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「何や?ナギ、外出するなんて珍しいやんか。」 ウチの言葉にムカッという表情を見せ、ツンと一言。 「うるさい。」 ツンツンしとるこいつは、ウチの相方、三千院家の一人娘の三千院ナギや。 で、隣におるのが、その執事の綾崎ハヤテ(借金執事)とメイドの、マリアさんや。 まぁ、知っとるやろうけど・・。
「で・・?何や?」 それを聞くと、ブスクレとった顔は真剣な顔に変わって、 「いや・・その・・何だ・・その・・サク、今日、変な夢見なかったか?」 と口にした。 やっぱその話か・・・。確かにウチは、その、‘変な夢’を見たんや。 「・・あぁ。見たで・・でも・・ナギがそれを知っとるっちゅー事は・・・ナギも・・見たんか?」 あの夢にはナギも出てきとったからなぁ・・。 ちょっと俯いて答えるナギ。 「ん?ぁあ。まぁな・・。」 顔を上げて、眉を顰める。 「ハヤテもマリアも見たと言っておったから・・。」 借金執事とマリアさんを交互に見つめると、コクリと頷いた。 そのみんなが見た夢っちゅーのは・・・ ‘’
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