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[140] 魔女っ娘は何度でもフルスイング〜第三話〜
光月星雨 - 2006年01月22日 (日) 17時05分

どうもお久しぶりです〜。
一ヶ月近く放置して申し訳ありません…っ!!(土下座)
ちょっと『俺の屍を越えてゆけ』っつーPSゲームにマジハマリしてたもんで(言い訳)。
友人に聞いても100%知らないと云われるのですが…誰か知らないですか?俺屍。
さて、それはさておき…NANA様&フロッグ様、またもや有難う御座います!!てか、『足元にも及ばない』とか止めて下さいそんな///
今回はなぜか前後に分かれてのお話。
ビュティさんの使い魔は誰なのか……今回で判明♪
では、『魔女フル』(略称決定)本編どうぞ!!

―――魔女っ娘は何度でもフルスイング―――
       〜第三話・前編〜

……ってな訳で今、私は『使い魔ギルド』の建物の前に居る。

ちなみに学校から徒歩30分。近いのか遠いのか微妙だよね。

初めて来たけど、思ったより小さい建物なんだなぁ……そこそこ大きな家って感じ。

じゃ、いい加減入ろっか。

「お邪魔しまーす。」

ちりんからんから―――ん……

ドアが開いて、ベルが鳴った……瞬間。

『は―――――――い!!!』

「きゃああああ!?」

小さい何かが…正確に云うと、黄色いボールに顔と手足が付いたみたいな生き物が突進して来た!しかもたくさん!

「こちら使い魔ギルドでーす!」

「なにか御用ですかー!?」

「僕達、ギルドの受付やってる『コパッチ』でーす!」

コパッチ、って名乗った子達が次々と喋ってきた。

可愛いけど…受付、こんなに居なくていいと思うんだけど。

「は、はあ……あの、『使い魔』になってくれる人を探しに来たんですけど。」

「そーですかー!」

「今、記録係を呼びまーす!」

「おーい、ハロンオニー!お客さんだぞ――!」

え?記録係はコパッチじゃないの?

「……はい、先輩方!」

返事と共に奥から走って来たのは…あれ?やっぱりコパッチだ。色違うけど。

――――ボンッ!

「わっ!」

えっと、何が起きたのかと云うと…

ハロンオニ、って呼ばれたその色違いコパッチはいきなり12歳ぐらいの男の子に変身した。しかも、『人間が』変身魔法を使ってたんじゃない。

だって、変身魔法を使ってた人間の男の子に先が尖った…いわゆる『悪魔』の尻尾が付いてるなんて事は無いから。

「……何?いきなりジロジロ見ないでくれる?」

ちっちゃいのに態度でかいね、この子……

「お前にびっくりしたんだよ、ハロンオニ!でしょ?お客さん!」

「凄い?こいつもコパッチの一員なんだ。『悪魔』の子供がこんなとこに居るなんて思わなかったでしょ?」

「うん」

私は、素直に即答した。

だって『悪魔』って凄く有名で、凄くランクが高い種族だから。

悪魔族の中にも色々種類があるけど、みんな強い。

「……で、それはどーでもいいから。この紙に名前とか書いて」

「あ、うん。」

やっぱ他のコパッチに対する態度と違うなぁ…

とか思いながら記録用紙に記入事項を書いてると、ハロンオニ君が口を開いた。

「……ああ、あんたエターナルの奴か。あの爆撃兵器が教頭やってる学校」

「はは…そうだよ。行事で選ばれたの」

ハロンオニ君は、ちょっと何か考え込んでから言った。

「じゃ、向こうの面接室の前で待ってな。ちょうど面接官が使い魔希望の連中の面接やってる。その面接官にエターナル生だって話しとけ。面白い事になるから」

「え…?う、うん」

ちょっと最後の言葉が引っかかるけど、私は素直に面接室の前で待つことにした……

―――――――――――――――――――――――――――――
「―――あれ?おい、ハロンオニ」

「はい、何ですか先輩?」

「いーのか?『あいつ』……たしかエターナルの教頭の事メチャクチャ恨んでるんじゃなかったっけ」

「面白いかなと思って」

「そっか。そーだな」

(後編に続くナリよキテレツ)

ギルド面接官の『あいつ』の正体…もうお分かりですか?(笑)
後半をお楽しみに!



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