、「番長ボディ」で先発ローテ争いへの参戦を表明した。24日、福岡市内のホテルで契約金6000万円、年俸840万円(金額はともに推定)で仮契約を結ぶと、自身をプロの世界へと導いてくれた横浜三浦に感謝するように、1年目からの活躍を誓った。
「大学1、2年のときに三浦さんが書かれた本で、食生活について学びました。それで食事中にサプリを摂るようになった。早く1軍で投げられるようになりたい」。高校時代は控え投手だったが、飛躍へのバイブルがあった。大学進学後に三浦著書の「心・技・体」を読破。秘めた才能が開花し、プロの道へと進むきっかけにつなげた。
その三浦は今オフ、横浜から阪神へのFA移籍が確実視されている。プロ入りの恩人と同じマウンドに立つチャンスを得たことに「一緒の舞台でやれれば光栄ですね」とワクワク。小学校時代には空手道場にも通い、黒帯で2段の腕前を誇る。プロレス好きで知られる三浦と格闘技談義で意気投合すれば、本職の野球の方でもさらなる“援助”を得られる可能性が高い。西村が番長との「共闘」を支えに、プロの世界で大暴れする。
2008年11月25日 (火) 22時03分
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